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Fra Diavolo @ ORW


6月から2年間の建物改修工事に入るため、「フラ・ディアボロ」が今シーズン、そしてこの古いオペラハウスでの最後の出し物になる。その初日に行ってきた。
シーズン最後を飾るのはグラン・オペラ、というのが王立ワロン歌劇場の伝統だが、今回のはかなり軽めの喜劇である。しかし、聴かせるアリアが沢山あり、オペレッタのような台詞もあるので、内容は軽くても上演時間は長い。パリのオペラ・コミックとの共同プロだった。

Fra Diavolo by Francois Auber @ ORW in Liege 2009年4月24日 

Direction musicale   Jean-claude MALGOIRE
Mise en scène   Jérôme DESCHAMPS
Décors   Laurent Peduzzi
Costumes   Thibaut WELCHLIN
Nouvelle coproduction   OPÉRA COMIQUE DE PARIS/ OPÉRA ROYAL DE WALLONIE
Lumières   Rémi Nicolas

Zerlina   Sumi JO
Lady Pamela   Doris LAMPRECHT
Fra Diavolo   Kenneth ARVER
Lord Cockburn   Marc MOLOMOT
Lorenzo   Antonio FIGUEROA
Matteo   Vincent PAVESI
Giacomo   Thomas DOLIÉ
Beppo   Thomas MORRIS
Orchestre et Choeurs  OPÉRA ROYAL DE WALLONIE
Chef des Choeurs   Marcel SEMINARA

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ストーリーは、「夢遊病の女」と「連隊の娘」を足して2で割ったような感じである。コロラッチューラ・ソプラノやテノールのアリアなんかも、なんだか妙に似ている。ストーリー展開上、こんな技巧を見せつけるアリアを歌う必要なんてないのに、山場になると必ず、恥ずかしくなるようなウケ狙いメロディーのアリアが出てくる。なんとも天晴れ能天気な、イタリア・オペラもといフランス・オペラであった。オーベールはフランス人作曲家だが、喜劇のセンスはイタリア的だ。ついでに言うと、字幕は仏・蘭・独だった。フランス語の歌詞そのままが字幕に出るのは、なかなかよい。

とにかく、目当てはスミ・ジョーだったので、彼女のナマの声を聴くことができてとても満足だ。
ああいう、軽くて転がるソプラノの声が好きなのだ。
彼女はわたしとほぼ同年齢なのに、小柄でキュートで西洋人の間では若く見えるので、いまだに娘役ができてしまうのが素晴らしい。東洋人のメリットである。

スミ・ジョーが好きになったのは、去年何度も利用したコリアン・エアのエンターテインメントのおかげである。
ハリウッド以外のヨーロッパ映画の充実もすごかったが、音楽もなかなかよいものがセレクトされていた。
その中の、韓国歌手のカテゴリーに、スミ・ジョーの「バロックの旅」というCDが丸々入っていて、これを聴きながらビビンパを食べると、コチュジャンの辛さと相まって、感涙にむせんだ。バロックの歌声と韓国料理は意外にもかなり相性がよく、至福の時を過ごしたものだ。

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スミ・ジョーというと「魔笛」の夜の女王や「ルチア」「夢遊病の女」など、高音コロラッチューラを聴かせる人という印象だったのが、このCDを聴いてから彼女を見る目が変わった。バッハのカンタータもいいし、ヘンデルもパーセルもイケちゃうのだった。

試しにこれを聴いて欲しい。グルックの「パリーデとエレナ」から 「おお、わが甘き熱情」。



メゾ・ソプラノのレパートリーのはずなのに、彼女が歌っても違和感がない。東洋人だから親近感もあるし、清楚な雰囲気がいい。
こんなこと言うと不敬罪に当るかもしれないが、フォン・オッターやコジェナーのよりも、わたし好みだ。

オペラ「フラ・ディアボロ」は、オーケストラと指揮以外は、つまり歌手はほぼ皆上手かったが、ロレンツォ役のテノールだけ声量があまりにないのが悲しかった。鼻にかかった明るい声だし、イタリア・オペラの優男役にはぴったりのルックスなのに。タイトル・ロールのアメリカ人歌手は、黒人でプロポーションも美しく歌もよく決まっていた。

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by didoregina | 2009-04-25 01:30 | オペラ実演 | Comments(4)

