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シレンツィオなチレント  チレント海岸とエオリア諸島をセイリング その2

サレルノから南の海岸は、コスタ・チレントと呼ばれる。
北に向かえば、天下の景勝地として有名なアマルフィ海岸がある。
2週間のセイリングだから、普通だったらカプリとか、ポジターノとかにも足を伸ばすだろう。
しかし、われらのフロティッラは、そういう有名どころは全く無視してひたすら南を目指すのだった。

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最初の一週間は、チレント海岸の小さな町アグロポリ、アッチャロリ、カメロータの港への係留と、
静かな入江での投錨とが、ほぼ一日おきだった。
港では水や燃料・食糧の補給ができるし必要なのだが、町も続くと飽きてくる。
俗塵や浮世から離れ自然に抱かれた澄んだ入江の方にずっと惹かれる。

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                 アグロポリかアッチャロリ。
                 海から眺める町は、どこも似ている。

アマルフィをうっちゃってチレント海岸までやってくる観光客は少ない。セイリングする物好きとなると
もっと少数派だ。
今回2週間ワンウェイのフロティッラに参加したヨットはなんと3隻。リーダー船を含めても4隻という
非常に小さな船団だ。
立ち寄った港自体、どこも小さくて、ヨットの数は非常に少ない。

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  アッチャロリの港。ヨットも漁船もモーターボートもフェリーも仲良く一つの埠頭に停泊。


港や町の規模が小さいのは、過疎の南イタリアだから想像がついた。
しかし、驚いたのは、海に出ると、一日航行しても帆影がほとんど見えないことだ。
たま~に、漁船に出会うくらいで、水平線に及ぶまで、わたしたちのフロティッラ3隻以外のヨットの
姿が見えないのだ。

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                岸壁に泡だつ白波が、遠くからは船のように見えたのだが。


ここは、チレント海岸ならぬシレンツィオ海岸と呼ぶべきではあるまいか。
それで、思わず頭に浮かんだのは、バロックのナポリ古謡Silenzio d'amuriだ。
映画Tous les Soleils のサントラとして使われたのが印象に残る、ラルペッジャータの演奏と
マルコ・ビーズリーの歌。
↓は、映画のラスト・シーン




海から眺める海岸線は、峰と沢が規則正しく並ぶ山が水辺まで迫って、レモンや果樹が植わっている
ようで緑が濃い。非常に日本的というか、懐かしさを覚える風景である。

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                荒波に洗われる外側から、波静かな入江の内側に入る。

群青色の水の濃さから、水深の深いことがわかる。岸からちょっと離れればすぐに100メートルを
越える。
チャーターしたヨットは、キールの水深が2メートル10センチで、外海航行には適している。だが、
深めだから、港や浅瀬には注意しないといけない。
水深計のセンサーの位置は、普通キールに付けるものだが、このヨットで表示される水深は船体の
底からだと、チャーター会社のメカニックから言われた。
それを信じるなら、もしも、水深計が2メートル30センチを指しているとき、キールからは20センチ
しか余裕がないlことになる。
しかし、どうも、そうではないらしいことがだんだん判明してきた。

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                   入り江に浮かぶ島と砂浜の岸の間に投錨して、泳ぐ。


また、錨のチェーンの長さは70メートルある、とチェックイン時に言われた。
最初に投錨したところは、水深12メートルくらいだった。チェーンには10メートルおきに赤い印が
入っている。30メートル過ぎてもまだまだ大丈夫、と思って錨を下ろし続けていたのだが、ふと
チェーンを見ると、もう終わりに近い。メカニックの言葉を信じていたら、危ないところだった。
結局、チェーンの長さは40メートルしか長さがないことが判明。いい加減なもんだ。
しかし、そんなことでいちいち腹を立てていては、イタリアの海域でセイリングはできない。
腹をくくって、大船に乗った気持ちに無理やりなることが肝心である、と学習した。
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by didoregina | 2013-08-19 19:40 | セイリング | Comments(4)

チレント海岸とエオリア諸島をセイリング その1 ヨットの問題

今回チャーターしたヨットは、クロアチア製のSalona37フィートである。

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                      船の名前はシモーナ。遠目には速そうに見える。

前回イタリアのサルデーニャでセイリングしたとき、フロティッラ・リーダーのヨットがサローナの
42フィートだった。いかにもレース向けっぽいスポーティーな外観に比して居住スペースがゆったり
広そうなのと、速度などのパフォーマンスに関してもリーダーやヨット雑誌のテストが太鼓判を押して
いたことから、次回借りるならこれ、と目をつけていた。
しかし、クロアチア製なのにクロアチアの海域ではなぜかあまり見かけないのだった。

