『湖上の美人』@アン・デア・ウィーン劇場

c0188818_18274328.jpg2012年8月12日@Theater an der Wien
La donna del lago
Melodramma in zwei Akten (1819)
Musik von Gioachino Rossini
Libretto von Leone Andrea Tottola nach Sir Walter Scott

Musikalische Leitung Leo Hussain
Inszenierung Christof Loy
Szenische Einstudierung Axel Weidauer
Ausstattung Herbert Murauer
Choreographie Thomas Wilhelm
Licht Reinhard Traub
Dramaturgie Yvonne Gebauer

Elena Malena Ernman
Giacomo Luciano Botelho
Rodrigo di Dhu Gregory Kunde
Malcom Groeme Varduhi Abrahamyan
Douglas d’Angus Maurizio Muraro
Albina Bénédicte Tauran
Serano Erik Årman
Orchester ORF Radio-Symphonieorchester Wien
Chor Arnold Schoenberg Chor (Ltg. Erwin Ortner)


ロッシーニ作曲のこのオペラは、スコットランド王ジャコモ、反乱軍首領ロドリーゴ、反乱軍騎士
マルコムがそれぞれ皆、国王の元忠臣だが追放後は反乱軍側に付いたダグラス卿の娘エレナを
愛することから起こるロマンチックな四角関係の物語である。
しかし、演出家クリストフ・ロイは、その図式を改変して、スリリングで現代的な心理劇に作り
変えた。

まずエレナの設定が、少女から大人へ脱皮する過程の最中にいる神経症を病むお嬢様という
ことになっている。
それは、まるでグレン・グールドがそうだったように、帽子を被って手袋やマフラーで不安な身を
外界および外敵から守る姿勢をとるエレナの神経質な態度や顔の表情からわかる。
そして、彼女は、ごちゃごちゃとしてキナ臭い現実からは目をそむけて空想の世界に生きている。
夢見る夢子ちゃんである。
おどおどと引きつったような顔つきで歌ったり子供っぽさを誇張したマレーナ様の演技に、最初は
違和感を覚えたが、だんだんと上記の設定だということがわかって納得。
シリアスでロマンチックなお話というより、コミカルな味もかなり濃厚だ。それは三つ編みの赤毛
の髪型からもうかがえる『長靴下のピッピ』的な破天荒なヒロインの心象が、全体を支配して
いるからだった。

c0188818_18565670.jpg

         エレナは突然現れた王子様に夢中になる。
         photo by Monika Rittershaus


わからずやで強権をかざす父親が決めた結婚相手である、マッチョで自信満々でかなり年上の
ロドリーゴには少女らしい嫌悪感を感じるだけだ。
その彼女の心の悩みをわかってくれるのは、もう1人の自分であるマルコムのみ。

c0188818_1953547.jpg

            マルコムがなぜエレナと同じ格好をしてるのか
            ようやく謎が解けた。photo by Monika Rittershaus

マルコムは、エレナの鏡写しの分身である。この設定は、マルコムの歌う「わたし達はいつでも一緒。
分かちがたい」という歌詞にもしっかり対応しているから無理がない。
二人の対話には、だから互いに胸のうちが分かり合った者同士の親密さがあるのも当然である。

マルコム役のアルトのとってもまろやかな声で歌われる、いかにもベルカントの王道をいく様式美に
溢れた歌唱が素晴らしい。もともと女声で歌われるズボン役なのだが、今回はエレナと同じ格好を
しているから、エレナの心の奥底に芽生える成長した大人の女らしい毅然たる意思を表現していて
秀逸。かなり美味しい役ともいえるから、マレーナ様が食われちゃったらどうしよう、と前半は
はらはらしてしまった。

c0188818_192691.jpg

         マルコムは、エレナの分身であり守護天使でもある。
photo by Monika Rittershaus

というのも、マレーナ様のいつもの癖であるが、前半の歌唱はかなり押さえ気味であったからだ。
声量はそれほどセーブしてはいないのだが、アジリタの転がり具合が滑らかに感じられない。
低音には艶があるが、高音になると妙に弱かったりする。
子供から大人への過渡期で、成長の不安を隠しきれないという難しい役柄だ。もっと子供子供して
いたり、少女らしい表情でもよかったのではないか、と思えたのは、どうも所々でセルセみたいに
見えてしまう狂を孕んだ表情のせいである。後半になると声にも脂が乗ってきて役作りや設定が
よく見えてきたので、それほど不満には感じなかったが。


