親日国トルコの滋味食物

トルコには18年前にも、グレットというトルコ独特の木造小型船でのクルーズと遺跡めぐりの旅行をしたことがある。今回の訪土は2度目であるが、日本人にはとっても居心地のいい国である。
トルコ人のホスピタリティが、日本的で暖かく、サーヴィスにしろ押し付けがましいところがないからだ。

親日国としても名を馳せている。友好国として、日本とはヴィザ免除の協定を結んでいるので、オランダのパスポートだったら必要なヴィザ代金10ユーロx3が浮いた。(5月からは15ユーロになった!)
昔からの天敵ギリシャのパスポート所有者に対しては、もっと高額のヴィザ代金がかかるらしい。トルコ外務省および在日トルコ大使館のHPでの国別ヴィザリストを見ると、対応区分けがはっきりして、びっくりしてしまう。

いったいなぜ、日本人にだけこんな特権が、という疑問が沸いた。

それには、ある歴史的事件がきっかけとなっているらしい。詳しくは、以下のリンク先を参照いただきたい。
エルトールル号遭難事件
恩義を忘れない、というところが日本的である。

グチェックで、トイレや食事の利用をさせてもらっていたレストランのウェイターが、いつも笑みを絶やさずフレンドリーで、前を通りかかるといつも声をかけて、外に出てきては握手を求める。到着の晩に頼んだ魚の食べっぷりがよかったのが好印象を与えたようで、それからは、私のために特製カクテルを作ってくれたり、1週間後に戻って来たら、コーヒーとケーキをご馳走してくれた。決してお調子もの、というタイプではない。

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           花火付きのカクテルを作ってくれたスパイクこと、セダット

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          レストランの名物料理、オットマン。ラムかチキンのトマト煮込み


朝と昼は自分達で作ったものを食べた。夕刻前には、毎日異なる入江に到着する。入江には何もないがレストランだけはあるので、その桟橋に係留させてもらう。その恩義を忘れず、毎回夕食にはレストランを利用した。
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          入江の奥はオアシスみたいな緑陰のレストラン

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              船団全員で夕食

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              前菜は、サラダとメッツェ盛り合わせ

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          メインは、魚かチキンなどから選ぶ。タイのキャセロール。

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         デザートは果物が普通。今回はターキッシュ・ディライト。

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         トルコ独特の木造船グレットがレストランの場合も。

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入江には、お店も何もないので、毎朝、レストランで自家製パンを分けてもらうが、今回は全員、グレットを改造したレストランでパンケーキの朝食をとった。
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by didoregina | 2009-05-20 14:04 | セイリング | Comments(6)
Commented by sarahoctavian at 2009-05-21 02:51 x
トルコは私はまだ訪れたことがないのですが、何となく親日かなって印象だったんです。やっぱりそうなのね。当地のレストランや食料品店でもいやな目にあったことないのも、お互い異邦人同士親近感を持ってくれてるのかしらって思ってたの。
古代からの歴史舞台だし食べ物は美味しいし、その上日本人はビザ免除だなんて~ますます行きたくなりました。
ところで、私もターキッシュ・デライトってナルニア物語で病みつきになるほど美味しいと読んで、どんなお菓子だろうって思ったものです。本場のはこの辺のお店で買うのとは格段の差ですか?私はイマイチなんですが、息子はやはり大好きみたい。
Commented by レイネ at 2009-05-21 05:25 x
sarahoctavianさま、ブログ上でボランティアのトルコ観光促進してるみたいなものですが、日本人には特にお勧めの国です。海の美しいのと地形・風景が変化に富むってのも決め手。それと、大英博物館以来、リキアの遺跡にはまってるので。
いつもスーパーで買うフェタはギリシャのだから、しょっぱいけど、トルコではとってもフレッシュでマイルドな味。サラダに大量にのっけても大丈夫でした。