ORWの来シーズン・プログラム

ベルギーのリエージュにある王立ワロン歌劇場の、2009/2010年プログラムが発表された。
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古びたオペラハウスにふさわしいオーソドックスな演目が特徴だが、家から一番近い歌劇場なので定期的に観にいっている。客の半分以上がオランダ人のお年寄りで、いつも団体バス2,3台を仕立ててやってくる。大口のお客さまだから、ここの歌劇場の演目には老人達の好みが著しく反映している。すなわち、イタリア・オペラの有名なものが主流で、演出もオーソドックス、実験的なものはまずない。首都のオペラ座とは存在意義が異なるのだから、冒険ができないのはいたしかたない。刺激が欲しい場合は、ブリュッセルかアムステルダムに行くしかない。

一応、毎回一人くらいは有名どころが出る。
しかし建物の老朽化が激しいので今年の6月から改修工事に入り、来シーズンは毎回違うホールを使って公演を行う。


「サムソンとデリラ」   待ってました!ホセ・クーラのタイトルロール。

「ウェスト・サイド・ストーリー」

「ドン・パスクヮーレ」   リッカルド・ムーティ指揮、ニコラ・アライモとラウラ・ジョルダーノ

「ファルスタッフ」    ルッジェロ・ライモンディがタイトルロール

「微笑みの国」

「カプレッティとモンテッキ」  パトリツィア・チョーフィがジュリエット。。。

「リゴレット」     チンツィア・フォルテがジルダ

「リータ」と「夜の呼び鈴」 の二本立て。どちらもドニゼッティのすっごくマイナーなオペラだ。

「ボリス・ゴドゥノフ」  ルッジェロ・ライモンディがタイトルロール

「賢い女狐」   なんとフランス語版!

「ダイドーとイニーアス」 ダイドー役は未定だと。。。

「セファルとプロクリス」 リエージュ出身アンドレ=モデスト・グレトリ作の超マイナー・バロック・オペラ。


来シーズンはひとつ、地元のオペラ・クラブに入会してお年寄りといっしょにバスで行こうか、と思っている。
明日は、「フラ・ディアボロ」の初日。スミ・ジョーが出るので楽しみだ。

 
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by didoregina | 2009-04-23 23:47 | オペラ実演 | Comments(8)

Pan and Syrinx    超マイナー・バロック・オペラ その2

ヘンデルの牧歌劇「アシスとガラテア」と同年(1718)に作曲された、ジョン・ガリアードのオペラ「パンとシュリンクス」を紹介したい。
John Galliardは、1687年、ドイツのツィレに生まれた。両親はフランス人の宮廷楽師で、本人もオーボエ奏者になった。1706年にロンドンに音楽活動の場所を移す。ヘンデルは「テーゼオ」のオーボエ・ソロを彼のために作曲したという。

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ガリアードがロンドンで作曲した「パンとシュリンクス」は、英語歌詞の一幕オペラである。彼の生い立ちや文化背景にはフランスとドイツ的素養が混じりあい、時代の寵児だったヘンデルやイギリス音楽、そしてもちろんイタリアのバロック・オペラにも影響されているので、こういった複雑な構成要素が彼の音楽を面白くしている。

丁度ヘンデルの「アシスとガラテア」とは、曲の長さといい、ギリシア神話(もしくはそれをラテン文学にしたオヴィディウスの「変身譚」)に題材を採ったストーリーといい、牧歌劇という形式上、比較するのに適している。そして、わたしは音楽的な面白さという観点から「パンとシュリンクス」に軍配を上げたいのである。

ストーリーはアルカディアが舞台で、むさくるしくて好色の半神半獣パンの目に留まったニンフ、シュリンクスは、純潔を守るために水辺に逃げたところを、ディアナの助けで葦に変身して救われる。パンは悲しみつつ、葦笛を吹いてシュリンクスを偲ぶという神話自体、牧歌的で美しい。
主な登場人物は上記3人プラス、ニンフ達で、単純明快な構成だ。前奏曲と間奏曲は、例のごとくダンス用の音楽になっている。

