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イエスティン・デイヴィスのマスタークラス@RAM

今年2月の日本コンサート・ツアーには、イエスティン・デイヴィスのマスタークラスも
組み込まれていて、その時日本に行けなかった私は地団太踏んだものだった。
だが、その半年後にロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックで、彼のマス
タークラスが行われた。RAMは彼の母校であり、後輩への指導ということになる。
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Vocal Masterclass with Iestyn Davies @ Royal Academy of Music
2016年11月8日

その日選ばれて歌った学生は計5人。カウンターテナー4人にソプラノ1人だ。
これだけ多くの若いCTを聴き比べることができる機会は稀だが、外部からの聴衆は少な
かったので、どんな様子だったのか私の感想も交えたレポをアップする。
一人当たりの時間は約30分。

6.30pm
Handel Agitato da fiere tempeste (Riccardo Primo)
Monteverdi E pur io torno (L’incoronazione di Poppea)

Edward Edgcumbe countertenor
Keval Shah piano

私の感想:彼が登場した時思わず「お、これは」と声を漏らしたほど、上背がありルッ
クスもなかなかよく、期待を抱かせた。しかし、一昔以上前の英国系CTにありがちな
聖歌隊系の弱々しい声で魅力に欠け、何より、歌唱が平板でずっと同じなので聴いていて
つまらない。音程は悪くないし、声も良く出てはいるのだが、それ止まり。

イエスティン先生の指導:舌の位置を奥に引っ込める傾向があるため、喉から口蓋への
息の通り道が狭まり、すなわち声が十分に出せない。息=歌声なのだ。だから、舌は歯
に意識してくっつけるつもりで喉からの声の通りをよくするという基本的な練習。
ヘンデルの『リッカルド・プリモ』からのアリアでは、速いパッセージの音の流れを細か
く区切って、例えば4音の連なりならアクセントの置く場所を違えて4パターンや、2音
ずつのポルタメントにしたり、様々なヴァリエーションでスムーズに歌えるように練習。
モンテヴェルディの『ポッペア』からオットーネのアリアでは、もう少しオペラの内容に
踏み込む指導。オットーネがどういう心情で歌う場面なのか自分で確固たる想定をするこ
と。初期オペラなので決まりごとに囚われず自由に、そしてイタリア・オペラのその後、
ロッシーニまで連綿と続く伝統を予期させるような華やかさを出したり、タメを利かせた
り、ベルカントも意識して。

7.00pm
Purcell (arr. Britten) If Music be the Food of Love – third version

Hamish McLaren countertenor
Katie Wong piano

私の感想:ずんぐりむっくりの体型とは裏腹に澄んだ声で、やはり聖歌隊系ではあるが、
声の通りもよく、パーセルの時代っぽい英語の発音も合っている。いかにもイギリス人
らしい選曲。

イエスティン先生の指導:ミュージックという単語の発音は「ミュー」にアクセントが
あるはずだから、「ジック」の部分に力を入れすぎず、もっと優しくそっと寄り添う
ように発音すること。言葉の意味をよく捉えて、それを聴衆にどう伝えたいのか、どう
いう風に歌えば自分の伝えたいことが伝わるのか、よく考えて発音し、歌のフレージング
作るをすること。
ブリテンのアレンジ第三ヴァージョンではコード低いから、高音が美しい君の声のよさが
生かせないから、別のキーので歌う方がいいかも。
また、とにかく様々な歌手の色々な録音を聴いて片っ端から真似してみること。遺伝子で
その人の個性は決まっているから、真似しても自分の個性は生き残る。好きな歌手でなく
ても、好みでない歌い方でも、真似してみることで新たな発見や見えてくることがあるは
ずだし、表現の幅が広がるから。それらを沢山自分の引き出しに入れることが大切。
毎晩歌ってるレパでも、急に舞台でこういう表現したい、と思った時に引き出せる。

7.30pm
Britten I know a bank (A Midsummer Night’s Dream)
Handel Sì spietata, il tuo rigore (Giulio Cesare)

