ベルギーの果樹地帯をハイキング、〆はビールで
天気が不安定な昇天祭の週末だったが、予定通り、土曜日午後にハイキングを決行した。
今回選んだのは、ベルギーの果樹地帯ハスペンゴウ地方である。りんご、梨、さくらんぼ、プラム
などの花見の時期には少々遅く、ほとんど咲き終わっていたが、場所や種類(不明)によっては満開
のものもあった。
これは、2週間前、家の前庭で満開だった桜桃の木。
ハッセルトとシント・トロイデンの中間にあるウェレンという村を基点とする14.5キロのコースを選んだ。
ほとんど平坦で上り下りがないにしろ、午後から歩き始めたのでかなり早足で歩くことになり、花見は
おろか、果樹の写真を撮っている暇もなかった。
それで、この記事はハイキングではなくベルギーの地ビールその他がメインになる。
コーレンという村にあるマリエンロフという女子修道院の中庭
この辺りは、14,5年位前に子供連れでハイキングしたものだ。女子修道院のカンティーンでは、
名物の手作りタルトを供してくれた。それを作っていたシスターは亡くなり、他のシスター達も高齢の
ため、現在はパン屋に委託して焼いてもらっているという。りんごやチェリーなどフルーツの入った
フラーイという薄いタルトである。
ピーテル・ブリューゲルの『ネーデルラントの諺』(1559年)(ベルリン国立美術館)
には左の家の屋根の上に乗っかったフラーイが描かれている。
パン生地を薄く延ばした台に、果物のコンポートを載せて焼いたパイがフラーイ。
オランダ南部のリンブルフ州やベルギー各地で今でも極普通に作られている。
息子ブリューゲルによる、この絵のコピーをアントワープのロコックスの家で観たばかりなので、
描かれたフラーのことを思い出したのだった。
教会の後陣にくっついた形で建てられた小さな窓のカンティーンがある。
あいにくと土曜休業なので、フラーイは食べられなかった。
ハイキングの途中、別の村の教会脇にあるカフェで休憩。地ビールのクリークを飲んだ。
クリークは、さくらんぼで味付けしたベルギー独特のビールである。
特にこの辺りは果樹栽培地帯なので、地ビールらしさも味わいもひときわだ。
このビールを選んだのは、アルコール度が3.5%と低いからである。
さくらんぼの果汁入りなので甘酸っぱく、色もジュースのようだ。
シント・トロイデンにある醸造所Wilderenで作られたもの。次回は
この醸造所を訪問・見学してみたいと思う。
休憩を含めて3時間で14.5キロのハイキング・コースを一周した。
そのあと、夕飯をとるため、シント・トロイデンの町に向かった。
マルクト広場に建つ聖母教会の背後に虹
マルクト広場にあるカフェ・レストランの一軒で出す小エビのクロケットは、ベルギーのリンブルフ州で
一番美味しいとベルギーの新聞か何かで評価された。そのカフェがどこだったのか、忘れてしまった。
それで、雨宿りとして適当に入ったカフェ・レストランで小エビのクロケットを頼んでみた。
ベルギーのカフェ・レストランではメニューにあれば必ず頼みたくなるのが
小エビのクロケットである。ここのは、クロケット自体はまあまあ普通だが、
上に乗っかった小エビ入り野菜サラダとドレッシングが美味しかった。
お相手は、やはり地ビール。近くのケルコムという村にある
ビンク醸造所のビール。ブロンドは、辛口ピルスという感じで
なかなかイケル。この醸造所も14,5年前に訪問したことがある。
敷地内の地下水を使っているとても小規模の醸造所で、自然派。
シント・トロイデンのマルクト広場中央に建つ鐘楼のある市庁舎と
右に聖母教会。左奥は、ロマネスクの塔だけ残った修道院跡。
広場から一筋離れた通りにも立派な教会が。
ベギン会修道院もあるし、町の中心にやたらと教会が多い。
今回選んだのは、ベルギーの果樹地帯ハスペンゴウ地方である。りんご、梨、さくらんぼ、プラム
などの花見の時期には少々遅く、ほとんど咲き終わっていたが、場所や種類(不明)によっては満開
のものもあった。
これは、2週間前、家の前庭で満開だった桜桃の木。
ハッセルトとシント・トロイデンの中間にあるウェレンという村を基点とする14.5キロのコースを選んだ。