シュリンクスを歌っているオランダ人ソプラノのヨハネット・ゾマーは、古楽系ソプラノではわたしのお気に入りである。主にバッハをレパートリーとして、フランス・ブリュッヘン、トン・コープマン、ヨス・ファン・フェルトホーフェン、フィリップ・ヘレヴェッヘといった錚々たる指揮者と数多くのCDを録音している。
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ところがなんと、わたしが彼女を最初にナマで聴いたのは、数年前、ドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」なのであった。ショートヘアで(!)いかにも古楽系という雰囲気のメイクもケバくない地味な出でたちで、メリザンドを歌ったのが利いた。ドビュッシーのこのオペラはかなり異色である。オケの音楽のほうがメインで、レチタティーヴォらしくない台詞のような歌は出てくるがアリアらしいアリアはなく、全体的に霧がかかったようなミステリアスな音楽劇だ。
一瞬へーっと思うような、彼女とメリザンドの意外な取り合わせだったが、若い子では出せないマカ不思議な清廉無垢な魔力のような味があった。かなりインテリジェンスを必要とする役柄だからだ。

次に彼女をナマで聴いたのは2年前、教会でのリサイタルだった。ヘンデルのアリアやパーセル、ダウランドの歌曲を歌ったのだが、Music for a whileで始めて、アンコールもこれで締めるという必殺技でわたしはノックダウンされてしまった。

カッチーニの歌曲集「新しい音楽」(1602)より、彼女の歌う「愛の神よ、我去りゆかん」を聴いてもらいたい。




ガリアードのオペラに話を戻すと、音楽の出来がいいのと、歌手が上手いのと、Brilliantから出ているため格安なのもお勧めの理由である。マイナーなバロック・オペラの中でもこれは出色で楽しい拾い物だった。
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by didoregina | 2009-04-22 10:54 | バロック | Comments(10)

Silk Stories「大正キモノ」展@Kunsthal

ロッテルダムのクンストハルで、Silk Stories 大正キモノ 1900 - 1940 という展覧会をやっているので、出かけてみた。もちろんあまり期待しないで。

クンストハルというのは、ボイマンス美術館などのあるミュージアム・パークの中に立つモダンな建物で、常設コレクションはなく、主にモダン・アートの特別展を専門に行う。この前観に来たのは、パティ・スミスのグラフィック展だったと思う。

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          カフェの前に広がる芝生には巨大なウサギの像が。

1900年から1940年くらいまでのキモノ約120点を集めたものだが、さすがに大正時代のセンスでポップさが横溢している。
普段着から晴れ着まで一応ほとんど全ての人生行事に関わるキモノが展示されている。
女性用ののキモノにはそれほどいいなあと思えるものはなかったが、男性用の羽織の裏がすごく凝っていて、数も多い。それからポップでモダンな柄の子供用のキモノがいい。

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           絣模様に野球のバッターが織り出されている!

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           野球の早慶戦を描いた羽裏。

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           海老蔵改め団十郎襲名記念。

古典柄よりも、いかにも当時の社会風潮が現れたプロパガンダ模様、というのもいまどきのキモノにはないパターンで新鮮だった。

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           満州事変を具象モチーフにしているキモノ。

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           ジョージ6世戴冠記念柄の子供用キモノ。

写真撮影はフラッシュさえたかなければOKとのことなので、みんな我も我もと写真を撮っていた。
会場には、英語の着付けヴィデオが流れていて、すごく丁寧に着付けを教えるものだったが、真剣に見入る人が多くて、一時は入場客全員が見てるんじゃないかというくらいの盛況だった。わたしもじっくり見てポイントをつかんだ。
着付けがこんなに手間がかかるものだとは知らなかっただろうから、皆感心していた。
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by didoregina | 2009-04-21 09:28 | 着物 | Comments(8)

Quirine Viersen @ De Doelen

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Date: 19-04-2009 11:00
City: Rotterdam
Hall: De Doelen
Program: with Benjamin Schmid and
Silke Avenhaus
Schubert: Pianotrio op. 100
Schönberg: Verklärte Nacht,
trio version




オランダ人チェリスト、クィリン・フィアセンを聴きに(見に)ロッテルダムまで足を伸ばした。
ご覧の通り、美人である。美しい女性がチェロを弾く姿ほど惚れ惚れできるものはないだろう。

photo by Marco Borggreve


一般的にどうもオランダ人女性の花の盛りは短く、きれいなのはせいぜい10代後半から20代前半まで。子供を生んだとたんぶくぶくと太りだす人が多く、しかも老けるのが早い。

