『セヴィリアの理髪師』@ストックホルム王立歌劇場

8月にウィーンでマレーナ様主演の『湖上の美人』を鑑賞したばかりですが、彼女が9月に
本拠地ストックホルムでの『セヴィリアの理髪師』にロジーナ役で出演することがわかった時、
2ヶ月続けての遠征を決意しました。
4月のチケット発売日に、即、オンライン参戦したのですが、争奪戦はなかなか厳しく、平土間の
席は全く残っていませんでした。歌劇場の規模や座席と舞台との相対関係や音響も分からないので、
無難に1階バルコニー正面席を選びました。スウェーデンの一般物価と比較すると一番高い席でも
それほどのお値段ではありません。

c0188818_1633882.jpgIl barbiere di Siviglia
Musik: Gioacchino Rossini
Text: Cesare Sterbini efter Beaumarchais komedi
Regi: Knut Hendriksen
Scenografi och kostym: Per A. Jonsson
Ljus: Ronny Andersson
Medverkande
Greve Almaviva : Michele Angelini
Doktor Bartolo : John Erik Eleby
Rosina Malena : Ernman
Figaro : Ola Eliasson
Basilio : Lars Arvidson
Berta : Agneta Lundgren
Fiorello : Kristian Flor
Officeren : Kristian Flor
Dirigent : Jean-Christophe Spinosi
Herrar ur Kungliga Operans Kör
Kormästare: Folke Alin och Christina Hörnell

Kungliga Hovkapellet


さて、当日は、ホテルにチェックインしてからすぐに歌劇場に向かいました。チケットが上手く
プリント・アウトできなかったので再発行してもらうためです。
オンラインでのチケット・ダウンロードとプリントは一回限りと注意書きがあったのですが、どうやら
サイトの不備でプリントのサイズ設定がおかしくなっていたため、A4から重要な部分がはみ出て
しまったのです。これにはあせって、電話とメールで問い合わせたので、再発行はスムーズでした。
劇場窓口でも、オンライン・プリントした人は皆プリントに失敗したらしい、と言われました。

そして、楽屋口の位置を尋ねておきました。
これで準備完了。

ホテルに戻り、ゆっくりと着物の着付けとヘア・メークをしました。遠征では、大概、遊びすぎて
時間が足りなくなるのですが、その日は気温10度で強風しかも小雨模様なので、町歩きをする
気分にならなかったのです。

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       ホテルのロビーで。8月にウィーンで着ようと思っていた絽の着物。
       ようやく袖を通すことができた白と黒の細縞に萩の花の模様の小紋。
       博多の献上帯に白と黒の変わり織の帯締めと幾何学模様の帯揚げ。
       (公演後ホテルに戻ってからの写真なので髪が乱れてる。)


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            対岸の王宮から眺めたストックホルム王立歌劇場
          
ロビーに入って、開場を待ちながら人々の服装を眺めると、皆、アムステルダム同様にかなり
カジュアルです。金曜日夜の公演なのに、ほとんど着飾っている人は見当たりません。
各階の左右にクロークがあるため、一箇所に混み合わず、ゆったり鷹揚な気分になれます。

正面バルコニー席は、さほど大規模な劇場ではないので舞台も遠からず視界は悪くありません。
しかし、左隣に座ったオヤジが、恐怖のグミ食い魔だったのです。なぜか、ズボンの右ポケットに
グミを入れていて、1,2分おきにポケットに手をつっこんで取り出すので、その度に肘をわたしの
左腕にぐいぐいと押し付ける形になるのです。アングロ・サクソンの国とは異なり、体が他人に
触れても謝ったり気にしない人が多いのは、スウェーデンもオランダと同様のようですが、気分は
害されます。劇場の座席に座って物を食べるという行為も、褒められたものではありません。
劇場からは、電話のスイッチを切れとか、撮影や録音は堅く禁じるとかのアナウンスはありましたが、
食べ物持ち込みも厳重に注意してもらいたいものです。

