コンサート・チケットの「当たり」年

年末ともなると、一年を振り返り、順位や回数などのまとめ記事を書きたくなるものだ。
「当たり年」というキイワードを使って2014年を総括すると、文字通りチケットその他の
プレゼントに「当たった」回数というのが今年はかなり多かったので、それをまとめて
みよう。
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1月27日のコンセルトヘボウでのカリーナ・ゴーヴァンのリサイタルはブログ記事にした。

その前の週からエイントホーフェンのミュージックヘボウで、室内楽のストリオーニ・
フェスティヴァルが開催されていて、1月31日、フェスティヴァル出演アーティストのほぼ
全員登場しての総集編ともいうべきラスト・ナイト・マラソン・コンサートに招待された。
Storioni Night o.a. Hervé Joulain hoorn, Bram van Sambeek fagot,
Nelson Goerner piano, Storioni Trio

Ives – The unanswered question
Dvorák – Strijkkwartet nr 12 ‘Amerikaanse’
Arthur – Farewell song of the deathless voice
Gotschalk – The banjo
Beach – Pastorale
Griffis – Threetone picture
Korngold – Romance impromptu uit Deception
Bloch – Prayer uit Jewish Life
Bartók – Contrasts
Bernstein – Ouverture Candide (versie voor blaaskwintet)
Greenstein – Nieuw werk
Muhly – The only tune
Bernstein – Delen uit Westside Story
Gershwin (arr. Van Klaveren) – Rhapsody in Blue
Saint-Saëns – Havanaise
Brouwer – Werk voor gitaar ntb
Golijov – Lullaby & Doina
Piazzolla – Primavera porteña
Piazzolla – Tango seis
Grande finale (Amerika-medley met muziek
van Irving Berlin, Jerome Kern en Cole Porter)

休憩2回を含む夜7時半から夜中までの長いコンサートで、内容も大変ヴァラエティに富み
いかにもフェスティヴァルの最後の夜を飾るにふさわしいもので楽しかった。(詳しいレ
ビューを書いたが、ブログ投稿に失敗して消えてしまった。。。。)
出演者の中で特に印象に残ったのは、フィンランド人のヴァイオリニストでメゾ・ソプラノ
のVirpi Räisänenというアーティストだ。室内楽でヴァイオリンを弾き、またソロ歌手として
素敵なデザインのコスチュームでモダンダンスを披露しながら現代ものを歌ったりするので、
もう彼女に目が釘付けだった。
↓の動画は2012年のものだが、これと似たパフォーマンスと衣装であった。




6月にはニシン漁が北海で解禁になり、初物は珍重される。それを祝うニシン・パーティと
いうのが各地で開かれるのだが、帽子イヴェントとして参加したことは記事にした。
そこでの私の生牡蠣の食べっぷりのよさが牡蠣屋さんの目に留まったらしく、屋台を出して
いたレストランFLOマーストリヒトから、ウェルカム・ドリンク付き3コース・ディナーと
いうのにあとで招待された。生牡蠣は一般的オランダ人には敬遠されがちなので、パーティー
などで牡蠣が出ていたら、一人勝ち状態である。
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また、8月にはロンジン・グローバル・チャンピオンズ・ツアーという馬術障害競技大会の
フェルドホーフェンでのVIP招待券が当たった。(これブログ記事にした。)

9月には、デン・ボッスのInternational Vocal Competitionという声楽コンクールにBrava
TVから選ばれた視聴者審査員の一人として3日間審査に携わる機会に恵まれた。
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その最中にユトレヒト古楽祭が開催されていて、9月7日の最終コンサートのチケットが当選
した。
ジュージー・トゥートというハンガリア人ソプラノの生の歌声を一度聴いてみたいと思って
いたので、万難を排してコンサートに行った。ジュージーちゃんは4人いるソプラノの一人で、
さほどソロパートがあるわけではないので、誰がどこを歌っているのかイマイチわかりづらい
のだったが、めったに聴く機会のないフックスの『皇帝レクイエム』なるものを生で聴くことが
できて満足だった。

Johann Joseph Fux - Kaiserrequiem

Vox Luminis:
Zsuzsi Tóth, Sara Jäggi, Elke Janssens, Maria Bernius - sopraan / soprano
Barnabás Heygi, Jan Kullmann - alt / alto
Olivier Berten, Robert Buckland - tenor
Matthias Lutze, Lionel Meunier - bas / bass

Scorpio Collectief:
Veronika Skuplik, Stefano Rossi - viool / violin
Johannes Frisch - altviool / tenor violin
Josue Melendez, Frithjof Smith - cornetto, cornetto muto / cornett, cornett muto
Simen van Mechelen, Claire McIntyre - trombone
Carles Cristobal - fagot / bassoon
Matthias Müller - violine
Kris Verhelst - orgel / organ