ソロ弦楽器奏者、特に女性ヴァイオリニストは、次から次へと若くてきれいな女の子が売り出されていく、競争の激しい世界である。ちょっとでも、美貌に衰えの徴候が見えたら終わりのようである。音楽的にはどんどん深まり成熟する年代であっても、おばちゃんヴァイオリニストには出番は少ない。一線は退き、後から続く可愛い子にスポットライトが当る場所は譲らざるをえないのだ。老兵は死なず、ただ消え去るのみ。。。

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photo by Marco borggreve

彼女は、1972年生まれだから、決して若くはないが、ヴァイオリンほど競争の激しい世界に身を置いていないことが幸いしてか、まだまだ売れっ子である。
そして、その演奏解釈は、外見に似て理知的だ。研究熱心でもある。3年前のエリザベート王妃コンクールのヴァイオリン部門のTV放送のゲスト解説者として1週間彼女が感想を述べたが、とても謙虚で好感が持てた。

期待してコンサートに臨んだ。
シューベルトのピアノ・トリオは、特にチェロが活躍する曲ではない。ヴァイオリンにどうしても押しまくられてしまうソンなパートである。それでも、彼女の存在感は抜群であった。姿かたちが美しいと音楽も美しく聞こえるからトクである。
ヴァイオリニストはどうでもよかったが、ピアノ・パートは彼女の相棒、シルケ・アヴェンハウスなので、息はもちろんよく合っている。また、彼女のピアノがとてもよかった。明瞭で流麗、そしてダイナミックなのだった。

シェーンベルクの「浄夜」のトリオ版というのは演奏される機会はめったにないと思う。いったいCDも出ているのかどうか、疑問である。
このウィーンの世紀末の雰囲気たっぷりの、シェーンベルクにしては聞きやすい曲は、チェロのパートがヴァイオリンよりとてもよかった。
デーメルの詩を基にした、月夜の晩森を散歩する男女。女は不倫とその結果の妊娠を告白するのだが、月に憑かれて血迷ったのか、男はそれを許す、という内容である。これを音楽で表すとどうなるか。
その情景が目に浮かぶような曲想と構成になっている。つまり叙情的でスリリング。少し毒があり官能的で美しい。
静かに唐突に終わるが、なぜかすがすがしい気分にもなれる、という不思議な曲である。

今日のピアニスト、シルケ・アヴェンハウスがツェムリンスキーのピアノ曲集を録音したCDを持っているが、そこにも同じくデーメルの詩に基づく4つの作品が収められている。彼女は、ウィーン的な情感を力強く表現するのが得意なようだった。
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by didoregina | 2009-04-19 21:51 | コンサート | Comments(0)

Granida    超マイナー・バロック・オペラ発見 その1

マイナーなオペラでいいものにめぐり会えた時の喜びは格別だ。先日、レアなバロック・オペラCDで気に入ったものを見つけたばかりだが、その前に、オランダ初のオペラ再発見という、超マイナー、超レアなケースを紹介したい。

アムステルダム随一のブランド・ブティック街をP.C.ホーフト通りという。17世紀のオランダ黄金時代を代表する作家・詩人の名前である。オランダ人なら誰でもその名前だけは知っているが、高校の国語教科書に出ている彼の詩以外はめったに読まれないという、文豪によくありがちな境遇に甘んじている。
彼が1605年に書いた「グラニダ」は、芝居の戯曲だとずっと思われていた。劇中音楽の楽譜が残っていないからだ。
それが、400年近くたった1990年にコンピューターを駆使した研究の結果、不明だった11の歌のうち、10までが再構築・再発見されたのだ。そして、現在、オランダ初のオペラとして全国公演中である。
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その再発見・再構築にまつわるストーリーはなかなかにエキサイティングである。