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              地中海のように深いブルーの船体が目立つ。

今年イタリアのサレルノからの2週間のセイリングのために選んだサローナの37フィートには、期待が
大きかった。
昨年、クロアチアでは、最初の1週間は6人が乗り込んだのだが、37フィートのベネトー・オセアニスは
コックピットも内部のキャビンも余裕のスペースだった。
それで、今年は4人だけだが37フィートにしたのだ。ラグジュアリーに慣れると、後戻りできなくなるのが
人間の性である。
しかし、それが大いなる幻影であることを悟るのに数日とかからないのだった。

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                  コックピットの大きな青いビミニ(日よけ)を張れるのは
                  係留してメインセイルを使わないときのみ。                   

ベネトーと比べると様々な点で、サローナは私たちにとって居住性も機能性も劣るように思われた。

まず、居住性に関してだが、内部レイアウトがよろしくない。
船尾のキャビン2室は比較的広いのに対して、船首のマスター・キャビンがやたらと狭い。これは、
トイレが船首の左舷側に設置されているためだ。ただでさえ細身のレース仕様の船首である。その分、
キャビンに食い込む形になり、荷物を置くためのスぺースが少なくなる。右舷の片側のみにしか衣装
棚がなく、通常ベッドの下にある収納スペースもない。

また、冷蔵庫が古臭いタイプの上面蓋で、しかもやたらと厚くて重いのだ。セイリングを初めて2,3日
たったら、右手の腱がおかしい。冷蔵庫の蓋の開け閉めの際負荷がかかりすぎて痛めたのだと気が
付いたのはそのまた2日後だ。
サロンのテーブルも、コックピットのテーブルもデザインが機能的でないのみならず、ガタガタするし、
しかも両端が下がっているという致命的欠陥が。


トイレも、イタリアでは以前も経験したのだが、汚水槽と船外への排出バルブがうまく切り替わらない。
イタリアは、マリンスポーツのインフラに関してはクロアチアとは比べられないほど遅れていて、充実
したマリーナなどほとんどどこにもなく、港には桟橋があるのみで、トイレ、シャワーなどのサニタリー
施設は、全くといって見かけないから、自艇のトイレとシャワーを毎日使わざるをえない。それなのに、
貯水タンクの容量が少ない。


一番の問題は、もっと単純なところにもあった。

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レース仕様らしく舵がやたらとでかいのはまだいいが、ソロでのセイリングを前提にしているためか、
メイン・セイルのオーヴァーシート(写真左上から右下に斜めに見えるロープ)とトラベラーが舵の
手前まで来ている。通常のクルージング仕様だったら、コックピットの一番前、サロンへの入口辺り
にあって、舵からは遠い。
メイン・セイルを使っての帆走中は、そのオーヴァーシートは左右に動くわけだから、すなわち、日よけ
ビニミが使えない。(正確に言うとビミニは舵の上を覆っているだけ)

この点は、確か、昨年も懸案だったのだ。一度、クロアチアでこういう小さなビミニのヨットをチャーター
したことがあり、日陰争いが熾烈であったのを憶えている。

だから、帆走中は、コックピットの大部分が直射日光に晒される。チーク材のベンチや床は、直射日光
に当たると、アチチというくらいの温度になって座ることも素足で歩くこともできない。
舵の後ろに弧を描く形のベンチになんとか4人並んで座れるのだけが救いであった。
そして、帆の影が日陰になるから、帆の位置は風向きよりも太陽の位置関係で決めるという、とんでも
ないテクニックを用いることになった。

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ヨットを無事舫ったら、真っ先にするのは小さなビミニにテント状のエクステンションをつけること。
そして、西日を防ぐためにシーツも使う。

私たちがセイリングした期間の南イタリアは酷暑で、湿度も高かった。水温はほとんど体温に近い。
しかし、人間の体というものは、暑さにも直射日光にも慣れるものである。
あの暑さの中、2週間コックピットにビミニなしでセイリングするのは無理と思ったのは、チェックイン
した夕方だけで、海上に出て風さえあれば暑さも直射日光もさほど苦にならない。

しかし、このヨットには、まだまだ他にも問題があり、もう絶対にサローナをあのチャーター会社からは
借りない!と家族全員見解の一致を見たのだった。
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by didoregina | 2013-08-15 22:41 | セイリング | Comments(2)

入港は風車を目印に  ヨットでのんびりゼーランドその5

水上から眺める風景の中に、風車がよく目につくのがいかにもオランダらしい。

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          ジーリックゼーのハーバーでも、風車が出迎えてくれる。

6年前、ヨットで初めてジーリックゼーへ入港した時、この風車は印象に残った。
その数年後、マーストリヒトのアート・オークションで、シャルル・エイクのペン画を見つけた。
記念になるからと入札したら、ほぼ希望通りの額で落札できた。