c0188818_19295661.jpg

           デリカシーのかけらも無いオジンと結婚するのなんて嫌!
photo by Monika Rittershaus

ロドリーゴ役のグレゴリー・クンデは、以前モネ劇場で『イドメネオ』のタイトル・ロールで、
イダマンテ役のマレーナ様とは親子の役だった。そのときは、クリントン元大統領に似てるなあ、
という印象しかなかったのだが、今回は、まるでヘンリー8世そっくりの、嫌~な感じのオヤジ。
見かけだけでなく声のパワーも凄まじく、まるでライオンが咆哮するかのような歌声である。
彼が歌うと、聞いている耳にかかる圧力がきつい。こんなにパワーで押し捲る人だったのか。
でも、彼との絡みやデュエットになると、マレーナ様の歌声はパワーアップして負けてはいないの
だった。


c0188818_19363730.jpg

         甘く鼻にかかったテノールの声は、王子様役にぴったり。
photo by Monika Rittershaus

ジャコモ役は、若いメキシコ人テノールのルチアーノ・ボテロ。伸びのある嫌味のない声の持ち主だが、
緊張してたのか「おお、甘美な炎」では、一部高音が上手く出なかったのが残念。

後半は、ロマンチックなバレエ・シーンもある。スコットランドが舞台で、ロドリーゴなどはキルトを
着ているくらいだから、バレリーナの着ているチュチュの背中には小さな羽根が生えていて、振付も
大真面目な『レ・シルフィード』風。
振付は、DNOの『シチリア島の晩課』でもロイとコンビを組んで、30分にも及ぶバレエ・シーンで
飽きさせなかったトマス・ウィルヘルムだから期待していた。
しかし、今回のバレエ・シーンは短くてロマンチック・バレエのパロディー風味付けだ。

c0188818_19453285.jpg

         決闘シーンに相対して、バレリーナも血まみれになる。
         photo by Monika Rittershaus

ロドリーゴとジャコモの決闘シーンは、バンダも時々乗っかる舞台上の舞台で行われ、残酷な
場面は見せないのだが、その回りで踊っていたバレリーナたちは、次々に血まみれになって
倒れていくのだった。
血まみれの乙女達というのは、ロイが『シチリア島の晩課』でも用いたものだ。多分このイメージが
彼の美学に合うんだろう。いかにも彼らしさが現れているので、あ、またやってる、と喜んでしまった。

結局、葵の御紋の印籠ならぬ王の指輪の力で、全ては丸く収まるというハッピーエンドだ。
ただし、エレナはマルコムではなくジャコモと結婚し、シンデレラ的なエンディングになるのが元の
筋とは異なる。花嫁のブーケを後ろ向きになって客席に投げて幕。

c0188818_19594044.jpg

         後半のクライマックスに向かって、マレーナ様の歌声は
         パワーアップ。アクロバティックなアジリタや幅広い音域を
         行ったり来たりのウルトラC級のワザもバッチリ決まった。
photo by Monika Rittershaus

男性歌手陣は、合唱も含めてパワー全開、迫力満点だった。
女声のマレーナ様とアブラハムヤンは、特に低音の声質が似ているから、マルコムはエレナの
分身という設定にもピッタリ。
後半になると、マレーナ様も温存していたパワーを惜しみなく出し、アジリタもスムーズで切れ味抜群。
コロコロと転がす喉自慢・歌合戦の趣になるロッシーニのオペラでも観客からやんやの声援と拍手で
主役の面目躍如だった。

c0188818_20221659.jpg

           ブラーヴァの波をかぶる、カーテンコールでのマレーナ様

c0188818_20231393.jpg

          左から クンデ、マレーナ様、ボテロ
[PR]
by didoregina | 2012-08-17 13:33 | オペラ実演 | Comments(22)
Commented by Vermeer at 2012-08-17 22:19 x
早速のレポート、スリリングな興奮が伝わって来ました。