1605年作というのは、オペラ史上でもごくごく初期である。史上初のオペラといわれるペーリの「ダフネ」が1598年作、「エウリディーチェ」が作られたのが1600年であることからもわかっていただけると思う。
1600年「エウリディーチェ」がフィレンツェで初演されたのは、マリー・ド・メディシス(マリア・デ・メディチ)とフランス王アンリ4世の結婚を祝う祭典の一環だったが、当時19歳だったP.Cホーフトは、裕福なアムステルダム商人の息子としてイタリアに外遊中であり、その祝賀祭典に列席の栄誉を担ったのだった。そして、そこで誕生したばかりのオペラと呼ばれることになる音楽劇に出会った。
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彼はアムステルダムに帰ったのち、アンリ4世の伝記やメディチ家の歴史物語を書いている。また、1638年にフランス王妃マリー・ド・メディシスがアムステルダムを訪れた際の祝典準備も担当した。
若い頃から、一般的外国語以外にもギリシャ語・ラテン語に堪能で、身に付けた文化教養は、当時世界最強の富める貿易国オランダを代表する文化人にふさわしい高度で洗練されたものだった。
また、新しいものは試してみたくなる性格でもあったらしい。
彼は、フィレンツェで出会った新形態の音楽劇を自分でも作った。そして出来上がったものが「グラニダ」である。
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ストーリーは荒唐無稽である。ペルシア王国の王女グラニダ(タニア・クロス)は、羊飼いダイフィロ(イェルン・デ・ファール)と出会い恋に落ちる。彼の求愛を受け入れた王女は、王宮の生活と身分を捨てて田園暮らしを選ぶが、許婚だった男とダイフィロが決闘してダイフィロが勝った結果、二人はなんと王と后になるという、ギリシア神話には見られない異色のハッピーエンドである。
華やかな王宮生活とアルカディア風の田園風景という、バロック好みの要素がそこには組み込まれている。

劇中の歌のメロディーは、中世、ルネッサンス、フランス宮廷の音楽から当時の民謡まで、さまざまなポピュラーだった音楽からとって、それにホーフト作の歌詞を合わせたものである。いわば替え歌で成り立っていて、作曲家が新しい音楽を作ったわけではないため楽譜が残っていない。それでもはたしてオペラといえるのか、という疑問も当然起こる。

手っ取り早く、リハーサル映像を見て音楽を聴いていただきたい。



メロディーはアルカイックでシンプルに聞こえるが、当時の流行歌マドリガルや宮廷の愛の歌などけっこう技巧を凝らしたものが使われているらしい。
そして、11の歌のうち1つだけメロディーが見つからなかったものは、マイク・フェントロスが今回新たに作曲した。これがモンテヴァルディ張りの凝ったものになったという。また彼はオペラの指揮のほか、チタローネ、ヴィフエラ、テオルボといった古楽器演奏も担当している。いずれも弦楽器であるが、テオルボ以外は聞いたことがない。そんなところもレア度が高い。

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       すごくかっこいい指揮者、マイク・フェントロス photo by Marco Borggreve

こんなレアなオペラ、絶対見逃せない!と思ったのに、マーストリヒト公演は丁度トルコに旅行中に当る。その他の都市は遠すぎて、夜の公演しかないため1泊しないと観劇は不可能だ。ああ。せめてCDかDVDになることを望む。それとも、再演してくれればもっといい。

ちなみに、P.C.ホーフトは、ピーター・コルネリスというのだが、PCと呼ばれているのが、ヒップホップっぽい。このオペラのレチタティーボはラップ風であるらしい。。。。
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by didoregina | 2009-04-17 21:54 | バロック | Comments(6)

エトルリアの金細工

彫金というのは、なかなか実益を兼ねたホビーである。
ホビーでやる場合、金は高価なので、銀、銅、錫、アルパカ等の安い金属を使うから、かかる材料費はタカが知れている。半貴石だって、ルースなら数ユーロから手に入る。
かかるのは手間と時間で、なるほど、貴金属店で売っているジュエリーが高価なのは、労力がかかっているからだと納得できる。
趣味なんだから、手間暇かけるほどよろしいので、その労働時間さえ考えなければ、材料費のみで世界に一つだけの自分でデザインしたジュエリーができるのだ。もう、お店で買うのがばかばかしくなるから、非常にお金の節約になる。

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        乾燥して鰹節みたいになったイカを2枚おろしの要領で縦割りにして、
        そこに型を掘り、溶かした銀を流し込んで作った三日月型のペンダント・
        ヘッド。
        米粒型の淡水パールと使わなくなった指輪から取ったルビーを付けた。