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              堤防の上、陸側から描かれたジーリックゼーの風車


海上や水上で、遠くからでも目立って目標となりやすいのは、背の高いモダンな風車群だ。

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              デルタ締切堤防から北海へ抜けるロームポット水門脇の風車


しかし、何といっても心からほっとできるのは、昔ながらの風車が堤防に立つ村や町の港に
近づいた時。
潮の香りと波や風の音だけで過ごした一日のセイリングを終えて、人間の香りがする娑婆に
戻った気にさせてくれる風車は、私にとって結界のシンボルである。

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               ウィレムスタッドに入港するときは、この風車を目指す。


10年ほど前、クルーザータイプのヨットの訓練をウィレムスタッドで受けた。
それ以来、このハーバーには来ていなかったが、風車と港のイメージは脳裏に残っていて、
水上からこの風車が目に入ると、懐かしさで胸がいっぱいになった。

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               ウィレムスタッドのハーバーと町を見下ろす風車


ウィレムスタッドのハーバーに舫ったトリトン号の2つ隣に係留されたヨットの東洋人女性が、
人懐っこい笑みを浮かべて、ヨットに乗るとき会釈していった。
同じ東洋人ということで親近感を感じたのだろうか。その会釈の仕方がいかにも自然で、日本人らしい
謙虚さを感じさせる。

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               ウィレムスタッドのマウリッツハイス(プリンス・マウリッツの別荘)


夏至が近いのでなかなか日の暮れない夕刻から夜まで、町を散歩したり港の見えるレストランで
食事したり、河岸を変えて別のカフェでお茶をしたりして、ヨットに戻ったのは夜遅くになってからだ。

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          コーヒーとチョコレートのセット(一人分3つX四人分)で、盛り上がった。

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          美味しさとウエイターの愛想のよさにつられて、私だけもうワンセット追加。


翌朝出航するとき、2つ隣のヨットの名前を見たら、果たして日本人女性の名前が付けられていた。
オランダ人らしい旦那様と日本人に違いない奥様は、セイリングの週末を終えて、帰宅した後らしく、
ヨットの入口はロックされ、舵にもカバーがかかっていた。
一期一会のチャンスを逃したのが残念だ。

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               ウィレムスタッドの街路樹は、菩提樹の緑のトンネル
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by didoregina | 2013-06-28 14:48 | セイリング | Comments(3)

水門を越える   ヨットでのんびりゼーランドその4

オランダのゼーランド州は、デルタで分かれた島々からなるのだが、現在では、干拓や堤防などで
本土や島同士繋がっている元島が多い。
また、北海の高潮から島々を守る堤防によって、海水の流入が制限され汽水化・淡水化している
部分も多い。水上から望む島々や湖、海など風景や自然のみならず、風向きや水深・満干潮など
いろいろな要素を勘案に入れないといけないのでセイリングも変化に富む。

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                     フェーレの水門を上から見る。

海や川や運河はそれぞれ、水位の高低差があるため、運河の出入り口や堤防を通過する際には、
水門を越えなくてはならない。

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                     ワルヘレン運河、フェーレの水門

水門通過は慣れないと結構大変で、緊張を要する。

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                     北海と東スヘルデを隔てるデルタ締切堤防
                     の水門。シーズン・オフで混んでない。

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                     水門が開いた。この時の水位の高低差はあまりない。
                     でも、水門内の壁に付いた藻の高さで、日時によっては
                     かなり高低差があることがわかる。


まず、水門手前の桟橋に舫って、水門入口の扉が開くのを待つ。開閉の時間は一応決まっている
ところが多いが、あまり当てにはならない。指示を聞くためマリフォーンのチャンネルを合わせる。
赤と青信号が付いたり、ベルが鳴ったりして水門の扉が開いたら、進入して前から順に左右に詰め
水門内部の壁のボルダーに舫う。

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                      フェーレ湖から東スヘルデに通じる水門は
                      週末のため、大変な混雑。ぶつからないように
                      気をつかう。

入口の扉が閉まって、水門内の水位が調節される。ゼーランドだと、場所や満干潮の時間にもよるが
水門に隔てられた湖や川や海や運河の水位の高低差は1メートルくらいだ。
出口の扉が開いてベルが鳴り青信号が付いたらロープを解いて順に外に出る。

ゼーランドのシント・アナランドのマリーナに5年前からヨットを置いているHとTは、数えきれない
回数いろいろな水門を越えているが、混雑してたり風が強い場合は、やはり緊張するし難しい。
今回は、舵手以外に3人の手があるから、少しは楽だったかもしれないが。
ソロでセイリングしてるベテランなどが、器用に一人で水門を越えるのを驚嘆の目で見る。