さすがクリストフ・ロイ、深い心理的なアプローチが際立つ演出ですね。昨年グルベロヴァ主演の『ロベルト・デヴリュー』も興味深い演出でした
(女王がかぶろうとして捨て去る王冠が、ラーメン屋の岡持ちみたいなワゴンに乗って出て来るのはいただけませんでしたが)。

ロドリーゴ役のグレゴリー・クンデは声のパワーも凄まじく⇒
ロッシーニ&ヴェルディ両方の『オテロ』をレパートリーに持つ稀有なテノールですね。
Commented by Vermeer at 2012-08-17 22:20 x
マルコム役のアブラハムヤンのまろやかな声で歌われる、ベルカントの王道をいく様式美⇒
昨年カーセン演出グラインドボーン『リナルド』でもゴットフレード役でしたが、非凡なものを垣間見せていました。イザベル・バイラクダリアンといい、アルメニア出身の歌手には、強い喉で強靭なカンタービレを操る人材が多い気がします。何か伝統か特別な教育システムでもあるのかな。

指揮のLeo Hussainはいかがでしたか?バイオを読むと昇龍の若手らしいですね。グラインドボーンのツアーの指揮もしている様です。
マレーナ女史もキャリア始めの頃御出演されている様ですし、グラインドボーンって、つくづく優秀な青田刈りスタッフがいるのだと思います。

ところで、透き通るようなブロンドのマレーナ様、今回は赤毛の鬘?それともヘアカラーだったのでしょうか?
Commented by レイネ at 2012-08-18 00:04 x
vermeerさま、当日は、オーストリア放送のヴァンが劇場脇に停まっていて、カメラも入っていたので公演が収録されたと思います。

ロイの演出のスタイリッシュさには、脱帽させられますね。ドイツのレジー系の中では、嫌味が無くて安心して観てられる。

歌手は粒が揃っていたと思います。(ロドリーゴとジャコモ役は、ジュネーブでも同じ歌手)
昨年もグラインドボーンに行かれたんですか?それとも、『リナルド』のDVDを手に入れられた?アブラハムヤンは、CTと張り合えるアルトだと思いました。

フセインは、昨年モネで『オイディプス王』を指揮してました。指揮者を真横から見る位置だったので、いつも客席が静まるまで微動だにしないので神経質な人かしらと思いましたが、今回は若々しく溌剌とした印象で、堅実な音楽を作るタイプ。

>ブロンドのマレーナ様、今回は赤毛の鬘?それともヘアカラー
いい質問です!わたしも気になったので、マレーナ様に訊いちゃいましたが、鬘だそうです。地毛に近い生え際の自然さで長さも同じだったので。そのあと、「髪型とコミカルな表情とで『長靴下のピッピ』風のエレナね」と言ったら、マレーナ様にもファンクラブの人にもウケました。
Commented by Umelon20 at 2012-08-18 07:18
ブログを拝見すると、やっぱり行くべきだったかなと思いますね。
身は二つに切れないし・・・

クリストフ・ロイ、やっぱりやってくれますね。
今回、このプロダクションに興味があった最大の理由がロイの演出だったんです。

DVDを楽しみにして、マレーナ様の歌と演技も楽しみにしていますね。
ORF響の演奏は、どうでした?
春に来日公演を聴いたときに、何となくパッとしないなと感じたもので・・・
実は今回二の足を踏んだ理由はそこにあったのです。
Commented by アルチーナ at 2012-08-18 13:55 x
詳しいレポートありがとうございました!トレイラーもyoutubeで観ましたよ!
アブラハミヤン、私はNHKでグラインドボーンのリナルドを見ただけで、生では聴いてないですが、参加歌手の中で一番印象に残りました。
ズボン役を逆手にとって(?)マルコムをエレナの分身にすると言うのは面白いですね(と言ってもこのオペラ、知らないのですが・・笑)