そして、グミというものは、食べだすとなかなか止められなくなるものです。
もう、袋ごと膝の上に出して堂々と食べたらいいものを、こっそりとポケットから出して口に入れようと
する態度と動作が、他人を不快にするのです。
そうこうするうちに、指揮者のスピノジが登場しました。拍手で迎えられた彼がオケ・ピットの指揮台に
立ち、指揮棒を下ろした瞬間にも、隣のグミおやぢがズボンのポケットに手を入れたので、わたしは、
そいつに向かって制するようなしぐさをして「プリーズ、ストップ・イット」と冷たい口調で命じました。
虚をつかれたおやぢはひるんで、そのままフリーズしてしまいました。そして、とうとう、序曲の間中、
じっとポケットに手を入れたままだったのです。きっと、ぐっしょりと手の汗にまみれたグミはべとべとに
なったことでしょう。

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ロッシーニのオペラをスピノジがストックホルムで指揮する、というのは、意外な組み合わせに思え
ますが、昨年のウィーンでの『セルセ』以来のマレーナ様つながりのご縁でしょうか。この二人は、
この夏にもブルターニュの野外バロック・ロック・コンサートでも共演しています。音楽的にも気が合う
ようです。
そのスピノジですが、いつものようにきびきびと若々しい動作で、溌剌とわくわくするような音楽を
作り出していきます。

オケは大編成でもないのに、PAのためか、よく鳴り響きます。とくに下手側からの管楽器が響き
すぎ、バランスとしてはちょっと突出しすぎの感がありました。それは器楽だけの演奏の時にはさほど
気になりませんが、歌手との絡みや伴奏では、管の音が大きすぎて歌唱がよく聞こえずいらいら
した場面がしばしばあったのです。

スピノジといえば、ウィーンでのオペラの指揮の最中に、『狂えるオルランド』でも『セルセ』でも、
お得意のヴァイオリン・ソロを披露してくれました。観客にはウケルし、彼の定番パフォーマンスなの
かしら、と思っていましたが、今回も彼のソロ演奏がありました。それは、カスタネットでした。
アルマヴィーバ伯爵が「わたしの名前はリンドーロ」と歌う場面では、フィガロ役の歌手が見事な
ギター演奏を披露するのですが、そのあとスピノジがカスタネットでアンダルシアらしさを盛り上げる
のでした。

スムーズな音楽展開とややこしくない喜劇なので、演出らしい演出は必要ない演目ですが、だから
こそ、上手い歌手が揃わないと興ざめになってしまいます。
ロジーナ役のマレーナ様は、歌いなれてるという感じでそつなくこなし、コロラチューラは滑らかかつ
まじめ一本やりのオペラ歌手とは一味異なる、お遊びの要素も散りばめた歌唱です。
喜劇なのである程度の演技力は必要とされますが、その点では表情豊かなマレーナ様にはうって
つけの役です。
サーヴィス精神旺盛なマレーナ様の歌唱および演技には、誇張しすぎともとれる場面も見受けられる
のですが、読み替えのないストレートな演出には、盛大なノリの過剰な歌い方でも浮いたりしません。
こなれた歌唱で役にぴったりという点では、先月のエレナ役以上と思えました。


           2010年のストックホルムでのコンサート

アルマヴィーバ役の歌手は、なかなかに甘いマスクと晴れやかな明るい声の持ち主で、時にはフロー
レス様の声に似ているとも思えるほど。育ちのいい若者らしいくったくのなさと、自然な伸びやかさが
歌声に溢れていて、好感度が高かったのです。

それ以外の歌手、特にフィガロに、あまりにも声量が傑出する人を配置すると嫌味と言うか、
くどくなるのですが、今回のフィガロ役歌手はあまり低音を響かせるタイプではなく、脇役に徹する
ほどほどの中庸感覚を心得ていました。だから、歌手同士のバランスがとれて、全体的によくまと
まってひきしまった印象になりました。