平底のモーターボートだったら、風の影響をほとんど受けないし、強力なエンジンもあるし、水深
に気を遣わなくてもいいから、水門越えも余裕でできる。開閉を待つ時間にサンドイッチ食べたり
している。のんびりできて、リタイアしたご夫婦向き。

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                       ヘレフットスロイスの町中にあるハーバーに通じる水門
                       

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                       夕刻のヘレフットスロイス運河入口の灯台
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by didoregina | 2013-06-25 12:06 | セイリング | Comments(0)

ワルヘレン運河の跳ね橋を次々に通過   ヨットでのんびりゼーランドその3

フリッシンゲンからは、ワルヘレン島を南北に貫き、西スヘルデとフェーレ湖を繋ぐワルヘレン
運河を北に向かった。
途中の町ミドルフルフまでの間に、橋を5つ通過する。
橋桁はヨットのマストよりもずっと低いから、ヨット航行のために、跳ね橋や回転橋の機構が、
一定の時間ごとに作動する。(最初の橋は一定の時間だけ上がり、その後のは次々と連動して
自動的に上がっているようだった)

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                  運河の跳ね橋の一例


その間、運河両脇には遮断機が下りて、車や自転車や人の通行は不可になる。
町中の運河の場合、道路を利用する立場からすると結構長い時間待たされたり、開かずの踏切
みたいになってるところもある。(デルフトの長男が2年間住んでたアパートの前がそういう橋で、
15分位待たされたり、やたらと頻繁に遮断機が下りたりしていた)
立場が逆転して水上を利用する者(特にヨット)は、身を縮めて恐縮しながら通過する。

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                跳ね上がらずに回転する橋の例


ワルヘレン運河の場合、周りは牧草地で小さな村々を通るだけだから、跳ね橋もあまり陸上交通の
迷惑になっていないようだ。

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運河と並行して鉄道が通っている。

緑の中をまっすぐに貫く運河には流れもなく、幅も広いのでのんびりゆったりできる。
たまに荷を積んだ商業船やヨットとすれ違うだけで、舵もほとんど動かさずにリラックスした、
帆も張らないからヨットらしからぬ道中となる。

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                のんびりと舵を取る。キャビン入口のスプレイフード が
                ちょうど目の高さで邪魔 なので、どうしても上を向くことに。


運河の両脇には、動力の限られた昔は輓馬や人力で船を引くための小道が付けられていて、
現在は、格好のハイキングおよびサイクリング・ロードとなっている。

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                運河脇の小道はサイクリングに絶好。


運河上交通のためにも信号が付いていて、普段は赤信号だが、橋が上がったり回転してヨットが
越えられるようになると信号が緑に変わる。そのタイミングを見計らって次々と5つの橋を越えて、
ようやく、ゼーランドの州都ミドルフルフに到着。フリッシンゲンから20キロくらいしか離れていない。

2時間だけ、美しいミドルフルフの町に寄って、お茶と買い出しをすることに。

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                町中に入る跳ね橋は、こんなにかわいい。

この橋のたもとにハーバー事務所があり、2時間だけの係留許可をもらった。

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                橋の脇にトリトン号をもやって上陸。


昨日までの北海の荒波と比べて、あまりに静かな運河の水(波なんて立ちようがない)にすっかり
気分がヴァカンス・モードに。
セイルを張っていない機動だから、舵を取る人以外はデッキに寝そべるくらいしかすることもない。

その日は、のんびりとワルヘレン運河を進んで、フェーレ湖に至る水門を超え、フェーレの町の真ん中
にあるハーバーに入港した。
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by didoregina | 2013-06-19 23:01 | セイリング | Comments(4)

ゼーランドの表玄関、フリッシンゲン   ヨットでのんびりゼーランドその2

北海まで出てベルギーのオステンドまで南下したものの、翌週からの荒天と北からの強風が
心配で、フランスへのセイリングは諦めた。新たな目的地は、オランダ南西部のゼーランドで
ある。
最初の寄港地は、HとTはまだ行ったことがないというフリッシンゲンに決定。

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             フリッシンゲンの町中にある、ミヒル・デ・ロイター・ハーバー

            
オランダ南西の巨大なデルタを形成する水流の一つ、西スヘルデの河口でほぼ北海に面した
フリッシンゲンは、ゼーランドの表玄関だ。
西スヘルデは、河というより海である。海水だし、満・干潮がある。そのまま遡るとアントワープ港
に通じるため、船舶の航行も盛んだ。フリッシンゲンの対岸にはオランダのフランダース地方の
町々があるため、フェリーも頻繁に行き来している。すなわち、ヨットでフリッシンゲンに入港する際、
気を抜くことは許されない。