Matthew Paine countertenor
Yulia Mamet’eva piano

私の感想:大柄でふてぶてしいようなルックスだが、声はイエスティンに似て、伸びも
よく、オベロンらしい堂々たる役作りの歌唱。丁寧な発音で説得力十分。

イエスティン先生の指導:この役を舞台で歌ったことがあるんだね。じゃあ、出だしの
「ウェルカム・ワンダラー」の状況説明とオベロンの性格分析してみて。なるほど、ティ
タニアに対しては恐妻家なのに、パックにはボス的で上から押し付けるタイプだというな
ら、出だしの歌詞の発音にもそれを込めて歌って、オベロンの性格の役作りを。
「アイ・ノウ・ザ・バンク」という歌詞からも、聴衆がその景色が手に取るようにわかる
ような歌い方を考えて。
どこに的を絞って聴かせたいのか、どこに山を持っていくのか、最終着地地点はどこなの
か、どう声を飛ばしたいのか、自分でイメージして歌うこと。

私の感想:フレーズの色付けと歌詞の意味を表現して役作りという指導ののち、発音が
より明瞭になり語りかけるように歌う歌詞の意味内容も聴衆に迫ってくるようになった。
先生自らピアノ伴奏しながらの熱血指導のため、ヘンデルのアリアまで歌う時間は取れ
なかった。

(Short break)
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8.15pm
Britten How beautiful it is (The Turn of the Screw)
Handel Oh! Had I Jubal’s lyre (Joshua)

Ella Taylor soprano
Yulia Mamet’eva piano

私の感想:見かけ同様なかなかに骨太かつまろやかな声と歌唱で、歌いこみ、役柄にも
相当入り込んでいる。
(「ネジの回転」からのアリアのみでヘンデルの歌まで歌う時間はなかった)

イエスティン先生の指導:この物語背景と役柄の性格分析してみて。なるほど、子供たちを
守るということが第一の義務と考えている主人公なら、出だしももっと優しく語りかける
ように、子供たちへの慈しみの感情が顕わになるように歌わないと。威厳ありすぎ。
(この役を先生はもちろん歌ったことがないから、ずっと楽譜を手に持って読みながら)
このフレーズを朗読してみて。読んだりしゃべったりするととそういう発音なのに、歌うと
アクセントも変わってきてるよ。そこのAの発音が強すぎて違和感がある?それじゃあ、違う
母音で歌ってみて。しっくりくるまで。じゃあ、次のフレーズまた朗読してみて、その通りに
歌って。ブリテンの作曲書法だと、その時代の音楽らしく音が飛ぶけど、なるべく滑らかな
レガートで歌えば、言葉との音楽の乖離が少なくなる。フレーズも大きく弧を描くように、
途切れさせずに。

8.45pm
Handel Mi lusinga il dolce affetto (Alcina)

Patrick Terry countertenor
Marina de Lucas Garcia piano

私の感想:コンクールと同じく、後に出てくる人ほど上手くなってる。今回のCTの中では
一番気に入った。繊細な声のコントロールもヨーロッパ的な色彩感あふれる歌唱も他の
学生とは一線を画している。特に弱音から始まるメッサ・デ・ヴォーチェ風フレージング
のテクニック(でも弱音には戻らない)と澄んだ高音の美しさ!彼以外は皆話すアクセント
がイギリス人そのものだが、彼だけ違う。ヨーロッパからの留学生か?
(学内ですでに「アルチーナ」のルッジェーロ役デビューしているアメリカ人と後に判明)

イエスティン先生の指導:スローなアリアだから、大きなフレージングの作り方が重要。
細かく切らずに、クレシェンドやルバートなど入れつつ、山場を作って盛り上げる。
歌い出す前に吸う息や息継ぎの呼吸も止めないこと。吸ったまま吐く息と同時に歌おうと
すると出だしの声が上手く出ない。
君の音域は高いからレパートリーは今ではメゾソプラノが歌う、作曲された当時はカスト
ラートのための役が主のようだが、今後のキャリアを考える場合、それだけだと少々危険
というか不利。ルッジェーロ役にCTが選ばれることは現在極めて稀であり、劇場・指揮者・
演出家は、カストラートが歌った役にはメゾを起用することが多く、その傾向は今後20年
は変わらないのではないかと思われる。だから、メゾと役を張り合うよりは、メサイア、
受難曲のアルト・パートをレパに入れておくべき。この世からクリスマスやイースターが
なくならない限り、各地でコンスタントにコンサートがあるからアルトの需要は続く。
そういう手堅いレパがないとCTとして食べていくのは難しいのではないか。