このコンサート動画がアップされているのでご覧いただきたい。


そのあとはもう軒並みコンサート・チケット当選ラッシュであったが、遠征とかち合って
しまい、自分では一つしか行けなかった。そうなると、行ってくれる人・ふさわしい人を
探すのに躍起になる。

デン・ハーグでのPJとナタリー姐のコンサートとかち合ってしまったのが、ロッテルダムの
ゲルギエフ・フェスティヴァルの「革命」と題された9月14日のコンサートで、ゲルギー
指揮マリンスキー劇場オケ、ソリストはデノケである。プログラム内容は以下の通り。
代わりに行ってくれた人たちは非常に感動していた。

Orkest van het Mariinsky Theater
dirigent Valery Gergiev
sopraan Angela Denoke
Falla Danza ritual del fuego uit 'El amor brujo'
Strauss Symphonische Fantasie aus 'Die Frau ohne Schatten'
Berg Drei Bruchstücke aus 'Wozzeck'
Sjostakovitsj Twaalfde symfonie 'Het jaar 1917'
Ljadov Uit de Apocalyps

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10月4日のロンドンでの『ポッペアの戴冠』と同じ日にあったデン・ハーグでのイレーネ・
テオリンがソリストのスウェーデン王立歌劇場オーケストラのコンサートにはハーグ在住の
友人に代わりに行ってもらった。

Wagner Tristan und Isolde: Vorspiel & Liebestod
Van Gilse Thijl Treurmuziek
Wagner / de Vlieger The Ring, an Orchestral Adventure

Royal Swedish Opera Orchestra
Lawrence Renes - dirigent
Iréne Theorin- sopraan

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11月の『イドメネオ』および『エレクトラ』遠征には、コンセルトヘボウでのアンジェラ・
ゲオルギューのリサイタルがかち合ったのだが、丁度日本からアムスとロンドンに遠征に
来ていたリュドミラさんに譲ることができた。「アンジェラのコンセルトヘボウでのコン
サート・チケットが当選したからには、くじ運の強さも本物」と友人たちから言われたものだ。
コンサートの内容に関してはリュドミラさんのブログ記事を参照されたい。(11月25日)

Angela Gheorghiu (sopraan)
Marius Vlad Budoiu (tenor)
Het Gelders Orkest
Tiberiu Soare (dirigent)

Saint-Saëns - Bacchanale (uit 'Samson et Dalila', op. 47)
Puccini - Tu, che di gel sei cinta (uit 'Turandot')
Mascagni - Suzel, buon dì (uit 'L'amico Fritz')
Leoncavallo - Vesti la giubba (uit 'Pagliacci')
Bizet - Entr'acte (uit 'Carmen')
Verdi - Ave Maria (uit 'Otello')
Verdi - Dio, mi potevi scagliar (uit 'Otello')
Verdi - Già nella notte densa (uit 'Otello')
Dvořák - Slavische dans in C (uit 'Slavische dansen', op. 46)
Cilea - Ecco, respiro appena (uit 'Adriana Lecouvreur')
Cilea - Ma, dunque, è vero? (uit 'Adriana Lecouvreur')
Wagner - In fernem Land, unnahbar euren Schritten (uit 'Lohengrin')
Tsjaikovski - Polonaise (uit 'Jevgeni Onegin', op. 24)
Lehár - Dein ist mein ganzes Herz (uit 'Das Land des Lächelns')
Catalani - Ebben? Ne andrò lontana (uit 'La Wally')
Puccini - O soave fanciulla (uit 'La bohème')

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そして、12月のロンドン遠征から帰った足でそのまま、ドイツのドゥイスブルク歌劇場
から招待された『ウエルテル初日』を鑑賞しに行ったことは、先日ブログに書いた。
偶然だが、チケット・プレゼント当選は、遠征と連動しているかのような法則性が見られる。
不思議だ。