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             幅の広い西スヘルデを横断。対岸が霞んで見える。

水上交通では、貨物船、タンカーやフェリーなどの商業船の航行が優先される。しかも、北海沿岸は
砂底で水深が浅いから、航行可能な航路は限られる。大型タンカーなどに注意しながら、狭い掘削
された航路をブイを頼りながらセイリングする。

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             フリッシンゲンでは、大砲が入港をお出迎え。

フリッシンゲンにはヨット・ハーバーが二つある。今回は、6年前に係留したデ・ロイター・ハーバーでは
なく、町はずれにあるスヘルデ港に停泊。静かで、ビジターはあまり多くなくて、のんびりした雰囲気だ。

デ・ロイター・ハーバーに入るための水門には水深の非常に浅い部分があり、キールの深いヨットの
場合、潮位の時間をうまく計らないと入港・出航が困難だ。そういう情報は、ヨットに常備してある(はず
の)最新のアルマナックやパイロットという、水上保安局みたいなところが出している分厚いガイドブック
に記載されている。必携だし、必読だ。

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             狭くて浅い水門を通過して入港する。

この水門に隣接して、港と水門とスヘルデ、北海を見下ろす絶好の位置にあるブラッスリー・エバート
センで夕食。
このブラッスリーは、水門とハーバーの事務所も兼ねる。ハーバー利用者用のトイレやシャワーなど
サニタリー設備もここ。

がっしりしたウェイトレスさんは水門管理も行っていて、無知・無謀なヨットが水門でつかえてしまった
話など聞かせてくれた。水深だけに気を取られ、マストの高さを考慮に入れるのを忘れたイギリスの
ヨットとか。水門の多いオランダでは、自分のヨットの長さ、幅、キールの深さやマストの高さはしっか
りと頭に入れておく必要がある。水深や橋の高さやハーバーのボックス幅など、5~10センチの余裕
しかない場合も多いのだ。

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              夕映えの中のヨット・ハーバー


エバートセンもデ・ロイターも17世紀オランダ黄金時代の海将である。ともにフリッシンゲンに縁が深く、
特にミヒル・デ・ロイターは、対イギリスおよびフランス戦で活躍した勇将だ。海洋国家オランダの礎を
造った彼の名前を知らないオランダ人はいないだろう。
前回、フリッシンゲンのデ・ロイター・ハーバーに係留した2007年は、デ・ロイター生誕400年に当たり、
記念行事やコイン発行など、いろいろあったのを覚えている。

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              ミヒル・デ・ロイター (1607-1676) 
              フェルナンド・ボル画 (1667)アムステルダム海事博物館蔵
              (ほぼ同じ絵の別ヴァージョンがグリニッジの海洋博物館にもある)

彼はナポリ南のストロンボリの海戦で大砲を受けて倒れ、シシリアのシラクサ沖で亡くなった。
この夏私たちは、ナポリ南のサレルノからストロンボリを経て、シシリア近くまでセイリングの予定である。
どうも、彼とは縁があるようだ。
それなのに、フリッシンゲンの港の入口に立つ彼の銅像に挨拶してくるのを忘れてしまった。

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                      オレンジ風車
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by didoregina | 2013-06-18 09:23 | セイリング | Comments(0)

オステンドの不思議なオブジェたち   ヨットでのんびりゼーランドその1

昨年に引き続いて、今年も6月にヨットでノルマンディーまでセイリングする計画を立てた。
ヨットでのセイリングは風任せとは言わないまでもかなり天候に左右される。
悠悠自適の身分ではない私たちの場合、夏休み以外に取れる休暇は連続2週間が限度だ。
特に帰路の風を考慮に入れないといけない。行ったはいいが、戻れなくなったら困るのだ。

第一のルートとして、ゼーランドからベルギーの北海沿岸を経て北フランスのノルマンディーを
目指すという計画を立てた。
荒天および逆風を考慮して、オランダの北海岸を北上してワデン海の島々を巡り、アイセル湖に
入ってゼーランドに帰港するというのが、第二案であった。
第三案としては、ドーヴァー海峡を渡ってイギリスに行くというのもあった。

結果はいかほどか。

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まず、天候以外に予期せぬトラブルが、出発前に発生したのであった。

ヨットは、HとTの持ち船であるが、自分たちが使用しない期間はチャーター会社に委託して
ヨットを貸している。6月最初の週末から出発予定であったが、その週末にはすでに借り手が
付いていたのだ。持ち主本人よりも借り手優先である。それで、当初立てたプランを若干ずらして
月曜日に出発することにした。
ところが、土曜日の夜、貸していたヨットが浸水したとの連絡が入った。キールをどこかにぶつけた
らしい。チャーター会社はヨットを水からクレーンで上げて点検したが、損害保険会社のエキスパート
が週末明けの月曜にGoサインを出さないと出発は不可である。もしも、キール破損による浸水で
あるとすると修理に数か月はかかるだろう。事態は予断を許さない。