休憩中には、1人だったので、飲み物はとらずに金が基調できらびやかなフォアイエの天井を見たり
廊下や階段をしゃなりしゃなりと歩いたりして過ごしました。
ロングドレス姿の人は皆無で、かなりカジュアルな服装がほとんどを占めていたのですが、中学生
くらいの女の子が、感に堪えたように「すみません、よく見せてください、素敵なドレスですね」と
話しかけてきました。
「日本の着物なんですよ」と言うと、「知ってます。本当に美しい!」とうれしいことを言ってくれる
のでした。
階段を下りて、入り口付近を歩いて、買う気もないままショップを見たりしていると、手持ち無沙汰な
風情のアッシャーがCD売り場の方を指差しています。その方向を見ると、今さっき通りかかった
ショップのお兄さんが、
「そんなに素敵なお召し物でオペラにお越しいただいたので、このCDを差し上げたいと思います」
と言って、歌劇場のサンプルCDを差し出しすではありませんか。
「当歌劇場で活躍した歌手達の録音を集めたものなんです。どうぞ」と言うので、ご好意に甘え
喜んでいただいてきました。

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         「お兄さん、ありがとう」

ここの歌劇場のユニフォームは、日本の詰襟そっくりなので、
「あなたの着ているユニフォームも素敵ですよ。日本の男子中・高生の制服そっくりのデザインね」と
褒めあったのでした。
いただいたCDには、ニーナ・シュテンメの歌う『マノン・レスコー』『オネーギン』からのアリアなど
が収められています。


演出には、特記すべきものはありませんでしたが、正統的喜劇で満場の笑いを取り、拍手も鳴り止
まず盛況に終わりました。
アムステルダムの観客と似ているのは、服装だけでなく、誰もカーテンコールの写真を撮る人が
いないという点も同様なので、わたしも写真を撮るのは控えてしまいました。

その代わり、楽屋口でマレーナ様の出待ちをしました。
ウィーンには遠征してくるファンがいつも待っていて、和気藹々とした楽屋口ですが、ここには私以外
一人も待っている人はいませんでした。
先月のウィーンでは、マレーナ様の旦那様や出演歌手も勢ぞろいした劇場のカフェに、ファンクラブの
面々も行って、公演後、楽しいひと時を過ごしたのですが。。。。

間もなく、化粧を落としたマレーナ様が出てきました。
わたしが声をかけると驚いたようですが、「まあ、また来てくれたのね。うれしいわ」と向こうから
ハグしてくれたのです。
M「どこに泊まっているの?」
R「ここから駅の方向に向かったところです」
M「今日のストックホルムは、寒かったでしょう?」
R「飛行機から降りたら、気温10度だというので、おもわずショールを買っちゃいました」
M「明日からは、いいお天気になるらしいわ。週末はここにいるんでしょう?」
などと、いつものように、普通の女の子の会話になるのでした。

R「先月のウィーンでは、空港から荷物が届くのが遅れて。だから、このプレゼントは一月遅れです」
M「そうそう、そうだったわね。着物が着れなかったと言ってたわね」
R「今日の歌手は皆、期待以上に上手い人が揃ってました。また、スピノジが指揮というのが意外で」
M「彼とは、このところ良く共演してるのよ」
R「昨年ウィーンでの『セルセ』以来のコンビですね。フランスでも」
M「そうなのよ。来週はベルリンでまた、彼と共演するのよ」

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楽屋口外に置いてあった自転車は、もしやマレーナ様のかと思ったのですが、そのとおりでした。
籠にバッグを入れて自転車を引いて歩いてくれるマレーナ様と一緒に、深夜のストックホルムを駅に
向かって二人でおしゃべりしながら歩いたのでした。
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by didoregina | 2012-09-19 13:15 | オペラ実演 | Comments(19)
Commented by アルチーナ at 2012-09-21 10:07 x
お着物素敵ですね♪
マレーナ様、バロックも良いですが、ロッシーニも聴いてみたいです。
「今の歌声は」は他のバージョンもyoutubeで観てますが、歌に表情があっていいですよね。
本拠地ではファンの方々、出待ちをしていないんですね!
でも独り占めではありませんか!凄いっ!!