たぶん、今年最後のプレゼント当選は、Het Nieuwe Rijksmuseum (邦題『みんなのアム
ステルダム国立美術館へ』)公開記念として、配給元からフィルムハウス・リュミエールに
贈られた、アムステルダム国立美術館とプレイモービルのコラボ限定版「牛乳を注ぐ女』の
フィギュアである。これはクリスマス・プレゼントとしてきれいにラッピングされていたので
うれしさもひとしおであった。ラッピング・ペーパーには12月公開の日本映画『2つ目の窓』
ポスターが使われ、カードは現在映画博物館EYEでリバイバル上映されている『風と共に去り
ぬ』でしかもカードにはなんと日本語で「おめでとうございます」と書いてあった!
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プレゼント当選のコツとしては、応募の際、必ず1、2行、担当者の心に響くコメントを書く
こと。これに尽きる。大概は、「応募の動機」もしくは「誰と一緒に行きたいか」を書く
ことになっているが、そうでなくて「先着順」とか「抽選」と謳っている場合でも、実際は、
気の利いたコメントを書いたことが当選の理由なのは、担当者からの返事やその後のやりとり
から明らかである。
中学生時代、ラジオの深夜放送などにリクエストはがきをよく出していて、当時それが
読まれたりプレゼントに当選したりしたことがよくあった。あれと全く同じコツが現在の
プレゼント必勝法にも当てはまるのである。
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by didoregina | 2014-12-30 20:05 | コンサート | Comments(8)
Commented by Lyudmila at 2014-12-30 23:24 x
その節は当たりをわけていただき、ありがとうございました。タイミングの良さもあたりのうちで。
コンサートチケットのみならず、バラエティに富んでいるのも素晴らしいです。
ライクスミュージアムの、かわいい当たりですよね。こちらの上映館では、ミッフィーのちっちゃいレゴ売ってました。
Commented by レイネ at 2014-12-31 01:37 x
Lyudmilaさま、タイミングよく行ってくださる方がすぐに見つかってうれしかったです。直前まで適任者探しにおおわらわになることが多いので。
運気が強い今年のうちに宝くじでも買おうかしら。(宝くじには自力で勝負の要素がないし、確率的に当選する可能性があまりに低すぎるので無視してましたが)
当選のうれしさと、チケット代の多寡や有名アーチストかどうかということはあまり関係ないんですよね。ま、もちろん全然興味ないコンサートだったら最初から応募しないけど。
プレイモービルが値段的には一番安いけど、心が籠っててうれしかった。ミッフィーのレゴも売ってるんですね!着物姿のハローキティのレゴもあるらしくて、欲しいんだわ。
Commented by サンジ at 2015-01-04 16:40 x
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

ご招待チケットの当選、そういうコツがあったのですかー。なるほどー。
やっぱり人間ですからね。人情なんですね。
私も今度試してみようかな。でも私には琴線に響く言葉を書くことが難しそう(笑)。
Commented by レイネ at 2015-01-05 02:13 x
サンジさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年早々、素晴らしいオペラ鑑賞遠征されているようでまことにけっこうですね。お互い、好きな道を極めて行きましょう!
私の場合くじ運がいいというより、暇だから懸賞見つけられるんだ、、、という説もありますが、当たればやっぱりうれしいのが人情ですよね。
Commented by Vermeer at 2015-01-11 23:22 x
寒中お見舞い申し上げます。今年もどうぞよろしく。

ゴーヴァン→
“リナルド”の楽屋でオーヴェルニュの歌のCDにもサイン貰いました。

ゴージャスなデイム・キリ盤、清洌なアップショー盤の他にも、涙を湛えた様なフォン・シュターデ盤、母性愛で包まれる温かなロス・アンヘレス盤、そして鄙びたフォークロア色の濃いネタニア・ダウラツ盤も素晴らしいです。録音には事欠かないレパートリーなのに、生に遭遇する機会がないのが残念です。
Commented by レイネ at 2015-01-12 18:00 x
Vermeerさま、今年もよろしくお願いします。
『オーヴェルニュの歌』ネタは、別のところでも盛り上がりましたよ。確かに、色んな歌手が録音してるけど、生で聴く機会はめったにありませんね。
ゴーヴァン姐には、再来週コンヘボの『ニオベ』で再会できます。(日本旅行中の長男に、ふさわしいお土産頼んだところ。日本贔屓なんですよ、彼女。)
Commented by Vermeer at 2015-01-12 20:40 x
別の所→
実はツィッターにログイン出来なくてこちらにコメントしたのです。情けなや┐('~`;)┌

日本の土産→
おぉ、何にされたのでしょう?
8月の心残りは土産を持参しなかったこと。あの楽屋での顛末を予想出来ませんでした。

まだ音楽初めしていませんが、ホイッスラー展とイエラ・マリ展をハシゴしてアート初め。
Commented by レイネ at 2015-01-12 20:51 x
Vermeerさま、なるほど、『オーベルニュの歌』あれこれの話題とタイミングがよすぎると思いました。
カリーナとはグラインドボーン以来仲良くなったので、心優しい彼女にふさわしいものをプレゼントできたらなあ、と思ってます。
京都に行く長男に頼んだのですが、無事入手できるかどうかまだわからないので、首尾よくいった暁には写真アップしますね。
今年の映画初めは日本映画『二つ目の窓』そして、先週はThe Imitation Game 見ました。後者はアカデミー賞有力候補!少なくとも本国のBritish Academy Film Awardsでは何らかの賞は取るでしょう。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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プロフィール

名前:レイネ
別名: didoregina
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オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
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音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


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