私の感想:確かに将来のキャリアを考えた場合、適切なアドヴァイスと言えるが、状況は
少々変わってきているのではないか。特にヨーロッパでは。フィリップ・ジャルスキーは
去年も来年もルッジェーロ役歌うし。(これは終了後にイエスティン先生にも申し上げた)

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という具合に、非常に内容の濃い、興味深いマスタークラスであった。
日本でのマスタークラスでは通訳が付いたのだが、それだと進行が途切れてしまって指導も
しにくかったのではと心配になるほど、今回のイエスティン先生はべらべらと喋り捲り、
ピアノを弾きながらの熱心な指導であった。
(その感想に対して先生は、「日本の場合、通訳は聴衆のために付けたんだけどね。」との
こと。料金取ってる公開リハだったので、なるほどね。今回は、聴講無料。)
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by didoregina | 2016-11-13 21:39 | カウンターテナー | Comments(6)

ヴィヴァルディ『ウティカのカトーネ』@ケルン

『ウティカのカトーネ』といえば、昨年夏ヴェルサイユ他の劇場でのCTが多数出演し、
男声のみで上演されたヴィンチ作曲版が話題になった。
半年後の今年2月にはヴィヴァルディ作曲版がコンセルトヘボウでもコンサート形式で
演奏され、こちらは女声がメインであった。
どちらも、残念ながらよんどころない用事と重なり見逃したのだった。(ラジオでは
聴いた。)
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ケルンでもヴィヴァルディ版コンサートがあることを知ったのは、8月である。
9月初めの遠征がやたらと続いた時期であるが、前日になって行くことに決め、行くのを
諦めざるをえなくなった友人からまたもや最前列中央の席を譲ってもらえた。
直前に決めたのは、金曜日と日曜日にあるケルン公演のチケット売れ行きが見るも
無残な有様で、これはバロック・オペラ・ファンとしては行かないと女が廃る!と発奮
したからだ。客席に穴をあけてはいけない、アーチストを応援しなければ、と。

Catone in Utica  2016年9月9日@Oper Köln Im Staatenhaus

MUSIKALISCHE LEITUNG: GIANLUCA CAPUANO

CESARE: KANGMIN JUSTIN KIM
CATONE: RICHARD CROFT
EMILIA: VIVICA GENAUX
ARBACE: CLAUDIA ROHRBACH
FULVIO: MARGARITA GRITSKOVA
MARZIA: ADRIANA BASTIDAS GAMBOA

ORCHESTER: CONCERTO KÖLN

目あては、ジュノー、キム、そしてコンチェルト・ケルンという順番だった。

ケルン歌劇場は、数年かかっている改修工事完了の見通しがまだ立たないままで、
今回の会場は、ライン川を挟んで大聖堂の反対側、見本市会場の近く(見本市会場の
一部かもしれない)Staatenhausという建物だった。駅裏のテントよりはまだ少しまし
と言う程度のいかにも仮設という感じで、ここはとにかく前々日の冷房の効きすぎた
ケルン・フィルハーモニーとは正反対で、冷房設備などないから暑いことこの上ない。
(その日も30度近くあったのだ。)

ステージらしきステージはなくて、雛壇上に幅の広い客席が造られているだけである。

コンチェルト・ケルンの演奏はいつも手堅くどのパートも万遍なく上手い。そして弦に
エッジが利いてきびきびして、いかにもヴィヴァルディらしい情熱がほとばしる感じが
好みである。だれるということがない。所謂濃い演奏なのだが、びしりとしまりがある。

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歌手では期待通りのジュノーが、とにかく機関銃のようなアジリタをビシバシと決めて、
小気味よいことこの上ない。彼女の少しだけ暗めの個性的な声がヴィヴァルディ独特の
ケレンミにぴったり合う。彼女の声と歌唱ほど、録音と生では印象が異なるのも珍しい。
余裕で自慢の喉を披露するという按配で、コンサート形式のバロックオペラ実演の醍醐
味と楽しさが溢れるのであった。

