籠染めの綿紬浴衣と手作りサブバッグ

綿紬の浴衣の仕立ておろしを着て、洞窟でのコンサートに出かけた。
節のある細い糸で織ってあるから薄くても張りがあり、綿なのにきれいな光沢もあるので、
浴衣でもお出かけ着になる。
地は薄い青で、そこに表裏異なる模様が藍で染めてある。男もののような地味な模様だ。

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籠染めという技術は、去年最後の職人さんが廃業したそうで、竺仙にある在庫分しか、もう
手に入らない。長いこと箪笥にしまったままだった反物を去年仕立てに出して初めて知った。

白っぽい紗献上かなんかの帯ですっきり装いたいところだが、紗献上は持っていないし、白だと
浴衣の青い色が移りそうでこわい。
結局、オレンジ色に生成りの筋を織り出した葛布の帯を組み合わせた。紺にオレンジというのが、
どうも昭和の民芸っぽいレトロな色あわせだが、いたしかたない。

c0188818_23335020.jpg

       着物の柄が小つきだから、本当は白の帯でもっと粋にしたい。
       ちょっと泥臭いコーディネートになった。


別布のハギレで、着物用の大きめサブバッグも作ってみた。
紺地に水色と生成りと臙脂の縞模様が織り出してある、これも木綿の紬だ。
(遠州紬の縞紬のハギレであることが、偶然判明した。)

c0188818_23405729.jpg


赤を利かせるために、クロコ型押しのレザーの手提げ紐と同じ色合いのブランドタグを
アップリケで留め付け、ファスナーには韓国土産の狐チャームを下げた。
裏地は桜色の絹の胴裏で、帯芯を中に入れた。
ファスナーと縫い糸以外は、全て残り物で作ったので、材料費は果てしなく0に近い。
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by didoregina | 2010-09-01 16:50 | 着物 | Comments(5)
Commented by camelstraycat at 2010-09-02 10:29
なるほど、こういうのを籠染めというのですか。表裏で違う模様が染めてあるというのは、どちらを表にしてもいいということなんでしょうか?
男物のような辛口の綿着物、確かにキリッと白っぽい紗献上が似合いますね(笑)
うちに残っているのも、着物は藍染め、帯は朱色系というのが多く、それを組み合わせると、ザ・昭和 になってしまいます。なので帯か着物、どちらかを現代モノにするといいんですが、手持ちが限られてるので中々そう上手くいきません。
バッグまで手作りとは・・芯を入れたところが素人の手作りとは思えませんね。確かに張りがないとモノを入れるのに不便だし、持った感じがキレイではないですよね。持ち手とタグの赤が効いてます。
Commented at 2010-09-02 10:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by レイネ at 2010-09-02 15:50 x
straycatさま、どちらを表にして仕立ててもいいんですが、模様が細かくて地味な方を裏側にしました。多分、主人用にと母が買ってくれたものだと思います。
わたしも、母の着物の裄を直して着ているのが大部分なので、帯も母のを合わせると、いかにも昭和、という雰囲気になってしまいます。それで、ネットで帯を探しては注文してるんですが、なかなか気に入ったものを見つけるのは(値段の兼ね合いも)難しいです。
鍵コメントでのご教示、ありがとうございます!
次回里帰りしたら、ちょっと真剣に帯のリフォーム検討してみます。

バッグはとにかくたくさん欲しいと思うのと、大きいバッグが嫌いなのでお財布ぐらいしか入らないようなのばかり集まってしまいます。それで、大きめのサブバッグ作ってみました。木綿の色合いがいかにも和風で泥臭いので、ちょっと赤を利かせて若々しく。

Commented by ぶん屋あき at 2010-09-03 16:49 x
拙ブログへコメントありがとうございます。

サブバッグ、皮の持ち手が全体を引き締めてますね。タグの赤が縞の赤にリンクしてステキです。きっと大活躍することでしょう!わたしも秋冬に向けてシンプルで小ぶりなトートバッグを作ろうと思いを巡らせています。わたしのブログで一番人気の記事、東袋の作り方、よかったらご覧ください、簡単で便利な和のエコバッグの作り方を図解しています。
海外での着物姿、きっと皆の注目の的でしょうね。(国内ですら着物姿は珍しがられますから)
ご帰国の際は主人の店、ぶん屋へ是非お立ち寄りくださいませ(^_^)
Commented by レイネ at 2010-09-03 17:29 x
ぶん屋あきさま、ようこそいらっしゃいませ。
貴ブログへ偶然たどり着き、同柄の布で作った小物を発見、そして遠州紬の存在を知ることになりました。不思議な縁を感じます。
ご主人様のブログで拝見しましたが、仕立てあがった虹縞のお着物とっても素敵でお似合いです。さらに「ぬくもり」さんブログへと飛び、あれこれ見ているうちに、縞の木綿着物がとっても欲しくなりました。化繊の洗える着物より、木綿のほうがずっと着心地も肌触りもいいはずですよね。弥生縞か虹織の縞にしようか、と夢想中です。

袋物は実用的だし、作るのも楽しいです。作り方参考にさせていただきます。
また、里帰りの折には、お店に寄らせていただきたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


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