スピノジ・・・日本では新日本フィルの客演で2度聴いているのですがオケとの相性が悪いのか?まあまあ・・と言った所で、出来ればアンサンブル・マテウスで聴いてみたいなと思っています。

それから着物の威力は本当に凄いですね!CDを貰うなんて!!
Commented by レイネ at 2012-09-21 17:00 x
アルチーナさま、ありがとうございます。
ロッシーニは他にも上手い歌手がいるんだから、マレーナ様が歌う必要はないとも思うんですが、ロジーナ役は自家薬籠中のものになってました。あのコミカルかつ豊かな表情は、なかなか他のオペラ歌手には見られず、マレーナ様の魅力一杯。

スピノジは、やはりアンサンブル・マテウスとの方に軍配を上げますが、ストックホルム歌劇場オケとの相性は悪くなかったと思います。管楽器のバランスだけPAのせいか、よくなかったけど。

CDくれちゃっていいの?と思いましたが、歌劇場のPR用サンプルCDで、売り物ではなさそうですから。
Commented by Vermeer at 2012-09-21 18:13 x
制するようなしぐさをして「プリーズ、ストップ・イット」⇒
さすが、天晴な振る舞い!着物をビシッとお召しになった日本女性にタジタジとなった西洋人男性の姿が目に浮かびます。

この夏初めてグラインドボーン詣をした時におもしろい事がありました。
演目はピーター・ホール演出の『チェネレントラ』リバイバルでありました。

麗しい着物に身を包んだ同行の女性二人が、会衆からかかる「素晴らしいですね」といった声に鼻高々に着席し、その隣に陣取っておりました。
Commented by Vermeer at 2012-09-21 18:14 x
やおら指揮者が登場し、軽快な序曲が演奏されます。序曲の中ごろにさしかかり、いやが上にも舞台への期待が高まる中、隣の女性が袖口から何かを取り出しました。「ピリピリ」と何かシールを剥がす音がします。「え!?何してんの、○○さん」と思いつつ、彼女の手元を凝視してみると、シール付きの袋に個別包装されたマスクらしいことがわかりました。「マスクを着けたい訳ね。でもそのノイズは…。」と思っていると、彼女も十分気にしているらしく、ロッシーニ・クレッシエンド
に合わせて音を立てています。音の大きくなるのに従いシールを開けているのです。でも悲しいかな、彼女の予想より早く音が鳴り止んでしまい、「ピリピリ、ピリピリ、ピリピリ…」の最後の音が響いてしまうのです。よく練られた演出、チームワークの完璧な出演者の演技に観客から笑いの絶えない演奏でしたが、個人的には一連の出来事に変な笑いのスイッチが入ってしまい、劇の進行とは異なる所で笑い声が止められなくなり、往生こきました。
Commented by Vermeer at 2012-09-21 18:14 x

幕間で尋ねると、開始直前に彼女の真後ろに座る男性が大きな咳をしていて、彼女の髪がフワッとするくらい息がかかり、「こんな所で風邪をひく訳にはいかない」と思いマスクを取り出したのだそうです。でも何故予測したかのように、袖にマスクが入ってるの?ドラえもんか?と思うとまた笑いがこみ上げて来るのでありました。おそまつ。
Commented by レイネ at 2012-09-22 05:11 x
Vermeerさま、貴重な体験談の公開、ありがとうございます、しかしグラインドボーンで着物を召した日本人女性がマスクをかけちゃうというアンバランスさは想像の埒外で、情景がどうやっても浮かびません。。。
たしかに、着物の袂はドラえもんのポケットと同じくらいの不思議なブラック・ボックスで、異次元に繋がりそうな空間ではありますね。