あ、そういえば、最近マレーナ様に2度ほど、リツイートされました♪
Commented by 守屋 at 2012-08-18 15:18 x
お早うございます。ご存知だと思いますが、来年の5月、6月にロイヤルが上演する予定なので、あらすじのご紹介は大変参考になりました。が、フローレスが歌う役はどれかなと思いながら読んでいたら、ないですね。そんなに大きく改変してしまったのか。それとも、ヴィーンのジャコモがフローレスが歌う予定のウベルトなのかな。
Commented by レイネ at 2012-08-19 02:56 x
メロンクリームソーダさま、マレーナ様追っかけファン以外の忌憚なきご意見・ご感想も聞きたいので、ご鑑賞していただきたかったです。
DVDリリースを楽しみにお待ちくださいね。
ロイの演出は、わたしにはとても面白いものでした。

オケの演奏は、はっきり言ってあまり印象に残っていません。。。まあ、伴奏に徹してるという程度でしょうか。コーラスは迫力あったのですが。
Commented by レイネ at 2012-08-19 03:02 x
アルチーナさま、知ってますよ、マレーナ様のリツイート。日本人ファンの名前というとアルチーナさんがマレーナ様の御覚え目出度いようですよ!
アブラハミヤンは、『リナルド』で結構皆様の印象に残ってるんですね。

>ズボン役を逆手にとって(?)マルコムをエレナの分身にする
そう、そのアイデアがすごいし、歌詞内容とも乖離していないのに唸らされました。二人の声質も似ているのもマル。
Commented by レイネ at 2012-08-19 03:12 x
守屋さま、来年のRHOでの『湖上の美人』は、以前にミラノでやったものの再演かしら、キャストをみると。ジャコモ(ウベルト)がフローレス、エレナがディドナートでマルコムがバルチャローナというのは。

>ヴィーンのジャコモがフローレスが歌う予定のウベルトなのかな。
そうです、ジャコモは、終盤近くまで王である身を隠してウベルトと名乗っているんです。ただ、今回の演出では、身をやつしたりしないで最初から王子様として登場していたので、ウベルトという名前の印象が薄かったんです。ジャコモ(ウベルト)役は、甘い高音の素敵なフローレス王子にピッタリの役柄ですね。
Commented by Mev at 2012-08-19 05:35 x
なんてことでしょう。ウイーンに行ってらしたのですね。私の備忘録にコメントをいただいて、そのお返事に間抜けなことを書いてしまいました。すみませんっ! このところバタバタしていて皆様のブログをなかなか拝読できておりませんで、とんだ遅レス&ミスレスでお恥ずかしい限りです。

飛行機のトラブルもなんのその、マレーナ様にも出会えて、おまけに最高の舞台も楽しまれてよかったですね! まずはお疲れ様でした。
明日はゆっくりクロアチアのクルージングの記事を読ませて頂きますね!たのしみです。
Commented by レイネ at 2012-08-19 16:34 x
Mevさま、たった一泊のウィーン遠征でしたが、飛行機もホテルも安くて(シングルでもツインの半額)一人旅を楽しんできました。そちらは、日本からご長男がいらしたりしてお忙しかったことでしょう。

ところで、来週の土曜日(25日)、ロッテルダムのVeerhavenコンサート(アムスの運河コンサートみたいなもの)に、アントナッチが出演するので聴きに行こうかと思ってます。ロッテルダム・フィル演奏で指揮はネゼ=セガンだし、タダだし。夜のコンサートだと帰宅が難しいので、昼間のゼネ・プロ(もちろんタダ)を狙ってます。AHのNS安売りチケットで。Mevさんも、いかが?
Commented by Vermeer at 2012-08-19 19:16 x
『リナルド』のDVD⇒
市販される前の?三月末に、NHK BSで放映されたのでBDに焼いて楽しんでおります。海外のソフトにはなかなか日本語字幕が入りません(泣)。

横入り失礼します。
アントナッチが出演⇒
ジプシーの歌(って恋は野の花?);カルメン、ヴェール;エボリ姫、というのはともかく、ヴィッテリアとエレットラ(特に後者は迸る激情!≒狂気)というのが、ソプラノのような、メッツォのような彼女の面目躍如たる選曲ですね。
Commented by レイネ at 2012-08-20 03:26 x
Vermeerさま、NHK BSは地元よりも先にTV放映したりするのであなどれませんね。日本でTV放映鑑賞された方のご感想はイマイチ芳しくありませんが、ナマでご覧になったロンドンの椿姫さまは、カーセン演出がとてもグーだったとおっしゃってます。でも、グラインドボーンの『リナルド』はプリナ姐よりデュモー選手によるオン・ツアーが見たかった!

