着物始め、コンサート始め、習い事始め

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

c0188818_7113622.jpg


一応松の内になんとか着物でおでかけの機会があった。
友人Hがフルート奏者として出演するアマチュア・コンサートである。

会場はセレブルダース・チャペル。上記写真のように天井も壁も美しい教会で、ちゃんとした
有料の、そして結構有名音楽家による古楽コンサートが開かれる。

お正月らしい華やかな着物だと、教会でのマチネ・コンサートでは浮きすぎるから、グリーンの
結城紬に改まった雰囲気の正倉院柄の帯の組み合わせにした。

c0188818_7172331.jpg

                偶然だが、教会の内装にぴったり合う色のコーデ。

昨年京都で買ったこの帯をいつおろすのがよいだろうかと機会をうかがっていたのだが、
ぜひとも今年1月に締めようと決めた。今年の干支の馬が織り込まれているからだ。
古典的な正倉院裂の騎馬模様の織帯で、柄は地味だがきらきらと上品な光沢があり、
光の当たる具合によって色が変わる。

c0188818_7253926.jpg

                 正倉院柄の織の名古屋帯で締めやすい。


コンサートの演目は、前半はアマチュア合唱団によるモーツアルトの『フィガロの結婚』から
伯爵夫人やケルビーノのアリアを混声合唱にアレンジした曲や、『帰れソレントへ』『オーソレミオ』
などのイタリア民謡であった。
後半は、ハイドンのトリオ・ソナタ『ロンドン』をフルート、リコーダー、チェロ、コントラバスのために
アレンジしたもの。なかなか一緒になっての練習時間の取れないアマチュア室内楽アンサンブル
にとってはかなりの大曲であった。




                マルコ・ビーズリーの歌う『オー・ソレ・ミオ』

マルコ・ビーズリーによって正統的ナポリ弁(?)歌われると、この曲も哀愁を帯びて味わい深く
なり、なんともいい曲だなあ、と思う。



コンサートの前日、HとTとその他10人ほどで、ベルギーのアルデンヌ高原をハイキングした。
普段の年だったら雪に覆われている山や丘陵だが、今年は暖冬のため、道はぐちょぐちょに
ぬかるんでいた。
フルートを吹くHからは、いつも、わたしのピアノ伴奏と一緒に合わせたい、と誘われるのだ。
合奏とか伴奏とかには全く向いていないと自覚しているので、いつもお茶を濁しているのだが、
逃げ口上ばかりでも能がないので、「今年の抱負として歌のレッスンを受けようかと思っている」
と言ってみた。
そして、その翌日、HのパートナーTと一緒にアマチュア・コンサートに行ってその楽しさに浸り、
どうせ歌うならTと二人でこの合唱団に参加してみようということになったのだった。
なんと、この合唱団は、アマチュアながらこの美しいチャペルを練習場としているという贅沢さ。
そして、レパートリーにモーツアルトやヘンデルが多いということにも惹かれたのだった。
歌手のおっかけをしているからには、自分でも歌を勉強してもう少し深く理解したいという願いも
ある。

c0188818_7404511.jpg

                      合唱団と室内楽団


早速、来週の水曜日夜からの練習に参加してみることになった。
3か月の見習い期間を経て、お互いにウマが合うようならば正式団員になれるという条件である。
歌のレッスンも別に受けることも可能であるという。
午年の一年の計としてもなかなかにふさわしい習い事始めであろう。
[PR]
by didoregina | 2014-01-07 00:00 | 着物 | Comments(4)
Commented by kumitan2011 at 2014-01-07 23:45
レイネさま、明けましておめでとうございます!
昨年はおかげさまで良い年となりました(^^)
今年もどうぞ、こちらこそ、よろしくお願い致します。

実は、ブログの更新を心待ちにしておりました(笑)
今年はもっとレイネさまとお話できたらいいなと思ってます♪

結城紬、素敵ですね!
最初無地?と思いましたが帯の画像で、緑の横縞入りと判りました。
母は緑が苦手でしたが、私は和装を始めてから好きに。
特に今回レイネさまがお召しのオリーブグリーンが好きです・・・合わせやすいので、帯締めでも良く使います。

そして、正倉院の名古屋帯、紺地に見えますが珍しいお色目のような。
さすが、正統派の着こなしでとても勉強になります。
私はいつも気ままな格好なので、違いが歴然・・・(笑)

ピアノと合唱団のお話も興味深いです。
レイネさまはきっと、お上手なのでは(^・^)
恥ずかしながらピアノは少々、学生時代に聖歌は歌いましたが今はポップスやロックです。
せっかく着物を着ているので、演歌もそろそろと思ったり(笑)

長々とすみません。
またお邪魔させて頂きます☆
Commented by レイネ at 2014-01-08 00:30 x
kumitan2011さま、今年もよろしくお願いします。
昨年に引き続いて、今年も幸多い・実り多き一年になりますよう!
わたしも、昨年は良いことの多い年でした。悪かったことはすぐに忘れてしまうからかしら。も、そういう風にポジティブに考えてるとツキも運も自ずとやってくるような気がしますよね。
お恥ずかしい限りですが、最近ブログ更新が滞りがちです。貴ブログは毎日更新ですよね。楽しみに拝見しております。ももんがコートも可愛いし、個性的な着物と帯をとても美しく着こなしているのが素敵!