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もう一人のカンミン・ジャスティン・キム君には、期待以上の何かを持って臨んだ。
すなわち、キムチリアというあだ名の通り、バルトリの物まねで有名な彼だから
ちょっとキワモノ的なイメージがどうしてもあるから、偏見なしで聴くことが難しい。
ところが、最前列正面に座った私に自信たっぷりな視線を合わせて、反応を楽しみな
がら歌う彼には最初から度肝を抜かれた。
高音が無理なく美しく発声できるのはもちろん、低音にもなかなか魅力があり、声区の
移動も跳躍もスムーズである。派手なテクニックの披露も楽々とこなし、彼の歌唱を
例えるなら、男子新体操の筋肉質でかつ美しい動きを見るような快感があった。
キワモノ的イメージを自ら作り上げて名前を売る作戦も悪くない。実演を聴いて、その
実力に気持ちよくノックアウトされるという楽しみを作ってくれた彼に感謝している。

その他の歌手も皆実力あるソリストで、このヴィヴァルディ公演は大成功。堪能できた。
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by didoregina | 2016-09-25 21:15 | カウンターテナー | Comments(0)

『インドの女王』クレンツィス指揮ムジカエテルナ@ケルン

実は怒涛のロンドン遠征前日に、ルール・トリエンナーレのDie Fremdenを鑑賞して
いる。昨年からトリエンナーレの芸術監督になっているヨハン・シモンズの脚本・演出
作品である。マールという町の元炭鉱の石炭加工工場が会場で、なかなか面白い体験が
できたのだが、その感想は滞っているCT関連記事全てを書き終わってからにしたい。
ロンドン2日間遠征(ロッシーニの『セラミラーデ』とイエスティン君コンサート)の
翌日、ケルンのフィルハーモニーに『インドの女王』を聴きに行った。

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2016年9月7日@Kölner Philharmonie

Johanna Winkel Sopran (Doña Isabel)
Paula Murrihy Sopran (Teculihuatzin)
Ray Chenez Countertenor (Hunahpú)
Jarrett Ott Tenor (Don Pedro de Alvarado)
Thomas Cooley Tenor (Don Pedrarias Dávila)
Christophe Dumaux Countertenor (Ixbalanqué)
Willard White Bariton (Sacerdote Maya)
Maritxell Carrero Schauspielerin
MusicAeterna Choir
MusicAeterna Orchestra
Teodor Currentzis Dirigent

Henry Purcell
The Indian Queen Z 630 (1695)
Semi-Opera in einem Prolog und fünf Akten. Akt 5 (Masque) von Daniel Purcell.
Libretto von John Dryden und Robert Howard
In einer neuen Fassung von Peter Sellars mit vertonten Texten von John Dryden,
Katherine Philips, George Herbert u.a. und Sprechtexten von Rosario Aguilar

パーセルのセミオペラにオリジナルの台詞を加えてピーター・セラーズが翻案・演出した
舞台は、マドリッドで数年前に初演された時ストリーミングを鑑賞した。
インドとは新大陸アメリカのことであり、スペインによって征服された「インド」の女王
の一代記が台詞で語られる。スペイン訛りの英語の語りが最初から最後までメインで
それに音楽が付随しているという感じで、セミオペラの伝統に倣ってか歌はもうほとんど
添物程度であるのと、台詞・オーケストラによる音楽・歌・踊りのような演技のそれぞれが
有機的に結合しているとは言いがたく、パーセル・ファンとしてはストリーミングを見て
かなり不満が残った。

それをまた、なんでケルンまで聴きに行ったのはなぜかというと、クリストフ・デュモーが
出演することと、フィルハーモニーが会場だからあの妙な演技や踊りはないだろうから、
クレさん指揮のムジカエテルナによる音楽が楽しめるだろうという理由である。

しかし、やはり、あのセリフはうざかった。マイクロフォンを通してずっと生で語られる
ため、音楽の流れがぶちぶちとちぎれてしまい、台詞の存在価値が全く見受けられない。
ムジカエテルナにしか出せない、あの極上ピアニッシモにため息をつき、古楽オケにして
は人数編成がやたらと多いのに、クレさん指揮でびしっと統制が取れて、強弱の幅が極端に
広い独特の音楽世界にもっともっと浸りたかった。
オーケストラによる音楽は甘美で、典雅で、クレさんとムジカエテルナの白眉と言える。

