『ロデリンダ』のカーテンコールと出待ち写真

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                               Courtesy of Tsubakihime (Peraperaopera)

イエスティン・デイヴィス・ファンの皆様、昨晩BBC3よりラジオ生放送されたENO公演
『ロデリンダ』はお聴きになりましたでしょうか?
まだの方は、下のリンクからあと6日間オンデマンドで聴くことができますから、ぜひ!
http://www.bbc.co.uk/programmes/b03x160z

ENO公演『ロデリンダ』でのイエスティン・デイヴィスのカーテンコール写真と楽屋出口で
撮った写真をアップします。
平土間2列目正面席だったにもかからわず、私の撮ったカーテンコール写真は、ぶれたり
タイミングが悪かったりして碌なのがないため、ご一緒したロンドンの椿姫さまの撮った
写真を何枚か譲っていただきました。全て3月2日に撮影されたものです。

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イギリスの各紙でも『ロデリンダ』公演、特にイエスティン君は絶賛されています。

中でも、オブザーバー紙のフィオナ・マドックス女史の評には、私自身かなり共感する部分が
多いので、リンクを張ります。ご一読ください。http://www.theguardian.com/music/2014/mar/09/rodelinda-eno-jones-curnyn-review?commentpage=1

その中から、イエスティン君のパフォーマンスに関する部分を抜粋します。

”Yet no single organisation has brought the composer's operas back to life more assiduously or persuasively than ENO, whose radical reinvention began with Nicholas Hytner's Xerxes in 1988. Jones and Curnyn, like others since, have continued that tradition. It helps when a production has a big star. The night belonged to Iestyn Davies. An ex-chorister of St John's College, Cambridge, Davies has suddenly accelerated from "promising British countertenor" to world-class artist. He can sing, whether full blast or hushed pianissimo, with a strength, steadiness of tone and musical confidence almost unknown in a voice type which has tended – shout me down – to prefer ethereal frailty as a calling card. He also has an understated sense of comic timing.”
(Fiona Maddocks, The Observer, Sunday 9 March 2014)


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              出演歌手では一番最初に楽屋口から出てきたイエスティン君。
              速攻で鬘と化粧を落として着替て出てくる早業に驚きましたが、
              それよりも先に来て待っていた私達に、彼の方もびっくりの様子。



"The supreme star of the show is Rodelinda, sung with ravishing tone and great intensity by Rebecca Evans; but Iestyn Davies as Bertarido is magnificent, too, and his acting is as concentrated as his singing."
(Michael Tanner, The Spectator, 8 March 2014)

上に抜粋を載せた、スペクテイター紙の『ロデリンダ』評、リンクはこちらです。http://www.spectator.co.uk/arts/opera/9152011/the-musical-side-of-rodelinda-was-close-to-perfect/


また、BBC Music Magagineのウェブサイト、クラシカル・ミュージック・ドットコムのヘレン・ウォレス
女史による評にも同感、おもわず頷く部分が多いので、リンクを張ります。
http://www.classical-music.com/blog/handels-rodelinda-eno

"Iestyn Davies stole the show with aria after aria of heavenly purity and ardour."

"At other times it works hand-in-glove, building up a terrific tension during Bertarido’s aria at the end of Act I, when he believes Rodelinda has betrayed him, as she and Grimoaldo whirl through the rooms in an intensely sexy tango (what a relief to find real choreography and singers who could compete in Strictly), or in the mercurial, chromatic aria in Act III as Grimoaldo dashes impotently about searching for the right weapon, furiously whipped up by Curnyn. Most memorable of all is the heart-stopping ‘Io t’abbraccio’ at the end of Act II, when Davies and Evans voices come together at last (a fabulous match) just as they are ruthlessly separated, each singing to the other as the rooms they stand in are dragged physically further and further apart. A witty production with a dark heart; don’t miss it."
(Helen Wallace, Classical-music.com, 4th March 2014)

長いこと待ち望んでいた『ロデリンダ』実演鑑賞にどきどきでしたが、イエスティン君の素晴らしい
歌唱と演技、楽しめるプロダクションに大満足。そして出待ちも上手くいき、最高のロンドン遠征
となりました。

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by didoregina | 2014-03-09 21:49 | イエスティン・デイヴィス | Comments(10)
Commented by ロンドンの椿姫 at 2014-03-10 07:26 x
ほんと、全て上手くいってよかったですよね。特に出待ちはびっくりで、いまだに、どうやってイエスティン君があんなに早く出てこられたのか理解できません。
素晴らしいパフォーマンスだったので、私は4日後にもう一度行きましたが、当日の叩き売り切符だったので、元の値段はレイネさんとご一緒した時と同じでも遠い席だったのでちょっと不満が残りました。3月2日はレイネさんが遠征されるということで私の分も2列目をうんと早くから買っておいたからこそあんな良い席に座れたわけですから、ロンドンにいらして下さったことに感謝してます。
昨日のラジオも勿論聴きました。イエスティン君の歌うところだけiPhoneで録音し、今日はそれをうっとり聴いていたら、又どうしても行きたくなり、良い席はもう残ってませんが、2度目の時にイエスティン君の声は遠くからでもよく聴こえるのがわかったので、もう一度生で楽しめそうです。出待ちはもうしませんが(笑)。
Commented by レイネ at 2014-03-10 09:02 x
ロンドンの椿姫さま、二人でかぶりつき席に座っての鑑賞と出待ち、わくわくして楽しかったです!

>いまだに、どうやってイエスティン君があんなに早く出てこられたのか理解できません。

いやあ、今後、彼の出待ちするときには細心の注意をはらって緻密な計画を立てることが必要でしょうね。ご主人様も鋭いところを突いたことおっしゃってますから。でも、私達よりもご家族を待たせないために速攻で出てきたんだと思います。

彼は声のプロジェクションもコントロールが効いていますから、ホールのどの位置に座ってもよく聴こえそうですね。でも、やっぱりよく観える席の方がいいわ!

