「ピアノのために」と日曜朝のコンサート

去年も仰天したのが、フィリップス・ミュージック・センターの「ピアノのために」というシリーズだった。
内田光子、アンスネス、ユンディ・(リ)、フォン・エッカルトシュタインの4人リサイタル・シリーズが、飲み物込みで計120ユーロ位だったと思う。

来季の同シリーズ・プログラムが発表された。

11月19日(金) ラン・ラン、   曲目未定
1月12日(水)  ピエール=ロラン・エマール、 ワーグナー、ベルク、スクリャービン、リストのソナタ
4月8日(金)   マリア=ジョアン・ピレシュ、 曲目未定
5月10日(火)  内田光子、  シューベルトのソナタ D958, D959, D960

これもなかなかのラインナップで、なんとなくコンセルトヘボウでのプログラムに近い感じだ。
ラン・ランはエイントホーフェン初登場だと思う。
しかし、料金はぐんと上がって、シリーズ合計で144ユーロ(手数料・ドリンク代込み)。
まあ、それでも信じられないくらい安いが。
ばら売りチケットは、来シーズンから手数料・ドリンク代が現行の3ユーロから5ユーロに値上げになるらしい。これは、痛い。


コンセルトヘボウ(音楽ホールのほう)の来季プログラムも発表になった。ホールが独自に企画したもののみだが、例のごとく分厚いブロシャーである。
どうせ日帰りできないから、見ても悔しいだけだが、さすがに世界に誇る素晴らしい音響のホールが企画しただけあって、綺羅星の並んだまばゆい内容に目がくらくらする。

例えば、
10月13日(水) ヌリア・リアル+フィリップ・ジャルスキー+ラッペルジャータによるモンテヴェルディとその同時代人プログラム。

11月12日(金) マグダレーナ・コジェナーのディンディア、カプルベルガー、モンテヴェルディほかのリサイタル。

12月14日(火) ダントーネ指揮アカデミア・ビザンティーナ+ティム・ミード他によるヘンデル「メサイア」

12月16日(木) チェチリア・バルトリのヘンデル・アリア・リサイタル

5月30日(月) ベニス・バロック・オーケストラ+カルミニョーラ+ロミーナ・バッソによるヴィヴァルディ。

5月31日(火) トマス・ハンプソンによるマーラー歌曲リサイタル。

そのほか、ミア・ペルション、マーク・パドモア、ルカ・ピサローニ、ベジュン・メータ、クリスティアンネ・ストテインらのリサイタルもある。


しかし、コンセルトヘボウには日曜の朝コンサート・シリーズというのもあって、これも別ブロシャーが出た。
興味を惹くものだけ揚げると、

9月12日(日) ヘレベッヘ指揮放送室内フィル+放送合唱団+アン・ホレンベルグによるブラームス「ヘンデルの主題による変奏曲」ほか

10月17日(日) ベルリン古楽アカデミー+ミドリ・ザイラーによるバッハ「ブランデンブルク」2,3,4,6番

10月31日(日) ブライアン・アサワのシューベルト、フォーレ、バーバーの歌曲リサイタル

2月27日(日) フィルハーモニッシュ・ヴィルティオーゼン・ベルリン(ソリスト未定)のペルゴレーシ「シンフォニア」「サルヴェ・レジナ」とヴィヴァルディ「カンタータ」「コンチェルト」

4月17日(日) ムジカ・アムフィオン+ヨハネット・ゾマー+バート・シュニーマンによるヘンデル「オーボエ協奏曲」と「ベルニーチェ」「テゼオ」「リナルド」「アリオダンテ」からのアリア

毎日曜の朝になにかしらあるのだが、その中から5つ選んで組み合わせチケットを予約すると、5つ目はタダよ、ということである。19ユーロ x 4 =76ユーロ(ドリンク付き)というのは、かなりお得である。しかし、コンサートの始まるのが11時だし、多分普通のコンサートより短い内容だから、マーストリヒトからわざわざ出向くのもちょっと、、、という気がする。
[PR]
by didoregina | 2010-03-01 13:58 | コンサート | Comments(11)
Commented by アルチーナ at 2010-03-02 09:01 x
もしかして、バルトリのコンサートってフランコ様が出るのかしら!!??
ヘンデルと彼のライバル(?) O.Aジュリオ・チェーザレってなってますよね??O.Aってなんだかよく分からないのですが、バルトリの次のヨーロッパツアーでフランコ様がスペシャルゲストでヘンデルのアリアを歌うってなっていたのでチェーザレ役をやるのかしら??
そうだったらいいな~・・・というかあぁ・・・どうしよう・・行きたい!!