クレさんの好みであろう配置でソロ歌手は主にオケの後ろに立って歌う。時たま前面に出て
歌うこともあったが、数えるほどである。
そして、デュモー選手のソロ部分がとにかく少なすぎたのにがっかり。CTパートはもう一人
のCTレイ君が歌う部分が多く、それがまた難がありすぎて隔靴掻痒。

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この晩のハイライトは、デュモー選手の歌ったMusic for a whileである。
最前列中央に座った私の目の前で、選手が奇妙な踊りをしながら、しかし力強く芯がしっか
りした発声と、びしっと締まってよく通る声で歌われると、歓喜の頂点に達する。
この歌にはもともと思い入れがあるのだが、彼の男性的な歌唱によるドロップ、ドロップ、
ドロップで涙がこぼれそうになるのだった。これが、そして選手の声で聴きたかったのだ。

その日は9月だというのに猛暑で30度近くなり、そのためか会場は冷房が効きすぎ、寒くて
寒くていたたまれなくなり、頭の中ではずっと、コールド・ソングが鳴り響いていた。
冷房装置でそういう効果を出すとは意外である。脳内だけでなく、デュモー選手が実際に
歌ってくれたらよかったのに、と不満が残った。

しかし、終演後の出待ちで選手に会え、知りたかったことを質問して、それに選手は全部
答えてくれるというメイン・イヴェントがあった。ケルンまで行った甲斐があるというもの
である。
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by didoregina | 2016-09-23 23:13 | カウンターテナー | Comments(6)

 プロムス・コンサートでイエスティン君のレパートリー拡大

9月5日のカドガン・ホールでのプロムス・コンサートにイエスティン・デイヴィスが
出演すると知ったのは、3月頃だったと思う。プロムスに参戦したことはないのでチケッ
トの取り方等を、事情に詳しい方から教えていただいていたのだが、一般チケット売り
出し当日に参戦し忘れるという失策を演じた。そして、ほぼ発売開始と同時に売り切れ
となった。
当日券が必ず出るから並べばいい、それとも当日が近づけばリターンが出てくるに違い
ないと思いおっとり構えていた。
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ところが有難いことに1か月前にザルツブルクで会ったイエスティン君から、家族用の
招待券を一枚貰えることになった。奥様(その時はまだ婚約者)はお仕事のためコンサ
ートには行けないから余ってる、という理由で。もう一枚はお父様の分で、だから彼の
お父様の隣の席で聴くという光栄を担うことになったのだった。

しかし、当日チケットの受け取りに少々行き違いが生じ、ハラハラさせられた。
イエスティン君の名前でお取り置き、ということだったのが、多分エージェントが気を
利かせてお父様の名前でチケット2枚入りの封筒を取り置いていたため、うろ覚えのお父
様のお顔を開演前でごった返すホールで探すことに。お父様は封筒を開けて、あ、2枚
入ってるとさぞびっくりされたことだろう。双方で会場をウロウロすることになった。
しかし、やはり日本人を見つける方が楽なようで、向こうから探しに来てくださり、
目出度く座席に着くことができた。

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このコンサートは、BBCプロムスのランチコンサートの一環で、ラジオ放送された。
オンデマンドでまだ聴くことが可能なので、ぜひ。
http://www.bbc.co.uk/programmes/b07sxdfp

Purcell (arr. Britten): Sound the trumpet; Lost is my quiet; Music for a while;
If music be the food of love; No, resistance is but vain; Celemene, pray tell me
Mendelssohn: Ich wollt' meine Lieb' ergösse sich; Scheidend; Neue Liebe; Sonntagsmorgen; Das Ährenfeld; Lied aus 'Ruy Blas'
Quilter: It was a lover and his lass; Music, when soft voices die; Drink to me
only with thine eyes; Love's philosophy; Love calls through the summer night

Carolyn Sampson (soprano)
Iestyn Davies (countertenor)
Joseph Middleton (piano)

2016年9月5日@Cadogan Hall

当初、作曲家以外の情報がなかったので、どういう曲目構成のコンサートになるのか当日
まで分からなかった。
ブリテンのアレンジしたパーセルの曲は、イエスティン君のリサイタルでは定番であるか
ら、Music for a whileなどは何度も生で聴いている。しかし、今回は、カロリン・サンプ
ソンとの共演なので、曲目は彼女とのデュエットやそれぞれのソロになっている。
最初の2曲はデュエットで、その後交互にソロを歌い、またデュエットそして掛け合いと
いう構成だった。
歌唱スタイルが似ている二人の歌うパーセルの曲のデュエットは悪くない。しかし、毎曲
ごとに聴衆から拍手が出て、コンサートの流れが滞るのが少々難であった。