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            オステンドの海岸にある不思議なオブジェは海上からも目を惹く。

チャーター会社メカニックによる修理を保険会社の船舶損害エキスパートが月曜朝に認可したので、
月曜日正午に、ゼーランドのシントアナランドにあるマリーナを出港。
最初の帰港予定地フリッシンゲンを目指す。
ところが、やはり浸水は続いていた。しかも舐めてみると塩味がする。これはまずい、と午後3時に
Uターンすることを決定。
海水が浸水しているのではと心配する私たちに、船の真水タンクかどこかからの漏れ以外ありえな
いとメカニックは主張する。その晩は、シントアナランドに一晩泊まって様子を見ることになった。
排水を済ましても、翌日にはわずかながら浸水が見られる。しかし、真水のようである。
結局、火曜日早朝に改めて出航。

1日の遅延を取り戻すため、フリッシンゲンには寄らずに、北海に出て、長い航行の末、暗くなる前に
ベルギーのオステンドに到着。

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            オステンドでは、北海から町に入港してすぐのところにある
            王立北海ヨットクラブのハーバーに停泊。
            魚市場の建物の裏手で、河岸には魚料理のレストランがずらり。


その晩、複数の天気予報を比較し、潮流および満干潮の時間を睨みつつ計画を練り直した。
最新の予報では、北北東の強い風が今後2週間続くということなので、ノルマンディーに行くまでは
順風なのだが、その後、帰路の風が逆風になるのでドーヴァー海峡の狭い北海の潮流にうまく乗ら
ないと、ヨットの微々たるエンジン馬力ではオランダへ戻るのがかなりきつくなる。
ただでさえグレーで波の荒いあの海域を強風の逆風と高い波のうねりの中、数日かけて戻るのは
嫌だ、という意見が強い。
すなわち、進路を短く北に取ってゼーランドに戻り、ほとんど内海のゼーランドでのんびりとセイリング
して2週間の強風をやり過ごすのがよいのでは、という意見が趨勢だ。

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           オステンドの海岸に立つ不思議な像。一人は海をにらみ、
           下の方のもう一人は立小便してるように見えるのだが。。。

翌日は、オステンドでもう少し天候の様子見。ノルマンディーを目指すならば、次の帰港予定地は
フランスのダンケルクだ。
陸に上がると、風は海上ほどではない。午後には日も射してきた。
海岸沿いや町の公園や繁華街やもっと町中のハーバーなどを散歩して過ごす。

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           オステンドの公園池の彫刻像。クラシカルな顔つきの頭が
           水の上に出ているモダンアート。説明板があったが、思い出せない。

結局、北風が強くなる前に針路を北にとることにして、翌々日早朝にゼーランドに向けて出航したので
あった。
慎重を期したのだ。
ノルマンディー上陸作戦は昨年6月にも失敗している。1週間や2週間では、オランダからの往復は
かなりきつい。主人は何度か北海耐寒セイリング訓練と称して一週間でイギリスやノルマンディーの
往復を行っている。2日夜間航行してどこにも帰港しないならば行って帰ってこれないわけではないが、
ヴァカンスなのだから、耐えるだけのセイリングはご免である。サバティカルなり退職後なり、4週間以
上続けて自由になる時間が取れるようになってから、ノルマンディーは再挑戦することになるだろう。
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by didoregina | 2013-06-16 00:15 | セイリング | Comments(0)

ゼーランドの美しい町、フェーレ

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             1652年のブラウの地図に描かれたフェーレ
             Veere uit Blaeu's Tooneel der Steden

聖霊降臨祭の週末を、義妹一家と義母といっしょにゼーランドの貸し別荘(持ち主は義妹の元
同僚)で過ごした。
例年聖霊降臨祭の頃は初夏の気候で、太陽が出る確率が高く暖かいのが普通だが、今年は例外
だった。
水際で砂の城や堤防を作ったり、水遊びするのは無理だ。
それでも、晴れ間を縫って近くの町に車で出かけたり、堤防沿いにサイクリングしたり、海岸をウォー
キングしたりはできた。
土曜日に、フェーレの町まででかけた。

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          フェーレの市庁舎。鐘楼のカリヨンの音が町に鳴り響く。

