ORWの来シーズン・プログラム

ベルギーのリエージュにある王立ワロン歌劇場の、2009/2010年プログラムが発表された。
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古びたオペラハウスにふさわしいオーソドックスな演目が特徴だが、家から一番近い歌劇場なので定期的に観にいっている。客の半分以上がオランダ人のお年寄りで、いつも団体バス2,3台を仕立ててやってくる。大口のお客さまだから、ここの歌劇場の演目には老人達の好みが著しく反映している。すなわち、イタリア・オペラの有名なものが主流で、演出もオーソドックス、実験的なものはまずない。首都のオペラ座とは存在意義が異なるのだから、冒険ができないのはいたしかたない。刺激が欲しい場合は、ブリュッセルかアムステルダムに行くしかない。

一応、毎回一人くらいは有名どころが出る。
しかし建物の老朽化が激しいので今年の6月から改修工事に入り、来シーズンは毎回違うホールを使って公演を行う。


「サムソンとデリラ」   待ってました!ホセ・クーラのタイトルロール。

「ウェスト・サイド・ストーリー」

「ドン・パスクヮーレ」   リッカルド・ムーティ指揮、ニコラ・アライモとラウラ・ジョルダーノ

「ファルスタッフ」    ルッジェロ・ライモンディがタイトルロール

「微笑みの国」

「カプレッティとモンテッキ」  パトリツィア・チョーフィがジュリエット。。。

「リゴレット」     チンツィア・フォルテがジルダ

「リータ」と「夜の呼び鈴」 の二本立て。どちらもドニゼッティのすっごくマイナーなオペラだ。

「ボリス・ゴドゥノフ」  ルッジェロ・ライモンディがタイトルロール

「賢い女狐」   なんとフランス語版!

「ダイドーとイニーアス」 ダイドー役は未定だと。。。

「セファルとプロクリス」 リエージュ出身アンドレ=モデスト・グレトリ作の超マイナー・バロック・オペラ。


来シーズンはひとつ、地元のオペラ・クラブに入会してお年寄りといっしょにバスで行こうか、と思っている。
明日は、「フラ・ディアボロ」の初日。スミ・ジョーが出るので楽しみだ。

 
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by didoregina | 2009-04-23 23:47 | オペラ実演 | Comments(8)
Commented by Peace at 2009-04-25 01:15 x
ご存知ですか? 今晩MESSOで8時30分よりJAROUSSKY / L'ARPEGGIATA コンサートの放送があるそうです。私はこれを受信できませんが、まずはご連絡まで。
Commented by レイネ at 2009-04-25 07:13 x
Peaceさま、情報ありがとうございます。ただいま、リエージュ(ORWの「フラ・ディアボロ」初日)から帰ってまいりましたので、8時30分の放送は無理でした。でもMESSOって放送局知りません。。。ラジオ?TV?
Commented by keyaki at 2009-04-26 10:11 x
はじめまして。
「ワロン王立オペラ劇場」で検索してやってまいりましたが、他のオペラ関係のブログでお名前をお見かけしたことがあります......ロンドンの椿姫さんとか....
それにしても、この劇場の常連の方が、いらっしゃったとは、嬉しいです。関連記事を書きましたので、リンクさせていただきました。事後になりますが、よろしくお願いします。
ライモンディが、今更、ボリスを歌うとは、ちょっと吃驚ですが、新演出ということで、引退前にもう一度...ということなんでしょう.....ね。
Commented by bonnjour at 2009-04-27 20:04
来シーズンのプログラムの情報をありがとうございます。ここがオランダ人のお年寄りでもっている(?)劇場とは知りませんでした。ワロン文化圏の中心地として、フランス語系の老若男女の社交の場なのかと思っていました。(やっぱりオペラってお年寄りの娯楽なのかしら?)

ライモンディ様(はあと)が2演目にご出演なんですね。行きたいなあ。keyakiさんがブログに書かれていた2007年のトスカの公演@ORWがあった時はボンに住んでいたので、リエージュまで遠征したかったのですが、都合がつかず涙をのみました。

横ですが、Peaceさんがおっしゃっているのはクラシックとジャズ専門の衛星放送/ケーブルTVチャンネル「Mezzo」のことだと思います。なかなか良い番組を放送しているようですよ。
http://www.mezzo.tv/?language=en
Commented by peace at 2009-04-28 06:44 x
さすがBonnjour様。本当に知識が豊富ですね。
Youtube、Philippe Jaroussky, voix haute で探索ください。これは大部分が同様だと思います。ところで、25日のPJコンサート(L’arpeggiata Alte Music)を聴きにポツダムに行ってきました。
素晴らしいの一言。ジャケットを脱ぎ捨て、ダンス。以前よりずっと上手になっていました。サイン会はものすごく長い列。いつまでも、どこまでも笑顔のPJでした。 本当にステキな方ですね。
     
Commented by レイネ at 2009-05-10 05:57 x
keyakiさま、いらっしゃいませ。貴殿ブログは以前から拝見しておりました。ライモンディのことは知りませんでしたので、検索するとそちらに辿り着いたり、ブログのつながりは奇縁ですね。
リエージュの来シーズンは、それなりにがんばっているプログラムなので、ライモンディの出る2作も含めて観にいくつもりです。
おっかけでリエージュにいらっしゃるということはありませんか?値段設定がとても低い歌劇場なので、ロンドンまたはパリと組み合わせると地理的にも近いから、なかなか面白いと思いますよ。
Commented by レイネ at 2009-05-10 06:12 x
bonnjourさま、リエージュはワロン圏の斜陽を見事に現しているところなんです。ベルギーのワロニーはイギリスに次いで産業革命が大陸で最初に起こったところ、しかしその後、産業・経済の発展はフラマン圏に押されて、いまではベルギーのお荷物的な地域と化しているようです。ダルデンヌ兄弟に代表される最近のベルギー映画をご覧になるとリエージュの閉塞状況がよくわかります。
ただし、ここの歌劇場ではフランス語圏なのにオランダ語の字幕も出るのがありがたいです。

ライモンディは2作も出るのに、ファン・ダムは来シーズンなしよ!ファン・ダムはつい最近ヴェルディのレクイエムに出てましたが。。。
Commented by レイネ at 2009-05-10 06:18 x
peaceさま、ポツダムですか、今回は!アムスからだとかなり遠いのに。。。。アムスとは全然異なるプログラムだったのでしょうね。
歌って指揮して踊れる3拍子揃ったカウンターテナーは、空前絶後かも。彼のオペラが楽しみです。


コンサート、オペラ、映画、着物、ヴァカンスなど非日常の悦しみをつづります。


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