Music for a whileは、拙ブログの名前にしているほど好きな曲である。しかし、モダン・
ピアノ伴奏のブリテンによるアレンジはそれほど好きではない、というのが本音である。
しかるに、今回のジョゼフ・ミドルトンによるピアノ伴奏は、今までの誰の伴奏よりも
色彩感とリズム感が卓越していて、情熱と洒脱さに溢れ、いつも聴きなれた曲があっと
驚くほど新鮮に響くのだった。ブリテンのアレンジで内に籠った暗さのはけ口が見えない
ようなイメージが今までは付き纏ったのが、曇りがなく軽快で若々しく明るい曲になって
いて、特に「ドロップ、ドロップ、ドロップ」のピアノと歌唱の掛け合い部分では、まさに
目から鱗がぽろぽろと落ちていくような気分になった。
このピアニストの音には天性の澄んだ明るさがあり、歌手へ寄り添う部分と自分の音楽性
を自由奔放に発揮するバランス感覚にも優れ、こういう伴奏者はなかなか得難い。

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メンデルスゾーンの歌曲をイエスティン君が歌うのを聴くのは初めてである。
バッハやシューマンなどで彼のドイツ語のディクションがなかなかいいことは知っていた。
しかし、カウンターテナーがドイツ語のリートを歌うというコンサートはなかなか珍しい。
そこはかとない憂いをしみじみと聴かせるという点で、メンデルスゾーンの歌曲もパーセル
やダウランドとも比肩しうるということを知ったのはこのコンサートのおかげである。
デュエットも、サンプソンとイエスティン君の声がきれいに溶け合い、新境地の発見だ。
さすがに元合唱団出身だけあって、アンサンブルでの声を合わせることの加減をよくよく
耳で熟知している彼の面目躍如とも言えよう。

また、ロジャー・クィルターという作曲家の名前も曲も聴くのも今回が初めてだった。
今回の5曲は、シェイクスピア、シェリー、ベン・ジョンソン、ベネットの詩に1905年
から1940年の間に曲を付けたもの。エリザベス朝時代のメランコリーとは少々異なるが
やはりどことなく陰影の濃さが感じられるのは、2つの大戦の影に脅かされた時代のせい
だろうか。ノスタルジックな曲調と、真摯な歌唱スタイルが上手く融合して胸に迫る。

1時間のランチ・コンサートでありながら、ソロとデュエットを交え、英語とドイツ語の
しかもレアな曲を集めて、中身の濃さは他になかなかないほどの充実度であった。
こうして、イエスティン君のレパートリーとCTの声の可能性が広がったと実感できたの
だった。
このコンサートで歌った曲を今週レコーディングしているようで、新譜発売が楽しみだ。
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by didoregina | 2016-09-20 19:30 | イエスティン・デイヴィス | Comments(0)

ユトレヒト古楽祭での目玉CTと初登場CT

毎年8月下旬から9月初旬にかけての10日間に渡ってユトレヒト市中の教会やコンサート・
ホールで繰り広げられる古楽祭の2016年のテーマはズバリ、ヴェネツィアだった。
(余談だが数年前のローマに続き、3年後のテーマはナポリであるから、今から期待大!)

連日朝から真夜中過ぎまで行われる、全部で100以上のコンサートの中から今年私が選んだ
のは、フィリップ・ジャルスキーのコンサート、ステファン・テミングのリコーダー・コン
サート、そしてラルペジャータのカヴァッリ・コンサートだ。

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ジャルスキーは、今年前半、ご家族に不幸があったり喉の故障が比較的長引き、各地での
コンサートがキャンセルもしくは延期になった。今回のユトレヒトでのコンサートは、
復帰後2度目に当たるはずだ。
プログラムは、チェスティ、カヴァッリ、ロッシ、モンテヴェルディ、ステッファーニ等の
ヴェネツィアのオペラ黎明期に活躍した作曲家による曲が並び、なんとも今年の古楽祭テー
マにバッチリ合う選曲となっている。
(曲目およびラジオ録音は以下のリンクから見・聴くことができる)
http://www.radio4.nl/zomeravondconcert/uitzending/409670/zomeravondconcert