アントナッチをタダで拝めるのはうれしいのですが、水上だからPA使った音響は酷いだろうなあ、と覚悟してます。二年前の解放記念日コンサート@アムステルにウェストブルックが出演したんですが、曲目選定も音響も哀しいものがありましたが、今回のアントナッチのは、プログラム自体は悪くありませんよね。
Commented by Vermeer at 2012-08-20 07:53 x
解放記念日コンサート@アムス⇒
以前こちらでupなさっていた、ウェストブルックの歌う『アムステルダムの運河で』は聴衆も皆しみじみと口ずさんでいますが、国民的な歌なのでしょうか?
Commented by レイネ at 2012-08-20 14:57 x
Vermeerさま、『アムステルダムの運河で』は、1949年ピーター・フーセンス作曲の国民歌で、様々な歌手や芸人による録音があります。毎年8月のプリンセン運河コンサートのフィナーレに欠かせないもので、今年は、メゾのストテインでしたが、2009年には、あのダニエルちゃんが歌ってます。http://www.youtube.com/watch?v=6keYZxjCtLo 船の警笛・霧笛がブオーと鳴ってますが、ブーイングではないと思います。。。

解放記念日コンサートは、5月5日に女王ほか王室メンバーご臨席でアムステル川上で行われるもので、2010年には、ウェストブルックが出演したんです。
Commented by レイネ at 2012-08-20 15:14 x
Vermeerさま、運河コンサートの続きです。『アムステルダムの運河で』のリフレインのメロディーは、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番の二楽章アンダンテ・マ・モデラートの部分をアレンジしたものか、とウィキには書いてあります。確かに、全体的にもなんとなく似てるし、後半部分を編曲したように感じられます。
Commented by Vermeer at 2012-08-20 19:25 x
詳しく教えて下さり深謝します。なるほどそんな理由でノスタルジーを呼び起こす曲になっているのかも。

動画で検索すると、カサロヴァと蘭BrのThomas Oliemansによるデュエット(カサロヴァはおっかなびっくりであまり歌っていませんが、オランダ語の歌詞と英訳付きです)や、はては懐かしいア―メリンクの音源(スタンダードジャズ集から?)まで出て来ました。
Commented by レイネ at 2012-08-20 20:01 x
Vermeerさま、アーメリンクの歌声は端整で美しく、うっとりしてしまいます。しかも、最後はちょっとエディット・ピアフ風の都会的味付けでしみじみと余韻を残す、と。これは、ダニエルちゃんには真似できない技だわ。(あの場面であの歌詞なんだから、あんなに大仰に歌ったり悲劇のヒロインみたいな表情つける必要なし、なのに)
カサロヴァ姐も、難しいオランダ語の発音なのにがんばってますね!
面白い動画をご紹介くださり、ありがとうございます。
Commented by kametaro07 at 2012-08-21 00:06 x
お待たせいたしました_(._.)_ 
お粗末な感想ではありますが、アップしました。
湖上の美人がコメディ調になったのは新鮮でしたし、心温まる作品で楽しめました。
マルコム役は歌いなれた歌い方で通用する演出でしたが、マレーナさまはコメディ風に通常とは違う歌い方になった部分も多く、いつもと調子が違ったのではないかと?
次回はズボン役でぜひ聴いてみたいです!
Commented by Mev at 2012-08-21 00:56 x
ロッテルダムも魅力ですねぇ。ただ、その日はそれこそ長男をドイツに迎えに行かなくてはいけません、、、とほほ。 このところ忙しいのはパートと内職がつまっているからでして。 ほんとにフツーの日本の主婦してます。ただ場所が違うだけですかね。
あれもこれもが難しいので、8月の残りはユトレヒトの古楽祭をひとつ、9月はショル@コンヘボ +α くらいかしらと思います。
Commented by レイネ at 2012-08-21 03:00 x
kametaroさま、待ってました~。初日を鑑賞されたんですね。わたしが鑑賞したのは2日後の日曜日でマチネ公演ではなかったんですが、日曜だと観客層がちょっと違う感じで手ごたえが微妙だと、マレーナさまは終演後に言ってました。コアなおっかけファンなら最低でも2,3回は通うので違いがわかるんでしょうが。。。