デザインを考えるのは楽しいし、自然や建物やインテリアや色んなところからモチーフを見つけ出そうとするので、物を見る目が変わる。出かけるときは、スケッチブックが手放せなくなる。
貴金属店や展覧会では、ジュエリーのデザインではなくテクニックに目を向けるようになる。ジュエリーの大半は、異素材を立体的に組み合わせたものなので、その構成・成り立ちがどうなっているのかを見極めるのが重要なのだ。

先日出かけたロンドンの大英博物館とヴィクトリア・アンド・アルバート美術館でも、ジュエリー部門を重点的に見た。そこではガラスケースに入った展示物が、正面や上からだけでなく、下や裏や横からも見られるようになっていて、あ、さすがわかってるな、とうれしかった。これでないと立体の構成は分からない。

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       繊細で裏が透ける驚異的技術のエナメル細工の髪飾り。V&Aで。


大英博物館でも、V&Aでも、特に感嘆したのはエトルリアの金細工であった。
「古代への情熱」のシュリーマンも驚嘆しているように、紀元前5,6世紀に、ロウ付けの継ぎ目が見えないような細工ができたことは驚異的である。また、粒金細工といって、金の粒を溶かさないで表面にロウ付けできたことも不思議である。

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エトルリア人は、現在のトルコにあったリキア王国から現在の中部イタリアに避難・移住した民族であったらしいが、その文化には謎が多い。高度な技術を持っていたが、碑文などが少ないため文字からの研究が進まないのが原因だ。

偶然ながら、わたしが作ったペンダント・ヘッドにエトルリア風のがある。
銅を叩いて丸っこいアサリのような形に打ち出し、2枚の貝を少しずらして間から真珠をのぞかせた。
チェーンを通す管も似たデザインだが、わたしのロウ付け技術はエトルリア人の全く足元にも及ばないので、銀のロウが銅の表面に少し広がったため、それを隠すためヘマタイトをくっつけた。

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ロウ付け練習のために作ったペンダント・ヘッドもなぜか古代風である。
アシンメトリーに切り込みをいれてから上下に広げ、立体感を出した。不定形の穴を開け、梨地に仕上げたが、左上部分だけは、立体感を強調するため鏡面仕上げにした。

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2005年の勘三郎襲名を記念して、糸鋸の練習のため、隅切り角に逆さ銀杏を切り出してみた。
帯留にはデカすぎ光りすぎる。ベルト・バックルほどの大きさである。
模様は上手く切り出せたので、残りのネガ部分も廃品利用して、コンチョにしてみた。

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主人用に作った帽子にあわせれば、カウボーイ・ハット風になる。

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by didoregina | 2009-04-16 00:18 | 彫金 | Comments(4)

スティーブン・ジョーンズの帽子展@V&A

バロック展だけが目当てでヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に行ったのではもちろんなかった。
Hats, an anthology by Stephen Jonesという、わたしにうってつけの特別展が開催中だったのである。
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V&Aの面目躍如というか、普段はお蔵に入っているかもしれない様々な帽子、イギリスの制服に欠かせない制帽の類や、王室やセレブ御用達のものから、ファッション史上重要な、シャネルやディオール、スキャパレリらデザイナーによる帽子、それらがイギリスのファッション帽子デザイナー、スティーブン・ジョーンズによる帽子 -それにはコム・デ・ギャルソンなどパリコレのデザイナーとのコラボやマドンナやボーイ・ジョージらのセレブのために作ったものも含まれる-、といっしょに各テーマごとにごちゃ混ぜでガラス陳列ケースの中に展示されている。根気よく見るには覚悟がいるほどの、かなりの量である。

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スティーブン・ジョーンズによる帽子は、意外にも小ぶりなデザインが多かった。

帽子雑誌を見る限りでは、イギリスの帽子デザインはエキセントリックというか、凝りまくったものが結構多いのに、展示されているものは、「ちょっとこれ、いったい誰が、いつかぶるんだ?」みたいなものは、あまりなかった。
ここでセレクトされた帽子は、例えばロイヤル・アスコットで見せるための目立つことだけが目的の、カーニバル張りの下品なデザインは、ほとんど見当たらなかった。なるほど、V&Aの見識である。