このところ着物を着る機会がとても減っているので、秋冬にかけてなんとか回数を増やしたいと思います。御覚えめでたかったり、何かとご利益あらたかでもありますし。
Commented by hbrmrs at 2012-09-22 09:09 x
ストックホルム王立歌劇場、私も訪れたことがあります。ちょっとした思い出話があって懐かしいです。
休憩中に席のお隣さん(地元の人)と話す機会があり、その人が「結構世界あちこちの歌劇場に行きましたよ。」と自慢気に話してきたので、「オレだって、巡った劇場の数だったら、多分負けねえよ」なんて思ったのですが、「一番良かったのはStペテルブルグ・マリインスキー劇場」と言われて、「負・け・た!」と思いました。くそー行ってねえ(笑)。

あ、すみません。レイネさんへのコメントなのにわたくし事でした。

スピノジは、そんな隠し技を持っていたのですか!知りませんでした。面白いですね。
エルンマンさんとの共演が多いのですね。指揮者と合うと、その後指揮者から指名があって共演の機会が増えるみたいですからね。

お着物を着ることで、色々いいことがおありのようですね。そういう意味でも着る楽しみになっているのではないでしょうか。
Commented by レイネ at 2012-09-22 17:53 x
hbrmrsさま、貴兄もストックホルム王立歌劇場でオペラ鑑賞されたんですね。ニーナ・シュテンメが出てたら聴きたいわ。あれ、ロシアは、未踏なんですか?
今回の演出は超オーソドックスで、マレーナ様+スピノジって売りがないと退屈。それに対してデンマーク王立劇場の演目・演出はかなり意欲的なものが多いようですから、マレーナ様が出演するならコペンハーゲンにぜひとも遠征してみたいと思ってるんですが。オスロでもいいけどね。
ペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルににマレーナ様が出演する可能性は、まあ、ないでしょうね。。。
Commented by galahad at 2012-09-24 13:05 x
マレーナ様のロジーナポスターステキに可愛い! ロッシーニやモーツァルトはUDLにお出になってる頃にはよく歌ってらしたんですよね? 今回はお着物が無事に着られ、遺憾なく威力発揮されたようで素晴らしいです。
hb師匠が行ってらしゃらないマリインスキー劇場、ふらっと行くこともできないし、キャストや演目でなく「劇場に行く」ということ自体を目的にしていないと行く勇気がなかなか出ないです。 私はヘルシンキからサンクトまでの高速列車アレグロに乗って行ってみたいです。

Commented by レイネ at 2012-09-24 14:35 x
galahadさま、『セヴィリアの理髪師』ポスター写真のマレーナ様は、もっともっと可愛く撮れてて、絵葉書にしたらいいくらいなんですが、わたしが撮ったポスターの写真は酷い。。。
ストックホルムでも4,5年前に『チェネレントラ』歌ってるんですが、ご当地歌劇場にはそれ以来久々の登場なので、チケット争奪戦が厳しかったのです。

マリンスキーには、「劇場に行く」のみを目的としなくても、貴女なら他に色々な理由・目的で遠征可能ではありませんか。ぜひとも、セントレアからヘルシンキに飛んで、ザンクトへ電車で行ってみて下さい。
ブログに書いたから、近いうちに願いが叶いますよ。
Commented by alice at 2012-09-24 22:42 x
ストックホルムはセビリアの理髪師だったのですね。しかもスピノージ!お着物は黒白と伺ったのですが、墨色?シックで素敵ですね。絽とかなんとかあちらでは季節の着物のきまりは誰も知らないし、私など帯が曲がっていても気にしないで気楽に装えて日本で着るより好き。そして褒めてもらったり親切にされたりしますが・・・でもな~んにももらったことはないので羨ましい~。
北欧はヘルシンキとサヴォンリンナにしか行ったことはなく、ストックホルムやドロットニングホルムの劇場なんか憧れです。
えーとマリンスキーには行きました。ただし、ツアーだったのでバレエ観劇でしたが・・・。
Commented by レイネ at 2012-09-25 07:00 x
aliceさま、長期遠征から無事ご帰国のようでなによりです。