リスボン遠征予定を主人に話したら、ケルンのリサイタルにはいっしょに行きたいと言い出してます。うれしいような困ったような複雑な気分。。。。
Commented by ロンドンの椿姫 at 2014-03-11 06:01 x
ご主人がケルンに一緒に行って下さるんですね! ワイフが狂ってるのはどんな奴だか気になるんでしょうか? 複雑なお気分というのもわかりますが、一緒に楽しめればそれに越したことはないですよね。イエスティン君もご主人に会えたら喜んでくれるでしょうし。
Commented by レイネ at 2014-03-11 06:36 x
ロンドンの椿姫さま、主人にはわたしがイエスティン君に狂ってるという認識はないようです。マレーナ様追っかけに比べたら、まだ回数が少ないですから。単に珍しく仕事の入ってない週末だから、ケルンにも一緒に行ってみようかというノリなので、わざわざイエスティン君のリサイタルの日じゃなくてもよかったのに。。。イエスティン君が喜んでくれるかどうか、どうでしょうか。
Commented by Vermeer at 2014-03-11 12:18 x
BBC、聞きました(かい摘んでですが)。予想を軽く超えるIDの素晴らしさが伝わって来ました。
抜群の名手がいなくとも、作品が本当に良く、正確に演されて大感動に繋がる実体験が最近続いたものですから、ヴィオルトーゾがいればなおさらの事だと拝察します。“リナルド”が楽しみになって来ましたね。


それにしてもヘンデルは素晴らしい。人生の機微に絶妙な音楽のパノラマ。いろいろな形式、
劇場でヘンデル演奏に恵まれているロンドンが羨ましいです。ロンドンはヘンデルの街だから当然か…。
Commented by レイネ at 2014-03-11 18:23 x
Vermeerさま、ラジオ放送だと長いからかいつまんで聴くのがよろしいですね。でも、前後や途中のインタビューや解説がなかなか詳しくて、舞台演出のことなんかも想像できるように番組が構成されているのに感心しました。
でも、その日の実演ご覧になった人とラジオ放送きいた方の、IDよりもももう一人のCTの方がずっと印象的だったというご感想もあり、え~っそういう意見もありなの?と思いました。

>”リナルド”が楽しみになって来ましたね。
本当に!乗りにのってるIDはもしかしたら今がピークなんじゃないかしら。

ヘンデルのオペラやオラトリオを聴く機会は、ヨーロッパではかなり多いです。逆に、誰でも安心して聴けるから集客も安泰、そして演出に味付け工夫を凝らしても違和感なく映えるという理由でしょうか、バロックオペラというとヘンデルばっかりなので、他の作曲家のバロックオペラももっともっと上演機会が増えるといいな、と思ってます。

ロンドンのヘンデルハウスに行ってきました!
Commented by Vermeer at 2014-03-11 20:19 x
ロンドンのヘンデルハウスに行ってきました!⇒
あぁ!僕はロンドン最終日にリバティーの土産漁り帰りに偶然気づいて、辿り着く事が
出来ました。アンセムか何かの壮麗なビデオがかかっていたのですが、その内アン・マレー(Ms)
歌うアリア(アリオダンテだったかな?)に変わり、前日のフィガロ終演後彼女に会えなかった
感傷に黄昏ていたら、ボランティア・ガイドのおばあ様に声掛けられて、二人で「ヘンデル最高」と
握手しました。


他の作曲家のバロックオペラももっと⇒
しかるにモンティヴェルディを除いて、ヘンデルの水準に真に達した作品がいくつあった
でしょうか?!やっぱり「ヘンデル最高」。
Commented by レイネ at 2014-03-11 21:13 x
Vermeerさま、ヘンデルハウスは小さいミュージアムですが、ヴィデオ見て、説明版をじっくり読んで、入場客よりも多いヴォランティアらしい係員の説明を拝聴したり、各部屋に置いてあるオーディオなど聴いたりして、結構長い時間過ごしました。
資料を安くゲットし、ついでにIDの新譜CDもまた買っちゃいました。丁翌日HMVでそのCDが売上チャート1位になったと彼も喜んでたので、わたしも一枚買ってそれに貢献したんだよ、とコメントしました。

バロックオペラは無尽蔵にありますから、ヘンデル以外のもお聴きになってみてください。(あんまりCDにはならないけど)
Commented by Vermeer at 2014-03-11 22:21 x
ヘンデル以外のも⇒
フランスものはバレエを無視して聞くだけは辛いし、ドイツやイタリアものは、ずば抜けた名手が
あってこその上演はあるかもしれない、日本におけるヘンデル受容はずっと遅れているので、
ヘンデルを追うだけで精一杯というのが僕の本音です。


でも昨秋出たSabine Devieilheというソプラノのラモー/アリア集には、清冽な感銘を受け
ました。
Commented by レイネ at 2014-03-11 22:37 x
Vermeerさま、イタリアものバロックオペラは面白いものがいっぱいありますよ!ヘンデルはいいけど、どれもなんとなく似てるから、やっぱりお気に入り歌手が出てないとあんまり買う気が起らない。でも、ヘンデルは天才的だから、どんどん新録音や新演出で取り上げられ、そのたびにああいい音楽だなあ、と思います。

わたしは、アリア集ってあんまり好きではありません。オペラやオラトリオの全曲盤でないと、隔靴掻痒で。だから、IDのオラトリオ・アリア集は当初買うつもりじゃなかったけど、ロンドンでポンドが余ったので思わず買っちゃいました。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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