ほとんど平坦で上り下りがないにしろ、午後から歩き始めたのでかなり早足で歩くことになり、花見は
おろか、果樹の写真を撮っている暇もなかった。
それで、この記事はハイキングではなくベルギーの地ビールその他がメインになる。
コーレンという村にあるマリエンロフという女子修道院の中庭
この辺りは、14,5年位前に子供連れでハイキングしたものだ。女子修道院のカンティーンでは、
名物の手作りタルトを供してくれた。それを作っていたシスターは亡くなり、他のシスター達も高齢の
ため、現在はパン屋に委託して焼いてもらっているという。りんごやチェリーなどフルーツの入った
フラーイという薄いタルトである。
ピーテル・ブリューゲルの『ネーデルラントの諺』(1559年)(ベルリン国立美術館)
には左の家の屋根の上に乗っかったフラーイが描かれている。
パン生地を薄く延ばした台に、果物のコンポートを載せて焼いたパイがフラーイ。
オランダ南部のリンブルフ州やベルギー各地で今でも極普通に作られている。
息子ブリューゲルによる、この絵のコピーをアントワープのロコックスの家で観たばかりなので、
描かれたフラーのことを思い出したのだった。
教会の後陣にくっついた形で建てられた小さな窓のカンティーンがある。
あいにくと土曜休業なので、フラーイは食べられなかった。
ハイキングの途中、別の村の教会脇にあるカフェで休憩。地ビールのクリークを飲んだ。
クリークは、さくらんぼで味付けしたベルギー独特のビールである。
特にこの辺りは果樹栽培地帯なので、地ビールらしさも味わいもひときわだ。
このビールを選んだのは、アルコール度が3.5%と低いからである。
さくらんぼの果汁入りなので甘酸っぱく、色もジュースのようだ。
シント・トロイデンにある醸造所Wilderenで作られたもの。次回は
この醸造所を訪問・見学してみたいと思う。
休憩を含めて3時間で14.5キロのハイキング・コースを一周した。
そのあと、夕飯をとるため、シント・トロイデンの町に向かった。
マルクト広場に建つ聖母教会の背後に虹
マルクト広場にあるカフェ・レストランの一軒で出す小エビのクロケットは、ベルギーのリンブルフ州で
一番美味しいとベルギーの新聞か何かで評価された。そのカフェがどこだったのか、忘れてしまった。
それで、雨宿りとして適当に入ったカフェ・レストランで小エビのクロケットを頼んでみた。
ベルギーのカフェ・レストランではメニューにあれば必ず頼みたくなるのが
小エビのクロケットである。ここのは、クロケット自体はまあまあ普通だが、
上に乗っかった小エビ入り野菜サラダとドレッシングが美味しかった。
お相手は、やはり地ビール。近くのケルコムという村にある
ビンク醸造所のビール。ブロンドは、辛口ピルスという感じで
なかなかイケル。この醸造所も14,5年前に訪問したことがある。
敷地内の地下水を使っているとても小規模の醸造所で、自然派。
シント・トロイデンのマルクト広場中央に建つ鐘楼のある市庁舎と
右に聖母教会。左奥は、ロマネスクの塔だけ残った修道院跡。
広場から一筋離れた通りにも立派な教会が。
ベギン会修道院もあるし、町の中心にやたらと教会が多い。
by didoregina
| 2013-05-13 16:08
| ベルギー・ビール
コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。
by didoregina
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プロフィール
名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem
オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem
オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。
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