久しぶりに聴くPJの声は、いつも通り、会場を満たすほどの声量で、歌唱にぶれがなく安定
している。彼の歌唱は丁寧な発音と発声、正確な音程という基本中の基本がしっかりしてい
てるので、安心して聴くことができるのだ。
そして今回特に圧倒されたのは、表現力が増していること。昨シーズンは新作やヘンデルの
オペラ出演の機会が多かった彼だから、その経験から幅広い表現力を身に付けたのだろう。
ルネッサンスからバロックへの過渡期的なアルカイックな曲調や、イタリア古謡的な泥臭さ
が混じるこれらの曲を、ストレートに歌いながらどこかフランス的洗練を加えて、しかも
しみじみと味わい深く歌い、本当に上手いなあ、と唸らされた。
彼の声にこれらのイタリアの曲が意外なほど合い、芳醇そのもののコンサートだった。
CTとしての人気は多分オランダでは彼が一番だし、彼の声が現代CTの理想像として指標化
されていると思え、それにふさわしい実力を備えていることはその晩のコンサートで誰の耳
にも明らかであった。

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左から、オルリンスキ君、ヌリアちゃん、カペツート、ブリデリ嬢。

さて、今年のユトレヒト古楽祭のもう一つの目玉はラルペジャータのコンサートである。
彼らの人気は凄まじく、例年チケットを取るのが難しいため諦めるのだが、今年は友の会
会員である友人に頼んでなんとか平土間正面後方の席をゲットした。

L’Arpeggiata o.l.v. Christina Pluhar @ TivoliVredenburg, Utrecht 2016年8月30日
Nuria Rial [sopraan]
Giuseppina Bridelli [mezzosopraan]
Vincenzo Capezzuto [contratenor]
Jakub Józef Orliński [contratenor]

カヴァッリの歌(異なるオペラのアリア)の数々を組み合わせて、ソプラノのヌリア・リ
アルを中心にメゾとCT2人がそれぞれソロやデュエットで歌うという形式である。
(こちらも曲目および音源は以下のリンクから)
http://www.radio4.nl/zomeravondconcert/uitzending/435027/zomeravondconcert

私的目玉はヌリアちゃんの生の声を聴くという悲願達成だったのだが、それと同時に割と
直前に得た意外な情報にも興味津々でコンサートに臨んだ。CTのオルリンスキ君が出演
するというのだ。

隔年9月にオランダのスヘルトヘン・ボス(デン・ボス)で国際声楽コンクールが開催され
る。今年がその年に当たり、春に本選出場歌手の名前と声種が発表された。その中にCTが
入っていたので注目していた。ポーランド人の若手CTでヤコブ・ヨゼフ・オルリフスキと
いう名前である。早速ググると、彼はディドナートのマスタークラスでの歌唱で伸びやか
で素直な声を聴かせているのが耳を惹いた。(そして、また彼はブレイクダンスのグループ
の一員としても活躍していることを知った。)
コンクール応援に行く気満々だったのだが、なんと夏前に始まったコンクール会場の改修
工事でホールにアスベストが見つかり、コンクール開催が不可となり来年に延びてしまっ
た。
残念に思っていた矢先であったが、オルリフスキ君は、ラルッペジャータの公演ソリストの
一人としてユトレヒトに来るということを知ったのだ。

私的注目度はより高まった。
生で聴くオルリフスキ君は、温かみのある素直なきれいな声の持ち主で、発声に無理が
感じられないのが耳に心地よい。オランダ・デビューとなった彼のパートは少なかったが、
将来有望と太鼓判を押すにふさわしいと感じられた。現在、彼はNYのジュリアード音楽院
で学ぶ学生である。来年の声楽コンクールでの再会が楽しみだ。
(アンコールで、彼は得意のブレークダンスを披露し会場を沸かせた。ラルペジャータの
コンサートではなんでもありだが、これは誰も予想外だったと思う。この日の聴衆の中で、
もしかして彼がブレークダンス踊るんじゃないかと密かに期待していたのは、多分私一人
ではなかったろうか。)