ワルヘレン島(現在は陸続き)のほぼ西端に位置し北海に面していた(現在はダムが造られて北海
とは直接繋がっていない)この町は、スコットランドと縁が深い。
まず、1444年にウォルフェルト6世という人がスコットランド王女メアリ・スチュワートと結婚。
カルル5世とスコットランド王との間に1541年に締結されたスコットランド羊毛集散条約のおかげで、
この町は賑わい、1600年時の町の人口3000人のうち300人はスコットランド人だったという。
羊毛集散地権は、ナポレオンによる対イギリスの大陸封鎖が1806年に発令されるまでこの町の
権利として残り、フェーレは集散地および港町として栄えた。

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     北海(今はフェーレ湖)に向かって睨みをきかすカンプフェーレ塔
     対岸のカンパーランドとの間を行き来するフェリーが発着する。

ゼーランドの町は、何処に行っても家々の窓やドアなどが水掃除したばかりのように光っていて、
道路も掃き清められたように清潔だ。いかにも昔ながらの勤勉なプロテスタントの人たちが住んで
いるという印象である。

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        17世紀のオランダ絵画に出てきそうな家と路地

島々や半島からなるゼーランドは、ヨットなどのウォーター・スポーツのメッカで、ヨット・ハーバーが
点在している。
色々なヨット・ハーバーに寄港したが、フェーレの小さなヨット・ハーバーの立地は抜群である。
なにしろ、陸に上がるとすぐに温かみを感じる家庭的な町並のど真ん中で、まるで知人の家に招かれた
ような心地よさ。

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        小さなフェーレの町のほぼ真ん中にあるヨット・ハーバー。
        人家の裏庭に続いているかのようで、小市民的でほのぼのしている。

土曜日に出かけたら、町の中のヨット・ハーバーに面した通りに小さな市が立っていた。
新鮮な魚やチーズ、海辺の香草などが美しく、芸術的においしそうだったので、買い込んだ。

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        観光客向けに、小エビの殻を剥いているおばあちゃん。
        

ゼーランドには、ドイツ人観光客が非常に多い。ルール地方辺りからだと、一番近くて手頃な海水
浴場なのだ。海岸や町を歩いていても、サイクリングしていても、店に入っても、聞こえてくるのは
オランダ語よりもドイツ語の方が多い。リゾートや貸し別荘地の駐車場に並んだ車のナンバーは
ドイツが目立つ。

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          1811年に鋳造されたナポレオン時代の大砲が
          町をぐるりと囲む堀の南堡塁に立っている。

別荘で暇にあかせて読んだエルセフィーアという週刊誌最新号によると、オランダでホテルなどの
観光宿泊施設数が一番多いのはアムステルダムで別格だが、ベスト10にフェーレも入っていた。

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            堤防から見える大教会
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by didoregina | 2013-05-25 22:34 | 旅行 | Comments(0)

雪の中、クロアチアの海を懐かしむ。 ヨットでスプリットからドゥブロブニクへセイリング 番外編

3月も中旬だというのに、オランダ南部はまさかの大雪である。一晩で15センチも積もった。
それくらいで騒いでいたら、雪国の人からはぷっと吹き出されるだろうが、雪に不慣れな地域
なのでほとんどどこにも出かけられない。玄関前には雪が30センチくらい吹き溜まっていて、
まず、家から出るのだって大変だ。広い道路や街なかは除雪されているが、家の周りの道路は
自力で雪かきするか、融けるのを待つほかない。

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           先月の大雪の時。これで最後かと思ったら。。。


それで、夏の地中海でのセイリングに思いを馳せ、心を慰めることにした。

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           去年の夏のアドリア海、クロアチアの島と雲


今年の夏は、イタリア南部のティレニア海側をセイリングする。ナポリの南に位置するサレルノ
から長靴のつま先の方に向かって南下し、シシリア島北にある火山島ストロンボリのあるエオリア
諸島に寄りながら、最終地のトロペアまで2週間のワン・ウェイである。(出港地まで戻らない)
7月最後の週末からの2週間だが、ヨットは1月に、フライトも2月に予約した。
(往きはブリュッセルからナポリ、帰りはラメツィア・テルメからブリュッセルという変則の往復)


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             こういう荒天は夏の地中海では珍しい。


この10年ほど毎夏2週間、地中海をヨットでセイリングしているが、雨に降られるのは、大体
いつも1日くらい。太陽には焼かれるが、ヨットの上ではいつも海風にさらされるので快適な体感
温度。


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               静かな湾で、海と空を独り占め。


子供達も大きくなったので、今年も37フィートのヨットをチャーターした。キャビンが3室あり、大人
6人まで大丈夫なので4人なら楽々。それでも大概、フロティッラの中では小型の部類に属する。


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              海上から眺めるコルチュラ島のコルチュラ