他のコンサートも無茶苦茶気になりますけど・・とりあえずそれが気になって仕方がない・・
Commented by sarahoctavian at 2010-03-02 15:45 x
ほんと、すごいラインアップ!バロック音楽界の星がズラリと揃ってきらきらと眩いです。オランダに住んでたら慢性金欠症になってしまいそう・・・。サラ様は来てくれなくても、バルトリ姐は今年もミュンヘンで歌うでしょう。フランコ様を従えて(爆)やって来るなら、ガシュタイクでも行こうかなって気になるわ~。PJ君ヌリア嬢&ラペルジァータのモンテヴェルディもいいなぁ。
Commented by レイネ at 2010-03-02 17:54 x
アルチーナさま、バルトリ姐は、9月に「セメレ」でマレーナ様と共演するので、そちらに行きたいと思ってます。
コンセルトヘボウには、毎年来る姐御ですが、そうか、次回はフランコ様がスペシャル・ゲストかもね。(詳細はまだ不明ですが)
プログラムは、ヘンデル中心に、「ジュリオ・チェーザレ」等、となっていますから。クレオパトラだけじゃあサマにならないですもんね。

でも、彼女のコンサート・チケットは、メチャ高!
Commented by レイネ at 2010-03-02 18:00 x
sarahoctavianさま、バルトリ姐+フランコ様ってのも、見もののコンサートですわね。ヨーロッパ各地を回るでしょうね、彼女は。

PJ様、ブリュッセルにも来そうな気がする。すっかりブリュッセルのボザールのこと忘れてましたが、たしか、以前bonnjourさまから、ショル兄との共演のお噂を伺いましたわ。
ボザールは、典型的アールデコ建築で歴史的価値はあるんですが、音響がひどいので好きじゃないんですが、中央駅から近いし、日帰りも可能だわ。
Commented by bonnjour at 2010-03-02 20:47
レイネさま、ご無沙汰してます。1月、2月と何やかや忙しくて、ブログ界からすっかり遠ざかっておりました。

来季の豪華なプログラム、ため息がでます。でも、こう選択肢が多いと、全部行くには時間と予算が足りないということになり、それはそれで困ってしまうかも?(贅沢な悩み)。

さて、5月16日~28日にマドリッド・テアトル・レアルで上演される「ポッペアの戴冠」(クリスティ指揮、PJ君、ダニエル嬢ほか出演)のチケットが本日3/2よりネットで売り出されました。レイネさん、この時期はスケジュールが微妙、とおっしゃっていたのを記憶していますが、ご都合のほどは? 私は5/17週の週末をはさんだ数日が好都合なので、取り急ぎ5/21と24のチケットを確保しました(気に入ったエリアの残席数があまりなかったので、あせってポチってしまいました。21日はちょっと奮発しましたが24日は天井桟敷です。まさかのPJ君キャンセルに備え2日分を確保)。

(続きます)
Commented by bonnjour at 2010-03-02 20:47
(続き)

もしチケットを購入なさるなら、下記のチケットセンターのサイトからオーダーできます:
http://www.generaltickets.com/teatro-real/?referer=teatro-real.com
自分が選んだ座席からの舞台の見え具合をバーチャル画像で見せてくれるなど、なかなか芸の細かいサイトで感心しました。(選んだ座席の上で右クリックするとバーチャル画像がポップアップします)。クレジットカード決済で確認メールも来ましたので、とりあえずシステムは正常に動いているようです。
Commented by レイネ at 2010-03-02 21:03 x
bonnjourさま、チケットのオーダー方法のご教示、ありがとうございます。
当初、マドリッドにも「ポッペア」にも、非常に心動かされたのですが、どうも今年その時期は、都合がよくないんです。というのも、長男の高校卒業試験が5月中旬からで、そのあと、大学入学申し込み、部屋探しなどで6月中旬まで多忙になりそうなんです。
ですから、今回は見送りということにいたします。bonnjourさまにもPJ様にも、なかなかお目にかかれないのが心残り。

6月26日に、わたしのサラ・パーティ兼銀婚パーティを催します。お城でのピアノ・コンサートを兼ねたものです。夕方からですが、よろしかったら、ご出席ください。
Commented by アルチーナ at 2010-03-03 09:35 x
ああ・・昨日は浮き足立っていました・・スミマセン。
日本だとこれだけのラインナップを消化するのに何年かかるのだろうか・・・?と言う感じです。滅多に聴けないから、演目がどうなどと贅沢言ってられないんですよね。どうしても聴きたい奏者の場合は何を演奏しようがとにかく行っておかなきゃ!という感じです。

バルトリは日本だと3万円はくだらない・・と言う感じですよ!本当に高い!でも一度は生で聴いてみたいとは思うのですけど、高い事もあって、彼女は演目次第、というところですね。

そうそう!私もショル=ジャルコンサート、見かけました。
「ショル=ジャル」ってなんだかグループ名みたいでなんだかいいかも❤なんて思いました。

日曜朝のコンサート、価格も安いですし、近所だったらいいかも!
Commented by bonnjour at 2010-03-03 20:00
レイネさま、マドリッドにご一緒できないのは残念ですが、息子さんの大事な節目の季節、レイネさんの万全のサポートは心強いですね。