このコンサートの模様は全て録画されているので、ご覧になっていただきたい。
https://youtu.be/lI_OloqQ6CQ

そして、私がもうひとつ密かに心待ちにしているのは、当たり役のトロメオの封印宣言を
したデュモーの後釜として、あのマクヴィカー演出の『ジュリオ・チェーザレ』のトロメオ
役をオルリンスキ君に演じ歌ってもらうことである。あのプロでは、トロメオ役歌手の
運動神経・身体能力が抜群でないとこなせないからである。
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by didoregina | 2016-09-19 18:20 | カウンターテナー | Comments(2)

Nico Muhly's "Sentences" reviewed

After the world premire at the Barbican 2 weeks ago, I attended the concert
again in Cologne to "review" Nico Muhrly's "Sentences".
One can hardly make a fair judgement of a new piece after listening to it only
once. I needed to ruminate and resume it before making the final verdict.

c0188818_18305597.jpg@ Kölner Philharmonie on 21 June 2015

Iestyn Davies Countertenor
Lawrence Power Viola
Britten Sinfonia
Nico Muhly Dirigent

Antonio Vivaldi
Stabat Mater f-Moll RV 621
für Alt und Streicher

Benjamin Britten
Lachrymae. Reflections on a song of John Dowland op. 48a (1976)
für Viola und Streicher

Igor Strawinsky
Concerto en Ré (1946)
für Streichorchester

Nico Muhly
Sentences (2015)


The concert programme at the Kölner Philharmonie was slightly different from
that at the Barbican: instead of Dowland's If my complaints could passions move,
it started with Vivaldi's Stabat Mater and ended before the interval with Stravinsky's Concerto.
I think this programme is a logical choice to make ultimate use of this particular
hall in Cologne, which is rather huge but the acoustics are marvellous, nearly the
most perfect for not only symphonic music but also vocal recitals.

From the very beginning of the note, Iestyn Davies' voice sounded smoother and
brighter than ever. He sang as if he was telling us the story of Holy Mother
convincingly with deep emotion but with some kind of coolness like an evangelist.
He must have been one of the eyewitnesses of the Crucifixion.

Britten's Lachrymae was chosen for the both concerts at the Barbican and in Cologne.
Although it has the subtitle "Reflections on a song of John Dowland", it went very
well without preceding Dowland's song. Lawrence Power was a powerful viola soloist
and together with the other strings it formed an excellent ensemble: graceful and
colourful performance.

c0188818_20215148.jpg


During the interval, Iestyn Davies came on the stage to prepare some equipment
for the next piece; he set and tested the microphone and the sound looping machine
carefully, but this time he seemed less nervous than 2 weeks ago.

Yes, I knew how the music of Sentences would sound and what it went about.
A sort of monologue opera about the life of Alan Turing, the father of computer,
who decoded the Enigma Code during the WW II. Earlier this year, I watched The Imitation Game, a suspense film based on historical facts and a fiction about him.
I enjoyed this very thrilling film and of course Cumberbatch was playing the role of Cumberbatchy person brilliantly.

Nico Muhrly's piece consists of 7 parts which all made out of kind of poems, narrated
by Turing telling his fragmented memories. The memories are such personal things
that they never tell the objective truth. The libretto by Adam Gopnik’s sounds to me
like a sad attempt to recall of visions lost in dreams and nightmares.
The music composed by Muhly, on the other hand, sounds easier to listen: no ugly dissonance nor unnecessary and irritating combination of chords, but clear-cut
lines.
Nico composed this piece for the voice type countertenor, especially for Iestyn.
That's so obvious that Nico knows the best part of Iestyn's voice range and how
it sounds most beautifully in some vowels. An ideal piece for Iestyn, and Iestyn
should be an ideal singer for Nico.

c0188818_2023157.jpg

It was a magical experience to hear this piece again in Cologe; it soudend like a
totally different one from that I had heard 2 weeks ago. Thanks to remarkable
acoustics of this hall, this time music was much more phenomenal.
The low string section sounded sublimely and the high notes of celesta played by
Nico himself sounded more crystal-like and sharp. Here in this hall every single
sound of instruments is as if almost visible and touchable.
This percetion and the resonance of estyn's voice aroused me blisfull feeling.
What a triumphant achieved by two boys, Nico and Iestyn!
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by didoregina | 2015-06-23 20:33 | イエスティン・デイヴィス | Comments(0)


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
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