人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない

サルデーニャ北部のエメラルド海岸は、世界のフゴーの遊び場だから物価はめちゃ高、という
イメージが刷り込まれていたので覚悟はしていた。また、湾内に錨を下ろして停泊することが多い
から、現金を多めに持って行くよう事前に言われていた。
確かに、チャーター代金、デポジットや保険およびフロティッラ料金、マリーナ停泊料などは、
クロアチア、ギリシャ、トルコに比べたら高い。でも、それはイタリアの物価から推し量れば
妥当な値段といえる。
それ以外の物価は、オランダから来るとめちゃ安に思えた。

物価の比較材料として一番判りやすいのは食べ物だ。

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_544269.jpg

     ムール貝とアサリのサルデーニャ風スープ

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_5465673.jpg

     イカの網焼き

親子4人でレストランで外食した場合、飲み物込みで一番高かった時でも140ユーロだった。
出発港に到着した晩にフロティッラ参加者顔合わせの意味もあり、リーダーが予約して
くれたレストランは、前菜各種、パスタ4~5種、イノシシの煮込み、子豚の丸焼き、野菜、
チーズなどがタパス風に次々に出てきて、ワインと水は飲み放題、デザートにコーヒー、
食後酒まで込みで、一人35ユーロというものだった。
オランダでは考えられない値段である。

上の写真2枚は、2日目に行ったレストランで注文したもの。前菜と主菜、もしくはパスタなど
皆それぞれ好みに応じて別々のものを選んだが、トータルで85ユーロだった。ワイン込みで
4人分の食事代金である。
オランダでは、中華レストランでもこの値段は難しいだろう。

それ以外の日の外食も全てその間の値段で収まった。平均したら110ユーロくらいになろうか。
しつこいが4人分である。


エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_633997.jpg

       富豪たちの集まるポルト・チェルボのマリーナ。

サルデーニャで物価が高いのは、ポルト・チェルボ周辺だけなのではないだろうか。

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_612141.jpg

       ポルト・チェルボにある別荘群の外観は目立たず控えめ。


ポルト・チェルボから山一つ越した岬の奥にある湾内に、昼食と昼寝のために錨を下ろした。

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_6201899.jpg

       アンカー・ブイが設置してあり、メガ・ボートも来る美しい湾だが、
       ブイの係留料金を聞いてびっくり。一晩500ユーロとか。

風が強かったが、昼食と昼寝だけだからブイには係留せず錨を下ろしただけだったので、
料金は徴収されなかったが、コントロールのゴム・ボートが巡回してきた。

エメラルド海岸セイリング記その2 サルデーニャの物価はさほど高くない_c0188818_6154899.jpg

       お昼の定番は、カルボナーラやツナとトマトのパスタ。
       電気があるところでないと冷蔵庫が使えないから、
       保存のきく材料で作るしかないのだ。


さて、昼寝を終えて錨を上げようとすると、我らのヨットが錨を下ろした場所の上あたりに大きな
モーター・ボート(クルーザー)がいつの間にか停泊している。錨を上げつつ辿り進むと、その
モーター・ボートのすぐ脇まで来てしまった。
大きなクルーザーには、錨専用クルーもいる。その人が顔を青くして、ぶつかっても大丈夫な
ようにフェンダーを出したりしている。
ぐるりとクルーザーの周りを回ってなんとか錨を上げることが出来たが、なんでアンカー・ブイに
留めないんだろう、と怪訝に思った。
後でリーダーにそのことを話すと、ブイの料金がめちゃ高だから、ということだった。
大きなクルーザーを持っててクルーにも不足しないフゴーなんだろうから、昼食のための停泊
料金500ユーロくらいケチるなよ、と思った。



       
by didoregina | 2011-07-25 23:36 | セイリング


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


by didoregina

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

プロフィール

名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


以前の記事

2020年 09月
2018年 04月
2018年 03月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 08月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

タグ

最新のトラックバック

カテゴリ

全体
バロック
映画
オペラ実演
オペラ映像
オペラ コンサート形式
着物
セイリング
コンサート
美術
帽子
マレーナ・エルンマン
イエスティン・デイヴィス
クイーン
CD
20世紀の音楽
旅行
料理
彫金
ビール醸造所
ベルギー・ビール
ハイ・ティー
サイクリング
ダンス
ハイキング
バッグ
教会建築
カウンターテナー
演劇
未分類

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