6月26日の記念パーティの件、お誘いありがとうございます(ほんとに若くしてご結婚なさったのね。うらやましい!)。お祝いに加えてお城でのピアノ・コンサートなんて、ますます心ひかれるのですが、あいにく8月末まではデンマークの僻地に住んでいる予定ゆえ、伺えそうにありません。ご近所のボンにいたら、すっ飛んでいくところなんですが。

話題になっているショル&ジャル・コンサートのブリュッセルの部は12月6日または7日にモネ劇場で行われるとの噂をききましたが、来シーズンのカレンダーがまだ発表されていないので詳細が分かりません。それにしてもカウンターテナー二人で何を歌わせるんでしょう?
Commented by レイネ at 2010-03-03 21:32 x
アルチーナさま、わたし達って実に平和だと思いません。こういう話題でキャーキャー盛り上がれるんだから。キャーキャー言ってる分にはタダだし、それである程度発散できるんだから、考えようによっては安いもんです。
リサイタルのチケット代に出せるのは、わたしの場合、50ユーロくらいまでですわ。なんだかんだといっても、国や地方自治体からの文化振興助成金やスポンサーからの補助が、オランダの場合、大分出てるおかげ。

ショル&ジャルは、やっぱり、どうしても注目度大ですね。
Commented by レイネ at 2010-03-03 21:39 x
bonnjourさま、マドリッドの「ポッペア」に行けないのは、本当に心苦しく、心残りです。わたしの分も楽しんできてくださいね。
しこうして、PJ様&ピオー&トピ君のパリのコンサートのレポは、まだですか?

わたしのパーティは、今、皆様にご都合伺いしている段階です。どれくらいの規模にしたらいいのか、つかめないので。またの機会には、ぜひ。

ショル&ジャルは、予測不可の異色の組み合わせですね。そうですか、コンサートは12月なんですね。ブリュッセルの来季プログラム、注意してみます。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


by didoregina

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

プロフィール

名前:レイネ
別名: didoregina
性別:女性
モットー:Carpe diem

オランダ在住ですが、国境を越えてベルギー、ドイツのオペラやコンサートにも。
ハレのおでかけには着物、を実践しています。
音楽、美術、映画を源泉に、美の感動を言葉にしていきます。


最新のコメント

Vermeerさま、多分..
by レイネ at 01:38
トマスのソロ・コンサート..
by Vemeer at 01:25
Vermeerさま、この..
by レイネ at 20:56
詳細なレポート、楽しく拝..
by Vermeer at 18:02
ロンドンの椿姫さま、それ..
by レイネ at 17:03
大満足のマスタークラスで..
by ロンドンの椿姫 at 23:41
鍵コメさま、ヴェロニカ・..
by didoregina at 18:57
Mevrouwさま、北海..
by レイネ at 18:46
レイネ様も怒涛の更新で、..
by Mevrouw at 23:33
Mevrouwさま、サー..
by レイネ at 22:10
Mevrouwさま、夏の..
by レイネ at 22:05
新作オペラに挑むのは本当..
by Mevrouw at 20:56
クロアチア~ベネチアを自..
by Mevrouw at 20:27
Mevrouwさま、ご高..
by レイネ at 20:19
ようやく一息つける日なの..
by Mevrouw at 19:57
Mevrouwさま、癒し..
by レイネ at 16:49
このところネットからも音..
by Mevrouw at 16:37
斑猫さま、もうすでにパリ..
by レイネ at 16:57
ロンドンの椿姫さま、まさ..
by レイネ at 16:54
こんにちは CT研究会..
by 斑猫 at 00:16

以前の記事

2017年 10月
2017年 08月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

タグ

最新のトラックバック

究極の愛を描いたワーグナ..
from dezire_photo &..
バッハが人類に残したメッ..
from dezire_photo &..
バッハが『ロ短調ミサ曲』..
from dezire_photo &..
ルター派のプロテスタント..
from dezire_photo &..
ダンテの『神曲』 ”地獄..
from dezire_photo &..
ポン=タヴァン派、総合主..
from dezire_photo &..
倉冨亮太さんの繊細な美し..
from dezire_photo &..
ダイナミックで刺激的な多..
from dezire_photo &..
贅沢と快楽に生きる娼婦な..
from dezire_photo &..
バッハとヘンデルの音楽性..
from dezire_photo &..

カテゴリ

全体
バロック
映画
オペラ実演
オペラ映像
オペラ コンサート形式
着物
セイリング
コンサート
美術
帽子
マレーナ・エルンマン
イエスティン・デイヴィス
クイーン
CD
20世紀の音楽
旅行
料理
彫金
ビール醸造所
ベルギー・ビール
ハイ・ティー
サイクリング
ダンス
ハイキング
バッグ
教会建築
カウンターテナー
演劇
未分類

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
映画

画像一覧