だから一般来場者は、たわいなく「あ、これがいい」とか、「これ可愛い」くらいの感想を言い合っているだけで、さっさと見ていくが、帽子つくりをしているものは目の付け所が全く違うので、時間がとてもかかるのだった。
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そして、ヴィデオで、帽子のできるまでとか、ジョーンズのアトリエやコレクションの様子、インタビューなどを流しているので、1時間ではとても見切れない。
しかし、次の「バロック展」は、時間で区切って入場者の数を限定しているので、そちらの入場時間が刻々と迫る。
帽子の大洪水に飲まれそうになりながら見ていった。しかし、かなりお勉強にはなった。デザインとは、凡庸や中庸をおそれていてもいけないのだ、と。ここでも、ほどほどの匙加減がセンスの有無を決定するのだと、わかった。

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これは、とっても素敵。さりげないけど、構築的なデザインと専門技術の手わざはさすがだ。

やはり、帽子つくりは奥が深いし楽しいホビーであるが、デザインを考えつくして、妥協なく作り上げたものでないと美しくない、といつも思っていることを改めて確認できた。

それから、ジョーンズはhatterではなく millinerの看板を掲げているのだと知った。この英単語、全然知らなかったから、これも収穫。わたしはamateur millinerと名乗ってもいいのだろうか。
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by didoregina | 2009-04-15 00:07 | 帽子 | Comments(0)

Acis and Galatea @ ROH

このオペラに関しては、「ダイドー」の付け足しの意味合いしかわたしにはなかったので、気合が全く入っておらず、予習なしで当日初めて観て聴いたのだった。

予習しなかったのは、時間的制約も理由の一つだが、この「アシスとガラテア」はヘンデルのオペラにしては短くてマイナーなため、あまり食指を動かされる録音がなくCDを買う気が起こらなかったためだ。でも、全然未知のオペラにいきなりナマで接するというのもスリリングでいいのではないか。

          わたしがタイトルから連想したのはモローの「ガラテア」
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初期の長髪時代のフレディー・マーキュリーを思わせる左上の男が、ガラテアに横恋慕する巨人ポリュフェモス。ガラテアは海のニンフで、羊飼いのアキスと恋愛関係にある。


         モローとくれば、ルドンの「ガラテア」も忘れてはならない。
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こちらでは、ポリュフェモスがはっきりと隻眼の怪物として描かれている。ガラテアは、モローの絵と同様に光り輝く美女である。

どちらの絵にも共通なのは、巨人の目に映ったガラテアの美しさであり、アキスはどこにも描かれていない。ガラテアの恋人アキスは、嫉妬に燃えた巨人に殺されるのだ。
これが、そっくりオペラの内容にも通じるのだった。タイトル・ロールのアシスは、たまたま今回の歌手は眉目秀麗なチャールズ・ワークマンだったが、ストーリー上どうでもよい役であった。単にアルファベット順でガラテアより先に名前を持ってきたのだろうか、といぶかってしまった。

ガラテアというのは、ギリシア神話では、海の神ネイウスに100人もいたという子供達ネレイドの一人で、美貌で有名なのだが、ネレイドといえば、前日訪れた大英博物館で一番気に入ったギリシアの展示物が、そのネレイドの廟なのであった。なんという偶然。


CDを聴きこんでから本番に臨めば違う感想を持ったかもしれないが、ヘンデルのオペラとしては駄作、と言い切ってしまっても異議を唱える人はあまりいないのではないか。
美しいアルカディア風景の中をニンフたちと羊飼いたちがふわふわと浮遊し、恋の楽しさを歌いまくる、というたわいのなさである。字幕を追っているとばかばかしくなるほどの単純さであった。

舞台では、美しく若々しい肉体のダンサーたちが技巧も絶妙の振り付けで踊り、ほとんどこちらがメインじゃないかと思える比重で、華やかなことこの上ない。楽園そのものである。
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          こんな風に主役歌手には、それぞれダンサーが付く。

ガラテア役のダニエル・ド・ニースは、歌って踊れるオペラ歌手、というのが売りだが、歌い方が大げさで、役作りがクレオパトラでもポッペアでもガラテアでも、ロリータ的な妖女というか可愛い悪女というワンパターンで、声に品がなく、無理に張り上げ、特に低音になるとほとんど不快なくらいで、わたしには人気の理由が分からない。踊りはたしかに上手く、デビューの頃はジャネット・ジャクソンかと思ったくらいだし、「ジュリオ・チェザーレ」でのダンス(と歌は)はミュージカル・スター並みである。
今回も面目躍如で、椿姫様など「彼女、もともとダンサー出身なの?」と訊かれたし、フィナーレではロイヤル・バレエのバレリーナといっしょに踊ってしまうほどのすごい度胸と腕前なのである。