>あちらでは季節の着物のきまりは誰も知らないし、

伊達の薄着になってしまいましたが、絽の着物に初めて袖を通すことが出来て満足でした。黒の紗の着物など、ヨーロッパの歌劇場なら季節を問わずに着ちゃえますよね。でも、一応季節にあった色柄の組み合わせを考えてコーディネートするのも着物遊びの楽しみのひとつでもありますが。

おっ、マリインスキーには行かれてるんですね、さすがに。
北欧の歌劇場は、ドロットニングホルム、オスロやコペンハーゲンに憧れます。ただ、追っかけするほどの歌手が出演しないのが難で。。。
Commented by straycat at 2012-09-26 08:46 x
レイネさま

マレーナさまのコロラトゥーラ素晴らしいですね。お見受けするにちょっと筋肉質の骨格のしっかりした体型でいらっしゃるので、声が安定して出ているからでしょうか、聴いてて気持ち良いです。表情も豊かでとても素敵。しかし自転車通勤とは!

お着物効果もバッチリ。日本でもそんなにドレスアップしている人は見かけませんが、こういうさりげない装いで場のムードを盛り上げるのって、案外重要なことですよね。折角ですから自分も人も華やかな気分になった方が。楽しんだもの勝ちですもの。
日本では着物を着ていると、ちょっと物好きなという若干マイナーな目で見られることもあるのですが、海外だと案外ストレートに褒めてもらえるので、それも気分よく着れる一因でしょうか。

しかし、レイネさんはいつも誰からも褒められて羨ましい。。きっとそういうフランクな雰囲気をお持ちなんですね。
Commented by レイネ at 2012-09-26 15:26 x
straycatさま、バロックやロッシーニのコロコロと転がすコロラッチューラでコミカルな役がマレーナ様にはハマリます。いつか舞台で観たいと思うのは、マレーナ様の『カルメン』なんです。大胆な読み替え演出でね。

オペラと着物って最高に相性がいいと思うのです。フルレングスのイブニング・ドレスでは浮いてしまう平日夜やマチネでも、着物なら場の雰囲気をアップするし、なんと言っても着ている当人が気持ちよくなれますよね。

>日本では着物を着ていると、ちょっと物好きなという若干マイナーな目で見られることもある
ええ~っ、そうなんですか。日本だと町歩きや古都や神社仏閣への観光にも着られて便利だと思ってたのですが。
しかし、海外で着物というのも微妙なものがあるんです。着物は芸者の衣装だと思ってる人も結構多いので、場所をかなり選びます。

着物を着てホテルや劇場のエレベーターに乗ると、いっしょになった方からは必ず褒められますが、着物を間近で見るのは皆さんきっと初めてでインパクトが強いんでしょうね。
Commented by starboard at 2012-10-25 04:50 x
ストックホルム楽しまれて良かったです。コペンハーゲンの名前が出たので、お節介ですが、ちょっと書いてみました。http://d.hatena.ne.jp/starboard/20121024 おっかけ旅行はここでは実現しないので、純粋にデンマーク観光の一環として如何ですか?