>マレーナさまはコメディ風に通常とは違う歌い方になった部分も多く、いつもと調子が違ったのではないかと?
いつものマレーナさまそのもののキャラでした。ただ、表情も演技も大仰にコミカルすぎて前半は歌もさらりと流しすぎかな、とはらはらしました。役柄設定がわかってくれるアン・デア・ウィーンの観客で助かりました。ただし、少女というより女装した美青年に見えてしまうという。。。
ぜひぜひ、彼女のはまり役であるズボン役をご覧になってくださいね。スケジュールで決まっているのは2013年11月の『アグリッピーナ』のネローネ役@リセウです。
Commented by レイネ at 2012-08-21 03:04 x
Mevさま、ロッテルダムには1人でも行きま~す。忙しいのは結構じゃありませんか。
ユトレヒト古楽祭は、バッハ・コレギウム・ジャパンの29日か30日公演はたまた9月1日のアンサンブル・クレマン・ジャヌカンもいいなあ、と思ってます。『マタイ』はソリストや指揮が豪華だけど、値段が高い。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


by didoregina

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

プロフィール

名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


最新のコメント

Vermeerさま、多分..
by レイネ at 01:38
トマスのソロ・コンサート..
by Vemeer at 01:25
Vermeerさま、この..
by レイネ at 20:56
詳細なレポート、楽しく拝..
by Vermeer at 18:02
ロンドンの椿姫さま、それ..
by レイネ at 17:03
大満足のマスタークラスで..
by ロンドンの椿姫 at 23:41
鍵コメさま、ヴェロニカ・..
by didoregina at 18:57
Mevrouwさま、北海..
by レイネ at 18:46
レイネ様も怒涛の更新で、..
by Mevrouw at 23:33
Mevrouwさま、サー..
by レイネ at 22:10
Mevrouwさま、夏の..
by レイネ at 22:05
新作オペラに挑むのは本当..
by Mevrouw at 20:56
クロアチア~ベネチアを自..
by Mevrouw at 20:27
Mevrouwさま、ご高..
by レイネ at 20:19
ようやく一息つける日なの..
by Mevrouw at 19:57
Mevrouwさま、癒し..
by レイネ at 16:49
このところネットからも音..
by Mevrouw at 16:37
斑猫さま、もうすでにパリ..
by レイネ at 16:57
ロンドンの椿姫さま、まさ..
by レイネ at 16:54
こんにちは CT研究会..
by 斑猫 at 00:16

以前の記事

2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

タグ

最新のトラックバック

究極の愛を描いたワーグナ..
from dezire_photo &..
バッハが人類に残したメッ..
from dezire_photo &..
バッハが『ロ短調ミサ曲』..
from dezire_photo &..
ルター派のプロテスタント..
from dezire_photo &..
ダンテの『神曲』 ”地獄..
from dezire_photo &..
ポン=タヴァン派、総合主..
from dezire_photo &..
倉冨亮太さんの繊細な美し..
from dezire_photo &..
ダイナミックで刺激的な多..
from dezire_photo &..
贅沢と快楽に生きる娼婦な..
from dezire_photo &..
バッハとヘンデルの音楽性..
from dezire_photo &..

カテゴリ

全体
バロック
映画
オペラ実演
オペラ映像
オペラ コンサート形式
着物
セイリング
コンサート
美術
帽子
マレーナ・エルンマン
イエスティン・デイヴィス
クイーン
CD
20世紀の音楽
旅行
料理
彫金
ビール醸造所
ベルギー・ビール
ハイ・ティー
サイクリング
ダンス
ハイキング
バッグ
教会建築
カウンターテナー
演劇
未分類

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
映画

画像一覧