昨年のクロアチアでのセイリングは、スプリットから出発して最終目的地ドゥブロブニクまでの
往復だった。と言っても寄る島や港や湾などは往復で異なる。海上だから選ぶルートは風次第。
風が強すぎて出港は危険なので足止めされたコルチュラ島の小さなマリーナから、バスに乗って
コルチュラの町まで観光に出かけた。


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             コルチュラは、小ドゥブロブニクの趣

コルチュラには30年前にも訪れたことがある。ドゥブロフニクほど大きくないのと、狭い通りなどに
何ともいえない味わいがあり、とても気に入った。ヴェネツィア植民地らしい趣の町である。

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             ヴェネツィアらしらはこんなところにも。


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             コルチュラにあるマルコ・ポーロの生家


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              港を見下ろす広場の階段


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              旧市街へのアプローチは階段と城門から


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            この港に2日間足止めされた。風の強さは写真では分からない。


コルチュラ島に足止めされたので、コルチュラの町へはバスで2回通った。
着いた夕方に、対岸の島が真近に迫るテラスのピッツェリアに座ったら、北東からの強風ボラが
やってきた。テーブルごと吹き飛ばされそうな勢いになって、店の人たちは看板を片付けたりして
素早く店内に非難していた。松葉が飛んできて目に痛い。5分くらいの速攻でピザを食べ終えた。
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by didoregina | 2013-03-12 13:04 | セイリング | Comments(2)

錨のスパゲッティ   

地元マーストリヒトで、クロアチアでのフロティッラ・セイリングの再会パーティーがあった。
そろそろ来年の夏のヴァカンスを予約してもらいたい、と願うチャーター会社が企画したものだ。
結構盛況であったが、皆別の週や別の海域のフロティッラ・グループの人たちばかりで、なんと
我がフロティッラ・グループから参加したのは、私達と二人のリーダーだけ。
マーストリヒトはオランダの南のはずれにあるから、北部や西部からだと遠征となり、パーティには
週末泊り込みで参加という人たちも多かった。

会場には写真がスライド・ショーでスクリーンに映されていて、懐かしいものがあった。

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      最終日には、参加艇が横に並んで湾に投錨し、名残を惜しんだ。


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      一見すると、ヨットが仲良く一並びになって和気藹々と楽しそうだ。


しかし、一隻ずつ錨を上げて港に戻ろうとすると、大変なことになっていた。

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      各ヨットの錨とチェーンが全部スパゲッティ状に絡まりあってる。

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      鮫が釣れたのではない。絡まってるチェーンと錨をひとつずつ上げては、
      解きほぐしていった。あわてずに、慎重に、皆で力を合わせて。。。


ヨットは風を動力とする船だから、少しの風にも影響され、風向きが変わると錨を中心にして360度
円を描くようにヨットの向きも変わる。だから、湾に錨だけで停泊するときには、船と船の間隔を十分
空けないといけない。ぶつかったり、錨が絡まるのを防ぐためだ。

地中海の港にヨットを係留するときは、船尾を桟橋や岸に向けるのが一般的だ。
クロアチアの港では大概、ムーリングのロープが海底に沈めてあるコンクリートの錘と繋がっている
ので、ヨットをバックで桟橋に着けながら、ムーリングのロープをフックですくって引っ張り、船首に
固定する。


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         桟橋に船尾を、ムーリングに船首を固定した例。


イタリアやギリシャではムーリングの設備がないところが多いから、その場合は錨を下ろして船尾を
ロープで岸に固定する。他のヨットが錨を下ろした場所がはっきりわからないから、どこかの錨と
チェーンがスパゲッティ状に絡まることがあり、そうなるとかなりやっかいだ。


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         桟橋にスペースが足りなくて、湾内に投錨してるヨットも見える。


また、桟橋に船体を横付けするときもある。そうすると、後から来るヨットが既に着いてるヨットに
横付けして何重にもなる場合もある。

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        別のヨットに横付けしたら、後から来たヨットから順番に出発しないといけない。


アンカー・ブイといって、ムーリングや桟橋などの設備がない湾で、海底に錘が沈めてありブイが
浮かんでる場合もある。

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        ブイが海底の錘に繋がってるのが見える。


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       ブイをフックで引き上げて、そこにロープを通して船を繋げる。


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        他のヨットの錨が絡まる心配は少ないが、ヨットはブイを
        中心にやはり風を受けて360度回転する。


他のヨットと錨がスパゲッティ状に絡まるとパニックになるが、フロティッラのリーダーがいると、
引き上げて解きほぐすいろいろな手段を知っているから安心なのだ。
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by didoregina | 2012-11-18 23:26 | セイリング | Comments(0)


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


by didoregina

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名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


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