音楽は、ヘンデルらしいのだが、内容が、何これ?と疑問符がうかぶようなものなので、ダニエルちゃんとロイヤル・バレエの競演というのだけが印象に残った。
そして、ダンサーたちは肌色のタイツ姿なので、ヌードみたいな感じで、しかし皆中性的なため、エロチックな感じが全くしない。清らかで明るく爽やかな神話の森の世界なのである、それでまたまた連想したのはポール・デルヴォーの絵である。
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羊飼いデイモン役が、ポール・アグニューであったが、ラモーの「プラテー」タイトル・ロールほどの強烈な印象はなく、人のいいお兄さんというだけだった。
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          デイモンに付いたダンサー達も美形で可愛い

こんな散漫な印象しか残らない、一幕物としては長いオペラだったが、休憩前の「ダイドー」の付けたしなんだから、不満は特にない。

Galatea (sung by)   Danielle de Niese
Galatea (danced by)   Lauren Cuthbertson   Mara Galeazzi
Acis (sung by)   Charles Workman
Acis (danced by)   Rupert Pennefather   Edward Watson
Damon (sung by)   Paul Agnew
Damon (danced by)   Steven McRae
Coridon (sung by)   Ji-Min Park§
Coridon (danced by)   Paul Kay
Polyphemus (sung by)   Matthew Rose
Polyphemus (danced by)   Eric Underwood
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by didoregina | 2009-04-11 22:36 | オペラ実演 | Comments(24)

V&A美術館の「バロック」展

パーセルの「ダイドー」とヘンデルの「アシス」は、一晩2本立て公演だったのだが、幕間休憩をかねて、翌日訪れたヴィクトリア&アルバート美術館の「バロック」展の方を先にレポしたい。

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丁度4月4日から始まったこの展覧会は、バロックという言葉でひとくくりにした芸術の総覧みたいなものである。ただし、場所がV&Aであるから、おのずと展示作品に限定が加わるのは致し方ない。

家具や工芸品は、この美術館が得意とする分野であるから、ヨーロッパ内およびヨーロッパ・アジア間での依頼人と製作者、そしてデザインや原材料の相互交流を明らかにした展示がまず目を引いた。
たとえば、スウェーデン王家がアントワープの工芸家に注文して、ジャワ木材や宝石を用いて作られたキャビネットなど、である。

絵画では、アントワープ大聖堂にあったルーベンスによる祭壇画の1部や、マドリッドのプラドから借りたティエポロの「無原罪の御宿り」に会えたのはうれしかったが、集め方としてはかなりしょぼい。

建築物は持って来れないから、ヴェルサイユ宮殿やヴュルツブルクのレジテンツ、ローマのベルニーニ設計によるものなど代表的なバロック建造物の写真や見取り図などだけで、これではちょっと印象として弱い。

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ルイ14世はバロック精神の具現者であるので、彼のバレエ衣装や小道具などの展示と共に、スロヴァキアのブルナにある劇場のバロック舞台装置のヴィデオを観て当時を偲ぶ、という方式の展示室もあった。

ローマ教会の典礼用の豪華な金・銀器から、絶対王政時代の王族・貴族の持ち物までの、聖俗混交の展示は、あまりにも概括的で総合的になってしまってちょっと肩すかしを食らった。
説明が沢山あるので、全部一通り読みながら観ていくと2時間かかる。面白い企画ではあるが、純粋に展示物を見ただけだと、それほど価値が高くないものをなんとか借り集めたという印象は否めない。バロック概念をざっとお勉強するにはちょうどいい。あとは、実物を現地に出かけて見るのがよろしい。

また、各部屋には、展示物に合わせたバロック音楽が流れていて、ショップではそのコンピレーションCDも売っていた。
出口手前では、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」を聴きながら、バロックの花火を見ることができて面白かった。

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by didoregina | 2009-04-10 11:24 | バロック | Comments(5)


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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