母が緑大好きなので、グリーン系の着物が多いのです。私にはあまり似合わないような気がしてたんですが、だんだん慣れてきたのか、悪くないかもと最近は思ってます。

貴女のようにポップスやロックも歌いたいなあ、と思います。でも、バロックの曲ってポップスに近い味わいがあり、とっつきやすいんですよ。「わたしを泣かせてください」とか「オンブラ・マイ・フ」とか「ミュージック・フォー・ア・ホワイル」など、レパートリーにできたらなあというのが目標です。

また、いつでもいらしてくださいね。そちらにもちょくちょくうかがわせていただきます。
Commented by kumitan2011 at 2014-01-23 03:00
レイネさま、かなり時間が経ってしまって失礼しました。

ハイ、私も寝て起きると忘れてしまうことがほとんどです(笑)
主人 からは『羨ましい性格だ。』といつも言われ(^^;
のほほんと過ごしていると、案外希望が叶ったり♪

グリーン、レイネさまにお似合いです。
日本人の黄み肌にピッタリですし、メイクのコントロールカラーにあるくらいなのでお肌もキレイに見えますし◎
私もこぞってグリーン着てみようと思います(^-^)

バロックの歌・・・なじみがないので想像もつきませんが、機会があればぜひ拝聴したいです!
レイネさまの歌声もひそかに楽しみにして(笑)

今年も嬉しい年になりますよう、お祈りしながら(*^-^*)
Commented by レイネ at 2014-01-24 06:27 x
kumitan2011さま、お互い、楽天的な性格のようですね。ポジティブな希望は、強く願っているとその方向に道が拓けるというか、自分自身がその目標に進んでいくから自ずと実現できることが多いのですよね。今年も、そうやって福を呼び込んでいきましょうね。
実は、今日もまた、コンサート・チケットが当選したんです。皆がびっくりするほどコンサートのタダ券が当たることが多いのですが、運がいいというか、夢を叶えようとする気持ちが実を結ぶのかしらとも思います。

グリーンは、なるほど肌を美しく見せる色でもあるんですね。考えてもみませんでした。

バロックの歌は、知らずと、案外耳にされているかもしれませんよ。今練習しているのはグルックの『オルフェとエウリディーチェ』から「エウリディーチェを失って」やヘンデルの『リナルド』から「私を泣かせてください」などですが、多分、どこかで聴いたことがおありだと思います。ブログ記事中に貼っている動画は、ほとんどバロック・オペラのアリアですから、お聞きになってみてくださいね。

落胆もすぐに忘れれば、今年もきっといい年になりますよね。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


by didoregina

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

プロフィール

名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


最新のコメント

Vermeerさま、多分..
by レイネ at 01:38
トマスのソロ・コンサート..
by Vemeer at 01:25
Vermeerさま、この..
by レイネ at 20:56
詳細なレポート、楽しく拝..
by Vermeer at 18:02
ロンドンの椿姫さま、それ..
by レイネ at 17:03
大満足のマスタークラスで..
by ロンドンの椿姫 at 23:41
鍵コメさま、ヴェロニカ・..
by didoregina at 18:57
Mevrouwさま、北海..
by レイネ at 18:46
レイネ様も怒涛の更新で、..
by Mevrouw at 23:33
Mevrouwさま、サー..
by レイネ at 22:10
Mevrouwさま、夏の..
by レイネ at 22:05
新作オペラに挑むのは本当..
by Mevrouw at 20:56
クロアチア~ベネチアを自..
by Mevrouw at 20:27
Mevrouwさま、ご高..
by レイネ at 20:19
ようやく一息つける日なの..
by Mevrouw at 19:57
Mevrouwさま、癒し..
by レイネ at 16:49
このところネットからも音..
by Mevrouw at 16:37
斑猫さま、もうすでにパリ..
by レイネ at 16:57
ロンドンの椿姫さま、まさ..
by レイネ at 16:54
こんにちは CT研究会..
by 斑猫 at 00:16

以前の記事

2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

タグ

最新のトラックバック

究極の愛を描いたワーグナ..
from dezire_photo &..
バッハが人類に残したメッ..
from dezire_photo &..
バッハが『ロ短調ミサ曲』..
from dezire_photo &..
ルター派のプロテスタント..
from dezire_photo &..
ダンテの『神曲』 ”地獄..
from dezire_photo &..
ポン=タヴァン派、総合主..
from dezire_photo &..
倉冨亮太さんの繊細な美し..
from dezire_photo &..
ダイナミックで刺激的な多..
from dezire_photo &..
贅沢と快楽に生きる娼婦な..
from dezire_photo &..
バッハとヘンデルの音楽性..
from dezire_photo &..

カテゴリ

全体
バロック
映画
オペラ実演
オペラ映像
オペラ コンサート形式
着物
セイリング
コンサート
美術
帽子
マレーナ・エルンマン
イエスティン・デイヴィス
クイーン
CD
20世紀の音楽
旅行
料理
彫金
ビール醸造所
ベルギー・ビール
ハイ・ティー
サイクリング
ダンス
ハイキング
バッグ
教会建築
カウンターテナー
演劇
未分類

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
映画

画像一覧