日本で着物は気まずいですよ。目立ちたがりとか、着るんだったらタクシー使えとか高級なホテルにしろとか(←たかが小紋で・・・)、年齢がどうした季節がどうした着付けがどうした・・・。観劇だと、アップが迷惑とか、帯で背もたれが浮くから迷惑とか、隣の人に気遣いさせて迷惑とか(迷惑の範囲が広過ぎ)。ただ、着物特有のことじゃなくて、同質文化からはみ出ると途端に粗探しモードになる気質が原因だと思います。私は一言言いたい人を寄せ付けてしまう体質なので、聞く機会が多いです。

京都にいらしてたんですねー、言ってくだされば。実は昔こんなことをやってたりして、和装系では紹介出来るところもあったりします。http://www.kyoto-keizai.co.jp/modules/wordpress/index.php?p=812
Commented by レイネ at 2012-10-25 12:09 x
starboardさま、コペンハーゲンは、家族皆、一度は行きたいと思っている都市なんです。ただ、シーズン的にいつがベストなのかよくわからなくて見送ってしまってます。冬は北に行く気があんまりしないし、夏なら太陽を求めて南に向かうし。初夏から夏至の頃が一番かしら。

コペンの歌劇場へは、おっかけ狙いだと一生行く機会がなさそうですから、純粋に観光の一部として検討する方がいいのですね。なるほど~。
ところで、来週、トマス・ヴィンターベア監督の新作映画Jagten (The Hunt)を観に行きます。

京都では、特に着物に関しては、いろいろとしきたりとかもうるさいでしょうね。(うるさ方が多い町という雰囲気)
今回の里帰りでは、着物を着る機会がなかったのですが、京都では避けた方が賢明だわね。

悉皆プロジェクトやものづくり円卓会議って今でも生きてます?次回の里帰りでは、和装系の面白いところをぜひご紹介お願いします。
Commented by starboard at 2012-10-28 19:52 x
コペンハーゲンのベストは、春から夏至までをお薦めします。私が今年3月に行ったときは、日本と変わらないポカポカ陽気でした。春は比較的暖かくなるのが早く、夏はいつまで経っても寒い気がするので、ヨーロッパ内から行くなら意外と春がお得かも。オペラは冬が充実してますが、春もいいです。6月末の夏至祭や8月のハムレット野外劇@クロンボー城も面白そうですが、オペラはシーズンオフです。コペンは観光的には中途半端な田舎町なので、ちょっと郊外に足を伸ばして、もっと本格的な田舎町を見た方が楽しめたりします。昼間行って夜のオペラには充分戻れる範囲内に可愛らしい小さな町が色々あります。ドライブ旅行がお薦めです。
Commented by starboard at 2012-10-28 19:53 x
オペラ公演のカレンダーから考えたベスト期間も存在します。後で整理してブログに書いてお知らせしますね。あと、デンマークのバレエも独特(ダイナミックさより柔和さ、優しさを強調した独特のスタイル)で水準が高いのでお薦めします。バレエは音響の素晴らしい旧劇場でやるので、音楽ファンには是非体験して欲しいです。日程によっては昼間にバレエで夜にオペラも可能です。良かったらこの辺もどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/starboard/20101209
http://d.hatena.ne.jp/starboard/20121026

京都の人はお客様には優しいので、大丈夫ですよ。私も学生の間や新社会人でお客様扱いだった時代には、なんてよい街だと思ってましたもん(その後は、なんと裏表のある街だと思うようになった)。悉皆プロジェクトも円卓会議も今はやってないんですが、そのときの知り合いが多数いるし、職人さんは訪問すると大変喜んでくれます。京都の伝統産業も世代交替でどんどん減っているので、その前に見て欲しいです。
Commented by レイネ at 2012-10-29 15:42 x
starboardさま、コペンハーゲンのベスト・シーズンに関しての詳しいご教示ありがとうございます。コペンだけなら小さそうだし近いから週末に行くのによさそうですが、いつか、ユトランドでサイクリングとかバルト海南部をセイリングとか、デンマークで2週間くらいのヴァカンスも過ごしたいと思ってます。
マレーナ様のオペラ出演@コペンはなかなか望めそうもありませんが、コンサートなら年に一度くらいは行うようなので、それを狙うという手も。

京都の伝統工芸、特に和装関係には非常に興味があるので、次回里帰りでは、息子達といっしょに職人さんの仕事場など訪問してみたいものです。その際には、よろしく!


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
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音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


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