ターキッシュ・ディライトには、「ナルニア国物語」以来子供達があこがれてたんです。味はいろいろありすぎで、当たり外れもあるけど、胡桃や松の実やゴマなどナッツ系のが好き。トルコ食材店のなら本場から直輸入でしょうけど、本場でも感激するほど美味しいのはまれかも。
Commented by Mev at 2009-05-22 04:46 x
トルコ人が日本人を好きになるきっかけとなった事件というのを聞いたことがあります。日本人だけでなく、湾岸で生きる人々なら誰しも遭難した船を助けるのは国際的に共通の義務と認識されていたらしいですが、それにつけても、それを忠実に守った、かの地の日本人というのをトルコ人は高く評価しているようです。 トルコで日本語をしゃべる人たちの割合が異常に高いというのも驚きます。かくも異なる言語であるというのに!イスタンブールの大学に日本語学科があるらしいです。 

ターキッシュデライト、美味ですよねえ。チョコレートコーティングしてあるものも今回買ってきて、ちびちびと食べましたが、これは最高でした。シンプルなダブルピスタチオ(コーンスターチと粉砂糖まぶし)もいいですね。ナルニアに出てくるとは知りませんでした。やわらかめのグミキャンディに香ばしいピスタチオがたっぷりで、ほんのり甘い。こういう組み合わせは西洋にも日本の味にもないかもしれません。 
Commented by レイネ at 2009-05-23 04:57 x
Mevさま、日本語を話すトルコ人には、今回一人も出会いませんでした。というより、日本人がめったに来ない場所ばかりだったので。空港でも、「日本人にはヴィザが不要」と認識しているのはヴィザ係官だけだったので、帰りの飛行機チェックインカウンターではもめました。今回行った町らしい町はフェティエだけだったんですが、バザールでも日本語では話しかけられませんでしたし、目抜き通りの立派な貴金属店でも「ええっ日本人?初めて見る!」と驚かれたので、「トルコと日本は友好国だから、日本からも沢山観光客が来るでしょう?」と問うと、「それは、イスタンブールやカパドキアやアナトリアの遺跡だけ。日本人はトルコの海には来ない。なんでだろう。」とのことでした。

ピスタチオ入りのターキッシュディライトもおいしそうだわ。ターキッシュディライトはオランダ語でトゥルクス・フロイトTurks fruitといいますが、わたしが1番好きなオランダ映画(ルトガー・ハウアー主演)のタイトルにもなってます。究極のラブ・ストーリー(とっても70年代オランダ的な)だと思います。
Commented by bonnjour at 2009-05-23 20:54
日本国籍者にはビザ免除という気安さもあり、トルコにはぜひ行ってみたいです(ちなみにフランスやドイツ国籍もビザ免除だそうよ。同じEU圏でもオランダやベルギー、英国はビザが必要とのこと。何故なんだ!)。遺跡と美しい自然、美味しいトルコ料理、親切でイケメン(笑)のトルコ男性、旅行先としては言うことなしですね!

トルコといえば中東史の研究者になった高校時代の同級生から最近、メーリングリストで近況報告があり、今年度は在外研究で1年間、イスタンブールに滞在しているそうです。髭を生やしたオッサンなんですけど(イスラム圏ではお髭がないとゲイと勘違いされて、その方面の男性からアタックが大変なんですって?)、親日国に滞在して、さぞかし仕事もはかどることでしょう。
Commented by レイネ at 2009-05-24 03:38 x
bonnjourさま、イケメンのトルコ人男性にはあまり遭遇しませんでした。アレキサンダー大王風の若い男性は結構いて、「おおっ」と思ったものですが、個人的にはコリン・ファレルは好みではありませんので。ドイツとフランスもヴィザ免除とは、知りませんでした。

イスタンブールには行ったことがないんですが、塩野ファンとしてはぜひとも行くべき西欧とオリエントの入り混じったコスモポリタンの大都会のようですね。オランダに住んでるトルコ人はだいたい田舎出身の人が多いけど、昔、イスタンブール出身でターキッシュ・エアのスッチーだった人と知り合いました。英語が上手で、外見も金髪で服装や身のこなし、会話内容、趣味も全く西洋人という感じでした。
トルコは、意外やホモが多い国らしいですよ。フロッティラのリーダーの話によると、夜、港のブールヴァードを歩いてる男性二人連れは、その方面の方たちらしいのですが、その数が、ロッテルダムもかくやというほど、とっても多いとのことです。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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